はじめに パフォーマンスに集中するので♪
いくつか従来の卒業公演に比べて異例な点があるのではないかとは事前に予測されていましたけれど、まさかライブの構成そのものまでが、こんなに異例な上に加賀楓らしいものになるとは思っていませんでした。
そりゃ、セレモニー的なお手紙朗読もブログで代替して、現場ではパフォーマンスに集中すると言っていたのは把握しておりましたが、しかし、オープニングから最初のMCまで、ぶっ続けで7曲(メドレー編成の曲を個別にカウントすれば12曲)実演し切って、それまでご挨拶的なトークすらなかったのは、正直、驚きでした。
スタッフの皆様へ。 加賀楓
昨日のブログでもお話しさせていただきましたが
モーニング娘。’22 13期オフィシャルブログ スタッフの皆様へ。 加賀楓
今日から3日間のブログでは
卒業に向けてのメッセージを書かせていただきます。
メンバーの皆様へ。 加賀楓
およそ6年間、本当にお世話になりました。
モーニング娘。’22 13期オフィシャルブログ メンバーの皆様へ。 加賀楓
ファンの皆様へ。 加賀楓
改めましてハロー!プロジェクトでの約10年間
モーニング娘。’22 13期オフィシャルブログ ファンの皆様へ。 加賀楓
応援ありがとうございました。
いや、ご挨拶のMCどころか、13期が仲の良さを見せつけたメドレー後のトークを除いて、アンコール明けに本日の感想を述べるパートだけで、MCがなかったと言っても良いくらい。
コロナ禍以降、メンバーの卒業がある大きな会場での公演でも、卒業するメンバーへのメッセージもその日のライブの感想と一緒にまとめられることが多くて、基本的にセレモニーが簡略化される傾向にあったことは感じていましたけど、ここまで気持ち良く、事前に加賀ちゃんが言っていた通りに、スカッと “パフォーマンスに集中” って感じでライブを披露されると清々しい感じですね。
そして、メンバーからの加賀ちゃんへのメッセージはありましたが、実際に事前にブログで言いたいことは全部言っちゃっていたせいか、当の卒業する加賀ちゃんがこの武道館のステージで何事かを語ることはなく、これまた非常に清々しく、どこか控えめで、ゴリゴリと前に出ることこそ少ないけれど、その存在感は明瞭だった、加賀楓らしいとすら。
モーニング娘。’22 25th ANNIVERSARY CONCERT TOUR 〜SINGIN’ TO THE BEAT〜加賀楓卒業スペシャル
はい、そんなわけで、2022年12月10日の土曜日、九段下は日本武道館にて “開場17:00/開演18:00” となる加賀楓さんの卒業コンサートが開催されました。
当日の12月10日は、加賀ちゃんの武道館だけでなく、M-line の OG 側などでもイベントが複数あったりして、苦渋の決断を強いられたファンも多かったのではないかと。もちろん、ライブビューイングや生配信など、公式に準備された(直接、武道館へ出向けない人のための)代替手段も複数あったけれど、他の場所でも各地で複数のハロプロ関連のイベントやライブがあったというのに、この12月10日の武道館は、かなりの人数を動員することになったようです。
それもそのはず。
加賀楓さんに心酔するコアなファンの方からのお叱り覚悟で、以下、「それもそのはず」な理由を2点ほど。
それもそのはず 理由1
加賀楓さんがモーニング娘。のメンバーに選抜されたのは、2016年の年末のこと。その様子には、それまでずっと加賀楓さんを応援していたコアな加賀ちゃんファンを超えて、多くのハロプロファンが涙を流すことになりました。
それは、それまで加賀楓さんの研修生としての日々を、多くのファンが見ていたから。
加賀ちゃんは、当時、ほとんど最年長っていうくらいの研修生歴を誇り、今尚、研修生出身の既存メンバーからも「加賀さんにいろいろ教えてもらった」的な証言が相次ぐほど。そんな、いわば研修生最上級生として、しかし、当然選抜されて然るべきステージのメンバーから漏れる場面も多く、場合によっては指導にあたる先生から叱責めいた駄目出しを喰らっているところも含め、そんな様子が公式の配信チャンネルを介して、多くのハロプロファンに届けられていたのでした。
2016年の後半は、当時にあって、まさにアイドル界を牽引する勢いがあった先輩グループ(℃-ute)のライブツアーに帯同していた加賀ちゃんでしたが、その先輩のライブツアーが “好評につき追加公演” となった際に、先輩グループのリーダー矢島舞美さんの発言から “研修生の帯同メンバーに変化がある” 旨が予告されることになります。それは、結果から言えば、上に引用した記事にあるように、加賀ちゃんが正式にモーニング娘。メンバーに抜擢されたから帯同メンバーから外れるということだった次第ですが、そのことが明らかになる前は、この先輩グループ帯同メンバーの変化を受けて、多くのファンが “ついに来るべきものが来たか” と覚悟します。それほど、研修生時代の加賀楓さんは(公式チャンネルでファンが見る限り)必ずしも順風に恵まれていたわけではなかったのでした。
だからこそ、そんな歩みを多くのファンが共有していたからこそ、モーニング娘。の13期メンバーとして選ばれた加賀ちゃんが、リーダー譜久村聖さんに呼び込まれてステージに躍り出ながら、我慢していた涙を、ついに流してしまう姿に、繰り返し、コアな加賀楓ファンを超えて多くのハロプロファンが共感し、やっぱり涙を流したのでした。
「それもそのはず」その1ってことで。
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引き続き、武道館ライブ本編レポ前の贅言を続けますが、けっこうなスペースを消費してしまったので、一回ページを切り替えて。
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