つばきファクトリー 福田真琳、男装の麗人からガオガオまで変幻自在なバースデーイベント2025

真琳ザウルス降臨

ここでゲストMCとして、OCHA NORMA からリーダー斉藤円香さんが登場です。

真琳ちゃんとは仲が良くて、あちこち遊びに行ってるんだけど、そういえばブログとかに上げてないな… と語る円香さん、真琳ちゃんと一緒に遊んだ例として、カキ氷だの、麻辣担だの、プラネタリウムだの、たくさんお話してくれます。

と、上のあれこれを、ゲストの斉藤さんが一人で語ってくれています。というのも、真琳ちゃんは、斉藤さんが出て来たタイミングで一旦引っ込んでお着換えタイムだったから。

衣装チェンジってどころじゃなくて、あのティラノザウルスレースでのコミカルなビニールの着ぐるみの中にすっぽり収まって、真琳ザウルスが登場します。

真琳ザウルスって、真琳ちゃんがどんな着ぐるみを身に付けていたか、それはリンク先の画像で確認してみてくださいね(← 真琳ちゃんの画像ではなく「ティラノサウルス レース 着ぐるみ」の画像検索結果ですよ)。

着ぐるみの、のぞき窓の位置が高くて、ザウルスの中で時々背伸びしてる真琳ちゃん、ザウルスとして登場して、よちよちと会場に降臨してサインボール投げを。サインボールの投げ方がけっこう雑です。はっはっは。
「意外と雑な真琳ちゃん」ってのも、お気に入りポイントです。

そのまま企画コーナーとして「ガオガオ真琳クイズ」へ。
出題される真琳ちゃんについてのトリビアなクイズ(〇×式)に答えて、不正解になった者から着席し、正解者だけが次の問題に挑めるという仕様。最終的に残った5名様にプレゼント… というお決まりの企画コーナーでございました。

  • クニャータ?から星がでるでしょうか? 〇(星が出た)
  • 好きなゴジラは、ゴジラVSキングコングのゴジラである × 
    正解はシン・ゴジラの蒲田くん
  • 今日のお昼ご飯にお肉食べた? 〇
  • 小学校3年で図工の時間にギコギコトントンで犬を作った 〇

以上のようなクイズを経て、時間のリミットを告げるチャイムが鳴って、強制ジャンケンタイムへ。最終的な5名に絞るまでに、なかなか見事な斉藤円香MCの仕切りが見られたことは特筆しておきたいと。

楽曲披露の後半戦からアンコールまで

ガオガオから脱皮して元の衣装に戻った真琳ちゃんですが、帽子は装着しておらず、短めのボブ風の髪形となっていて、真琳ちゃんのすっきりとした魅力が際立っています。

ライブパートの後半戦のスタートは、OCHA NORMA から『ミステイク』を。ゲストの斉藤円香さんと一緒に披露します。斉藤さんも「いつもとは違うパートを歌ったりして」楽しかったと述べてますが、なんか2人とも楽しそうです。

そして意外といえば意外な選曲だった小田和正さんの『たしかなこと』、メロン記念日から『香水』、そして松浦亜弥大先輩の『オシャレ!』の3曲、この辺りのセレクトが、歌詞的にも、どこか “今の自分を鳥瞰的に別の視点で眺めてる自分” みたいに解することができるものが多くて、先に鈴木愛理さんとの類似点としてあげた、「決して本意ではないのですよと、微妙に自分がステージ上のノリに乗っているところから距離を取ろうとしていることが伝わっちゃうところ」辺りが表れていたのかなあとも思います。

ライブパートのラストはモーニング娘。から『恋愛ハンター』を。
これもまた、なんか意外な選曲でしたね。再度登場してくれたゲストMC斉藤さんに、「まどびに、ちゅっ!」とか投げキスしながら、これも誰に強要されたわけじゃない投げキスを自発的に披露しておきながら、しかし、”いや、そんなつもりじゃないんですよ” みたいな、じゃあ、どんなつもりなんだ的な、やってしまってから「ちがうんです」みたいな感じで、その場のノリから距離を取ろうとする真琳君でした。

そして、一応ライブパートは終わったからってことで、皆さんには着席してもらって、最後に、ゆっくりと歌ってくれたのは森高千里さんのナンバーから『渡良瀬橋』。ご本人もチラッと話してくれていましたが、やはり “ふるさと” 的なフレーズには敏感になるみたいですね。

アンコールでは、バイオリン演奏でショパンから『アヴェマリア』を。
ええ、バイオリン演奏で『アヴェマリア』だなんて、ぶっちゃっけ、真琳ちゃんが、なんだかんだお嬢様であることも、愛理さんと似てる側面かも知れません。

お見送り会は、もちろん一瞬でしたけど、まじめに顔が小っちゃくて、リアルに存在していると思えないほどの非現実感であったことをお伝えしようと思います。可愛かったし、ほんまに小っちゃかった。

上品だからこそ可能な変化 福田真琳

と、ここまで記述してきた福田真琳さんの2025年バースデーイベント2公演めでしたが、上に “変幻自在” とも記したように、真琳ちゃん、その、どこか茫漠とした(すっきりとした凹凸のない)佇まいに、いろんなファンからの投影を引き受けることができる深すぎる魅力があるんじゃないでしょうか。

わたくしの場合で、時に鈴木愛理さんに、時に鞘師里保さんに似てる側面が見えたように、ある場合には男装の麗人風で、ハロプロの過去の(それこそ宝塚風の)いろんな楽曲にマッチしてみたり、着ぐるみで客席に降臨しては(楽しみながら)ファンサービスしてみたり。

「誰かに似てる」と述べることは、それがハロプロの先輩であろうとも、場合によってはあんまり良い気持ちがしないだろうことは理解しています。だから改めて、真琳ちゃんにも、愛理さんにも、ごめんなさい。

言いたかったこと、伝えたかったことは、真琳ちゃんが愛理さんに似てるってことじゃなくて、わたくしの場合で、そんなふうに思っちゃうほどに、いろんな可能性をしまっておける大きなポテンシャルを、深い懐を、何色にでも染まることが出来る透明なキャンパスのような魅力を、真琳ちゃんが持っていると、そういうことが言いたかったわけです。それこそ、男装の麗人からガオガオ真琳ザウルスまで。

それは、一般論として、むしろ平板な顔こそがメイク次第で様々な変化を見せるように、そんなふうに、どこか控えめで上品で楚々としたスタンスであるからこそ、いろんな形での押し出しが可能になっているということ、そして逆に、そのいろんな押し出しが前に出るからこそ、その背後での上品な楚々とした真琳ちゃんが、かえって目立つと、ええ、そういうことが言いたかったのでした。

やっぱりね、アップフロントのエラい人たちの(オーディションでいろいろ見抜く)慧眼は、凄まじいものがあるな、と。

この先、つばきファクトリー福田真琳が、どんな変化を見せてくれるのか、今から楽しみですよね、ご同輩!

(文=kogonil)

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