20年目のハロコン、過去と現在の交差点に未来を見る

2018年が明けて、ハロー!プロジェクトの冬のコンサートも順調に日程を消化しています。
1月2日の火曜日にスタートしてから、3日の水曜日、6日の土曜日、7日の日曜日と中野サンプラザにて、今季は『FULL SCORE』と『PERFECT SCORE』の2パターンでステージを重ねています。

2月の後半まで公演スケジュールが準備されている冬のハロコンですから、極力ネタバレは回避した上で、1月7日の公演まで複数回のステージを実見した印象を。

*****

年に2回の風物詩であるハロコンですが、今年はなんとなく、すべてが穏やかに進行している印象。
毎度、遅々として進まぬ物販列も比較的スムーズで「今から並ばれても公演開始に間に合わない可能性がございます」的なアナウンスも…あったかな?くらいな感じで、なんだか穏やかです(投稿者が聴き逃しただけかも)。
最後尾も非常にわかりにくいので、どうせライブのスタートまでは待たなきゃいけないんだからと、特に整列しないで任意のタイミングで会場入りするのがデフォルトだったりした入場列も、どことなく整然としていて。
いつも、グッズ列と入場列をそれぞれに捌かなきゃいけない中野サンプラザロビー中央の大階段も、どこか平穏で、整然としており、警備のスタッフさんたちの殺伐具合も、延々待たされるファン側のイライラ具合も、いつもに比べて、ずっと緩和されています。個人的な印象としては、冬の寒さすら「緩和」されたかのような「穏やかさ」で、ある種の「殺伐さ」に慣れていた身としては肩透かし気味なほど。
そんな風に、いろいろ緩和されていた感じの今期の冬ハローです(いろいろ改善されたのかも)。

刷新されたハロプロのロゴも様々にあしらわれて、中野サンプラザのホールへと向かうファンをお出迎えしておりましたよ。

定番の構成の中に「懐かしさと新しさ」を盛り込んで鮮明に

そんな具合に例年になく穏やかな印象が強い中、ライブ構成的にはファンを安心させる慣れ親しんだ形を踏襲しながら、あちこちで新しい試みが盛り込まれた今季のハロコンです。

DVD Magazine Vol.56 を始めとする物販されたグッズについても、ハロプロのロゴも新しくなりました。そう、細かいところも含めて、ずいぶんと新しい試みが取り込まれています(具体的なところはネタバレに直結しますので曖昧にしかお知らせできないのが残念ですが)。

大枠としてのハロコンの構成そのものは、基本的に従来的なものを踏襲しています。
対バン風に各ユニットが交互に登場するパートがある一方、ハロコンならではのシャッフルユニット懐かしいあの楽曲を披露するパートもしっかり準備されるなど、ライブの構成そのものは従来のハロコンを踏襲しています。もちろん、様々な楽曲遺産が参加者の涙腺を攻撃するのも従来通り。今季の『FULL SCORE』と『PERFECT SCORE』では、それぞれで披露される楽曲こそ大きく異なりますが、各ユニット登場パートとシャッフルパートの組み合わせ自体は、見慣れた「あの光景」のまんま。

と、「あの光景のまんま」とか「慣れ親しんだ」とか「従来的なものを踏襲」と言いながら、そうした印象が強い一方で、実は、シャッフルなどのパート構成がきっちり明確に分かれていたのは今季のハロコンでこそ、かなり鮮明だったんじゃいかとも思います。その『FULL SCORE』と『PERFECT SCORE』の構成のシンクロ率も含め(楽曲は2パターンで全然違いますよ)。

繰り返し、そんなファンが安心していられるような定番のライブの構成であっても、いろいろと細かく “新しい試み” が取り入れられています。

それは例えば、これまで比較的取り上げらることが少なかった過去のあのユニットの楽曲だったりします。お目当てのメンバーが他のユニットにいたから、リアルタイムでは「まあ、知ってはいる」程度でしかなかったはずの「あの楽曲」が、何年か経ってからハロコンで再び奏でられるや、その経緯から「あの頃を思い出して」ではないことが明白なのに、「改めて」その場で名曲であることを再発見していることが明白なのに、当の楽曲によるもの以上の「懐かしさ」に襲われて涙腺ピンチに陥ることは、これはハロコンの不思議その1ってことで。

また、それは例えば、新曲や新しいメンバーの組み合わせだったりします。
個々のユニットだけでなく研修生発表会という形でも、様々にメンバーのお披露目をする機会も豊富な昨今であれば、ハロコンの場で初お披露目となるメンバーってわけでもないのに、何故だか、ものすごく新鮮で、だから普段から感じているはずの魅力も幾倍にも増して感じられて、「知っていた」はずのメンバーなのに、とんでもなく可愛く愛らしい。これまたハロコンの不思議その2ってことで。

そして、それは例えば、懐かしい楽曲と新しいメンバーの組み合わせだったりします。
リアルタイムでその楽曲が一世を風靡していた頃には、産まれてもいないか、せいぜい首も座らない赤ちゃんでしかなかったメンバーたちが、世間の人々の口の端にのぼっていた「あの曲」をパフォーマンスしていること。ネタバレ回避のため具体的な曲名は極力避ける方針ですが、一つだけ。『ザ☆ピース』の、あの特徴的な、右手を後ろ斜めに掲げながら左右に大きく踏むステップを、文字通り、この曲がリリースされた時には産まれてもいなかったようなメンバーたちが中野サンプラザのステージで一斉に繰り広げる様子には、新年早々、涙腺を意志の力に従わせることに失敗したファンも多かったのではないでしょうか。

と、その従来通りの革袋に盛られる新しい酒の様子を思い起こすに、大切なことは、懐かしい楽曲が奏でられることでもなければ、ハロプロがたくさんの楽曲遺産を抱えていることでもなく、そうした楽曲遺産が「新しいメンバー」たちによって、往時を凌ぐほどのものとして、改めて息を吹き込まれ「新しく蘇る」ということ。そうした楽曲遺産を未来に向けて継いでいく、今現在の(ひょっとしたら往時を知らぬほどの若い)魅力的なメンバーが、常に入れ代わり立ち代わり、ハロプロのステージを造っているということ。

懐かしいあの光景と言いながら今季のハロコンこそ一番に構成のメリハリが鮮明だったことにも似て、今季のハロコンには、いくつかの点で上に述べたこともまた非常に鮮明になっていたと思うので、以下、そのことを。

稲場愛香 ハロコンに復帰 ~ずっとそこに居たかのように~

もう多くの方がご存知でしょうからネタバレにはならないと思うのですが、今季のハロコンには、稲場愛香さんが参加しています。

病気療養に専念するためカントリー・ガールズを卒業し、先ごろ北海道での活動を再開していた「アイドル的才能の塊」である稲場愛香さんが、ハロー!プロジェクトのメンバーとして、あたりまえのように、今季のハロコンに参加しています。

たとえば、ハロプロダンス部。
本来だったら大々的に「稲場愛香復活!」とか、それこそ まことさんのMCで「稲場さんがダンス部に復帰です!」みたいなアナウンスがあって然るべきところじゃないですか。それでなくとも、かつて多士済々を誇ったハロプロのダンス陣にあって、鞘師里保、清水佐紀、矢島舞美、中島早貴といったメンバーに勝るとも劣らぬ存在感を示していた稲場愛香であってみれば。
ところが、そうしたピンスポット的なアナウンスはなく、ごくごく普通に「それでは次はハロプロダンス部のパフォーマンスです」と告げられるだけでステージに登場してくるダンス部だったりします。
と、そのように、ことさら言挙げされることがない一方で、明らかに目立つ稲場さん
そんなに背も高いわけじゃないし、どちらかといえば小さく(バランスよく)まとまった、こじんまりとした身体なのに、「動き」そのものが目に見えるようです(いや、動きは目に見えて当然なんですが、何というか、それこそ「速度」と「加速度」の概念の違いのように、目に見えないはずの「変化の仕方」が目に見えるような)。
ずっとそこに居続けていたかのように登場していたから、なんだか、かえって「あの頃が」鮮明に脳裏に蘇ります

たとえば、謎の新ユニット。
今般のハロコン、モーニング娘。’18 から つばきファクトリーまでの、いわゆるハロプロのユニットの他に、ゲストでもなく、研修生としてでもなく、謎の4人組が参加しています。
一岡伶奈さん、高瀬くるみさん、清野桃々姫さんと、そして稲場さんの4人で、カウコンでも披露された新曲を歌ってくれます。これまた躍動感たっぷりのダンスと共に。
これだって、これが一岡さんの新グループなのかどうか、「ハロプロではない新しい形でのデビュー」とされた高瀬さんと桃々姫さんが、このユニットにこのまま編成されるのかどうか(そして4人とも、しれっと DVD Magazine Vol.56 に出演していたことについても)、一切、なんのアナウンスも、なんのエクスキューズもなく、ほんとに、ふつーに、あたりまえのようにして、ライブ構成に組み込まれて登場します。

この4人組が、いっちゃんファクトリーなのかどうか、高瀬さんと清野さんの登場がハロプロのステージに定着するのかどうか、いろいろ不明なまま、多くのファンと共に左右を不安げに見回しながら、それでも、こうした中に稲場さんの嬉しげな姿があれば、なんのエクスキューズもなくとも、なんだか「ああ、良かったな」と安心します
このままの形になるかどうかは別として、どういう形であれ(ファンの中には望んだ形ではないと思われる方もいるかも知れませんね)、少なくとも、いろんな曲折を経ながらも、それでも稲場愛香という一人の若い女性の夢が絶たれてしまったわけではないのだ、と。

*****

なんのアナウンスも、なんのエクスキューズもないのは、稲場さんの示す躍動感溢れるダンスだけでなく、往時を彷彿させるメンバーが現在に立脚して未来を見つめているということ、それそのものが「ハロプロなんだ」と、あまりにも明らかすぎるから、アナウンスやエクスキューズが必要だとすら思わなかったのかも知れませんね…ってのは、さすがに言い過ぎですわね。

いくつかの不安要素…だがしかし

それでも今季、いくつか心配なことはありました。
それは多くのメンバーが体調不良で、このハロコンに出演できなかったこと。

年末のカウントダウンライブの段階で、すでに第二部から、アンジュルム 和田彩花さん、竹内朱莉さん、Juice=Juice 植村あかりさん がインフルエンザに倒れています。この3名は順次復帰が叶いましたが、ハロコンでは初日から モーニング娘。’18 の佐藤優樹さん、カントリー・ガールズから山木梨沙さんが(山木さんは後日復帰)、続く3日水曜日の公演からは アンジュルムから勝田里奈さん、室田瑞希さん、こぶしファクトリーから和田桜子さんが、6日土曜日の公演からはモーニング娘。’18 から野中美希さんが、アンジュルムから佐々木莉佳子さんがインフルエンザに感染し、Juice=Juice 宮本佳林さんが(謎の)体調不良で3日の公演から離脱しています。

それでなくとも、2017年には、すでにハロコンには参加していなかったとはいえ ℃-ute は解散し、「ももち先輩」の愛称で敬愛された嗣永桃子さんは引退し、何名かのメンバーがハロプロを去って行きました。そうした上で迎えた2018年の冬ハロー、これほどの大人数のメンバーが体調不良でステージから一時離脱した状態で、果たして十分なパフォーマンスはできたのでしょうか。

ハロプロなら、ももちがやってることは、全員できる

ご紹介するのは、もう何度目かになりますが、それは2015年の冬ハローのこと。

すでに活動停止が告げられていた Berryz工房から、嗣永桃子さんはカントリー・ガールズのPMとして活動を続けていくことがアナウンスされていましたが、3月3日までは Berryz工房としての活動に集中するということで、2015年の冬ハローではカントリー・ガールズのパフォーマンスには参加しないと、そのように現場のMCでも告知されていたのです。
ところが(当時、抜擢されたばかりの)小関舞ちゃんが体調不良に倒れ、急遽ピンチヒッターとして嗣永さんがカントリー・ガールズのパフォーマンスに参加します。
それでなくとも Berryz工房以外に Buono! としても、いくつかの演目をこなしていた嗣永さんです。その上、急なカントリー・ガールズとしてのステージも、しっかり、きっちりやり切ってみせたことに「さすが、ももち」と驚嘆する当時の私に、知人はこう言って叱ったものでした。
そのとおりだけど、ハロプロなら、ももちがやってることは、全員できる」と。

あるいは人によっては、田中れいなさんが倒れたライブツアーのバックステージでの対応を追ったDマガを思い出す方もいらっしゃるかもしれません。
リハーサルまでは参加していた れいな が急遽ライブ本番に参加できなくなり、歌割も多いことから、慌ただしくリカバーのパートが(当時まだまだ経験の浅かった)9期、10期のメンバーに割り振られて。
あまりの緊張から、あるいはやり遂げたことの安堵から、ステージから引き上げてきた途端に泣き出すメンバーもあったりする中で、それでも後輩の成長を頼もしげに、慈母のような眼差しで見つめていた道重さゆみさんが印象的でしたね。

今回、バックステージでどんなドラマが繰り広げられていたのかはわかりませんが(そのうち、Dマガだったり公式のWeb配信番組なんかで、その一部なりとも公開されると嬉しいですね)、上につらつら述べたようなことが、きっと今回もまた実証されたようです。

ネタバレ回避の意味合いから多くを語れないけれど、たとえば、アンジュルムの鉄板曲にあって、ラストの大サビへと向かうタイミングで室田瑞希さんが喉の限りを尽くして大斉唱していたパートを引き継いで、竹内朱莉さんは声量の限りを尽くして歌い上げます。
あの時、私を叱った知人は正しかった。
確かに、「ハロプロなら、ももちがやってることは、全員できる」。
まさしく、緊張を克服し、震える足を叱咤して、それでも光輝くスポットライトにあこがれて、踏み出す一歩のその先で、個々のメンバーこそが造りあげているのがハローのステージなのだな、と。

*****

例年、誰かしら体調不良で参加できないわけですが、もしかして、その「誰かの不在」による「誰かのリカバー」を通じて、上で述べたようなハロプロの真髄を明確にするために、敢えて毎年誰かがインフルに倒れるように采配してるんじゃないかと、そんな具合に不謹慎な下衆の勘ぐりもしたくなるほど。

晴れをただ待つのは嫌だから、やれることを全部やってる こぶしファクトリー

そして逆境からの再スタートを余儀なくされたからこそ歌う楽曲に魂が宿った こぶしファクトリーは、和田桜子さんがインフルエンザでお休みすることで、なんと4人でのパフォーマンス。

しかし、こればっかりは、ほんとうに現場の情景を説得的に描写することに困難を感じているのですが、必ずしも「こぶし組」ばかりとも限らぬ中野のステージで、浜浦彩乃さんの歌割りにあっては客席がピンク一色となって、野村みな美さんの歌割りにあっては客席がロイヤルブルー一色となって、井上玲音さんの歌割りにあっては会場からの「れいれいコール」が鳴り止まず、広瀬彩海さんが前に飛び出てくれば応じる客席も盛り上がって…厳しい状況にある こぶしファクトリーを、それでも精一杯応援しようという客席からの気持ちが物理的に感じられるほど。
その上で、一時の「ガナる」歌唱を越えた “重い” 歌声で、こぶし定番の、厳しい今日から明日を明るく展望する歌詞を歌い上げられたもんだから、いろんなものが響くことといったら!
もしかしたら「こぶしの歴史」の中で、低音から響く歌唱の迫力は、2018年の冬、今が最高かもしれません。素晴らしかった。

こぶしファクトリーのメンバーの心は折れてません、きっと。
ここで踏み止まったならば、明日のこぶしは、どれほどのステージを見せてくれるか、恐いくらいです。
そして何より、「ハロプロなら、ももちがやってることは、全員できる」ような、そんな研鑽を、ファンはちゃんと見ていて、メンバーが造ろうとするステージを積極的に支援しているのもまた客席であるということが、今期のハロコンの こぶしファクトリー パートほど鮮明なのも珍しいくらい。

以前も書きましたが、未だ膝をついていない「こぶし組」には、ハロヲタとしてエールを。

楽曲遺産が紡ぐ未来への展望

そのように、いろんな局面を通じて、「過去の思い出と未来への明るい展望が折り重なる現在」といったような大枠から眺めてみればこそ、個々のメンバーひとりひとりの姿こそが見えてくるハロコンのステージです。

繰り返し、懐かしい過去の楽曲遺産も涙腺に厳しく、懐かしい楽曲が新しいメンバーによって新たに蘇る様も涙を誘います。とりわけその「懐かしさ」をリアルに感じられるファンにとっては。
しかし、こうした「懐古的」な側面が感動的であればそれだけ、そうした「過去の履歴」を踏まえて、今まさに “明日に向けて” 歩みを続けている若く新しいメンバーの志と高く掲げられた眼差しこそが感動的です。むしろ、懐かしい楽曲をリアルに感じているファンこそ、長くハロプロと併走してきたファンこそ、その拙い最初の一歩から見ていたあのメンバーが、今や立派にお姉さんたちと一緒になって、ハロコンのステージに登場しているということが感動的なのではないでしょうか。
いわば、「過去と未来を結節する現在」という大枠にあって、ともすれば「過去」に重きが置かれがちであるようでいながら、私たちは「未来」の眩しさにこそ、一番に涙しているのではないかと。

ハロコンは2月の後半まで、まだまだ日程を残しているからには、一点だけ。

メンバーの引退によって、もはや一夜限りの復活も期待できなくなった3人組の女性ボーカリストグループがありました。その楽曲をカバーしてくれた つばきファクトリーの新沼希空ちゃんのことを。
希空ちゃんと言えば、その声質の愛らしさで知られています。概して「高め」な響きの声ですが、つばきDマガなどで、今時のJK風に「イえーィ」とかイキってみたりする際には、案外「低め」の声も出せるようで、本人は特に自分が「歌唱メン」であるとは思っていない風ですが、実はかなり操作可能な声の帯域が広いようです。そんな希空ちゃんが、Buono!(← あっ!)のあの曲を歌ってくれる時、それは、鈴木愛理さんの斉唱とも、夏焼雅さんのボーカルとも、嗣永桃子さんのテクニックとも、また違った感動を覚えます(← マジです)。
新沼希空ちゃん、すばらしかった。

今、希空ちゃんのことだけを述べましたが、これが何十人もいると思ってください。
それがハロコンだぞ、と。

*****

私たちは「未来」の眩しさにこそ一番に涙しているのではないかと、そう記しました。

メンバーたちの明日へと向かう歩みこそがハロプロが積み上げてきたものだし、ハロプロが積み上げてきたものを継いでこそ、まだ見ぬ新しいメンバーの明日が拓けている、と。

そしてまた、明日へと続いていくからこそ、過去も過去として輝きを増していきます。
先輩への感謝を語る現役メンバーに対して、初代の中澤裕子さんが、「シゲちゃんたちが頑張ってくれているからこそ、わたしたちは過去の人にならないでいられる」と述べたように。
そしてまた「今があるのは先輩たちのおかげだけど、今のわたしたちこそが過去最強」と豪語した高橋愛さんが、後輩のパフォーマンスに接して「負けないように、めっちゃ練習した」とペロっと告白したように。

ええ、今季のハロコンでは、そんな「モーニング娘。」の記念碑的な「あの楽曲」もセトリに組み込まれていて、これまたファンの涙を誘ってもいるのでしたよ。

(文=kogonil)

エンタメアライブでは、皆様からの投稿を募集しています。
詳しくはこちらを御覧ください『寄稿について

Sorry, the comment form is closed at this time.