ハロプロカウントダウンライブ Goodbye&Hello 2018~2019、小細工なしの直球勝負は積み重ねた日々がモノを言う!

Hello! Project COUNTDOWN PARTY 2018 ~GOOD BYE & HELLO!~ 第2部

OA:上々軍団 —現役ハロメンによるバックダンス 小片と希空—
OA:Lovelys

オープニングアクトは第1部と同様ながら、上々軍団のバックダンサーが(シンデレラタイムを越えているということで)第1部とは変わってお姉さんメンバーたちとなっています。このうち、つばきファクトリーから参加した小片リサさんと新沼希空ちゃんが、バックダンスという以上に激しく “はっちゃけ” ていて、大きな見所となっておりました。

山木梨沙 + BEYOOOOONDS(一岡・島倉・高瀬)

01.誤爆 ~We Can’t Go Back~
02.わかっているのにごめんね(カントリー・ガールズ)
03.BE HAPPY 恋のやじろべえ(タンポポ)

カントリー・ガールズから山木梨沙さんと、BEYOOOOONDS から18歳以上で参加可能な一岡伶奈さん、島倉りかさん、高瀬くるみさんの4人で、ハロコンなどで披露されていた『誤爆』と、カントリー、タンポポの曲が3曲続けて奏でられます。こうして山木さんと、そして新グループながら経験豊富な一岡さん、高瀬さんと一緒に並んで島倉りかさんがパフォーマンスする様子を見ていると、短い期間であっても仕上げてくるハロプロの凄みを感じます。

つばきファクトリー(山岸・小片・希空・谷本・岸本・樹々・瑞歩)

04.デートの日は二度くらいシャワーして出かけたい
05.私がオバさんになっても
06.純情㎝(センチメートル)
07.ハッピークラッカー

やっぱりね、つばきファクトリーに『私がオバさんになっても』をカバーさせようと決めた事務所のエラい人には、心から感謝したい…ってか手を取って衷心からの賛辞を込めて握手したい。そして、明るい曲調ながら、歌詞的にも春の新生活に向けて明るく前向きな前途を見据えるようなものでありながら、ほのかに切な寂しい旅立ちが歌われる『ハッピークラッカー』で締め。

つばきファクトリーが、これらの曲を歌ってくれる度に、わたくしは “ハロプロを知り得て良かった” と心から思うのでした。

こぶしファクトリー(広瀬・野村・浜浦)

08.オラはにんきもの
09.バッチ来い青春!
10.地球からの三重奏(℃-ute)
11.未熟半熟トロトロ

こぶしファクトリーの広瀬さん、野村さん、はまちゃんの3人で、あの℃-ute 矢島舞美、鈴木愛理、岡井千聖による『地球からの三重奏』が、がっつりカバーされます。改編前のWeb配信番組で、当時の研修生たちがこの楽曲のカバーに挑んで、矢島・鈴木・岡井の各パートを入れ替わり立ち替わり担当しながら試行錯誤する場面を覚えておられる方も多いでしょう。だからこそ、第1部のアカペラに続き、ここでも こぶしファクトリーが示してくれた熟練には脱帽した次第。

こぶつば

12.一丁目ロック! —異様な大盛り上がり—

こぶしファクトリーのパートを終えて、つばきファクトリーが再度登場してきたなと思ったら、こぶつば合同で、Berryz工房の『一丁目ロック!』の披露となりました。ここで中野サンプラザが揺れたことは既述のとおり。

この『一丁目ロック!』を終えた段階で、2018年も残すところ “あと5分” となっています。例年、年越しの瞬間についてはハロプロリーダーに一任されるということで、かつては℃-ute 矢島舞美さん指定による「おったまげ〜!」ポーズ で年を越したこともあるハロー!プロジェクト、今般にあっては和田彩花さんの指定によって、全員で半跏思惟像のポーズを模した状態で年を越すことになりました。

13.そうだ!We’re ALIVE(モーニング娘。)全員

そのまま現役メンバー全員で、モーニング娘。のラインナップから『 そうだ!We’re ALIVE』を歌って2019年を迎えます。

矢島舞美&中島早貴

14.Danceでバコーン!(℃-ute)
15.いざ進め!Steady go!(℃-ute)バックに現役ハロメン

ゲストOGのパフォーマンス、その前半は、元℃-ute から “SHIMA・SHIMA” こと、矢島舞美さんと中島早貴さんの登場です。ええ、わかりますよ、久しぶりだったし、それに、かつては5人で歌割りを担当し合って歌っていた曲ですもんね…ってことで、いきなり『Danceでバコーン!』 で、舞美ちゃんが盛大に歌詞を飛ばしなっきぃ が驚いて舞美ちゃんを見つめ、そして当の矢島の舞美ちゃんは、”やっちゃいました” とでも言わんばかりにクシャクシャな笑顔で中島さんと客席に(曲中だからジェスチャーだけで)謝ります。当然、”そんなところも込みで“、ああ℃-ute だなと思った次第です。ミスはミスなんだけど…なんだか嬉しかったんですよ。

須藤茉麻&熊井友理奈

16.付き合ってるのに片思い(Berryz工房)
17.世の中薔薇色(Berryz工房)

ゲストOGの後半は、活動停止中 Berryz工房より、須藤茉麻さんと熊井友理奈さん。パフォーマンスを終えてのMCで熊井ちゃん曰く「ご覧の通り、2曲だけでゼーハー(息が切れ切れ)です」と。その流れで、やっぱり現役は凄いと続け、そのまま自分だけで「ハロプロ最高!」と雄叫んで、司会の上々軍団さんから「自分勝手にコメントを無理矢理終了させないで下さい」「もの凄い勢いでシャッター下ろしたよ、これ以上、聞くなって」と突っ込まれておりました。一方の茉麻は、夏ハローにもゲスト登場した時の衣装で登場し、衣装だけじゃなく、いろいろ仕上げてきたこともあって、相変わらず現役の誰よりもアイドルっぽくて、眼に焼き付けてきたことは秘密です。(ゲストOGも、日替わり写真、販売して欲しいよね!

Juice=Juice(宮崎・金澤・高木・宮本・植村) —図らずもオリジナルJuice—

18.選ばれし私達
19.GIRLS BE AMBITIOUS
20.CHOICE & CHANCE
21.Magic of Love  —We are Juice=Juice!—

すでに述べたとおり、高木紗友希さんが泣いているように見えたり『Magic of Love』の「We are Juice=Juice!」の駆け声がいつにも増して力強かったように聞えたり…そのように知覚(錯覚?)してしまう事情には事欠かぬ昨今の Juice=Juice ではあれど、同時に、この第2部で披露された4つの楽曲から鑑みるに、そんな事情も含めて(飲み込んで)、きっと2019年も Juice=Juice は力強く前進し続けてくれることだろうと確信できる素晴らしいステージでした。それこそ「We are Juice=Juice!」の駆け声の力強さと同様に。

アンジュルム(和田・竹内・勝田・室田・上國料・川村)

22.新・日本のすすめ!
23.好きよ、純情反抗期。
24.ショートカット  —歌割り飛ばすカミコに、カミコを見つめる竹ちゃん—
25.手を握って歩きたい

第1部で、あれだけ迫力満点のカッコ良い楽曲をノリノリでお届けして一瞬も間然とするところがなかったアンジュルム、第2部では、かつての楽曲を中心に、こんどは愛らしくコケティシュなテイストを前面に押し出します。第1部と第2部で、これほどテイストの振れ幅が一番に大きかったのがアンジュルムってことで、いかにもハロプロのパフォーマンスの奥深さが感じられたところでした。

モーニング娘。’19(譜久村・生田・石田・佐藤・小田・加賀・森戸)

26.Hand made CITY
27.泡沫サタデーナイト!
28.恋愛ハンター
29.元気ピカッピカッ!
30.OK YRAH!
31.青空がいつまでも続くような未来であれ!

ここで『泡沫サタデーナイト』、DJは石田亜佑美さんで、第1部から継続してトータルで7時間に及ぼうとするライブに参加した客席を “疲れてんじゃねーよ” と煽ります(床に寝そべって!)。ここに、こんな強めの曲を持ってくるかと驚きもありながら、個人的には『元気ピカッピカッ!』が嬉しかった。

*****

駆け足の慌ただしいレポとなりました。が、そのこと自体、いかにも内容の濃い、盛り沢山のライブだったことを立証していると思ってくだされば幸甚です。繰り返し、とりわけカウントダウンだからと、ゲストを迎えるのだからと、過去にも試みられたような特別な演出や趣向を施すことなく、パフォーマンスそのものを直球で投げかけた今般のライブ、それが、かくも充実した内容になったことに改めて驚き、日々の研鑽を積むメンバーたちを思い起こして、驚いてしまった自らを恥じるような、そんな濃密な年越しになりました。

毎年「ハロプロ最高」を聴きながら年を越しているから、万事息災なんだなと実感しつつ、みなさま、今年もどうか宜しくお願いいたします。

(文=kogonil)

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