信仰の原初体験?
アイドルやタレントのファンって、ファンである当人が、自分が何をやっているのかよくわからないところがありますね。
もちろん「親戚のおじさん目線」を始め、ステージに向ける気持ちの有り様は、ファン毎に違っているだろうし、それこそ、いろんな気持ちが託されているんだろうとは思うんですけど、その “ステージに気持ちを向ける” ってことそのものが、どこか、よくわからないところがあるなって思います。
投稿者の場合で言えば、ステージに立つタレントやアイドルは、自分よりもずっと年下です。たとえば熊井友理奈さんなら、オーディションを受けていた小学生の頃から見ていたりしたわけですけど、だからといって、たとえば “小娘だとして侮る” みたいな態度とは真逆で、ずっとずっと年下なのに、ほんの “ガキんちょ” の頃から知っていたはずなのに、”女神さま” ってより、なんだか “菩薩” というイメージで、熊井ちゃんを拝みたくなる気持ちを抑えきれず、そっと(ベリーズハンマーを持ち直すフリをして)手を合わせてみたりして。アンジュルム和田彩花さんではありませんが、均整が取れた端正な仏教美術のディテールを見ていると、実際、古代のブッダガヤだったりガンダーラだったりには、きっと何代か前の前世の熊井ちゃんがいたんじゃないかと、そう思います。
“宗教の原初形態” とは、オーストラリアはトーテミズムのエスノグラフィから “社会の外在性” を読み取った古典ではありますが、熊井ちゃんの存在とその端正な佇まいに “菩薩” を見るに至って、まさに “信仰の原初体験” に触れている実感がものすごかったりして。
ええ、面白くしようとして誇張したり奇異な表現を無理やり選んでいるわけじゃなくて、ほんとうに、若い頃には顧みなかったような “信仰” というワードが念頭に浮かびます。
熊井友理奈カジュアルディナーショー~ ENJOY! The first stage in 2019☆~
2019年2月17日の日曜日、バレンタインから少し遅れて、原宿のミュージックレストラン La Donna にて、2019年最初の熊井友理奈さんのカジュアルディナーショーが開催されました。この日のディナーショーは、昼公演「受付12:30/食事13:00/ショー14:00」と、夜公演「受付17:00/食事17:30/ショー18:30」の2回まわし。
お昼はお魚メインで、夜はミートパイがメイン(添えられたアスパラが美味しかった)でした。
ワインレッド風のシックなドレスで登場した熊井ちゃんは、アンコールを含め13曲を歌ってくれます。まずは、そのセットリストを。
セットリスト |
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01.コイセヨ! ご挨拶とカクテル紹介など 02.単純すぎなの私… 03.図書室待機 04.ハピネス~幸福歓迎!~ バレンタイン話など最近の近況とか ビターでダークな(?)バレンタイン曲をお送りします♪ 05.ガキ大将 06.恋愛模様 07.バカにしないで ダーク(?)ってか、反抗的な曲でしたっ♪ 近況続きとグッズ紹介などから…さあ、いよいよ後半戦です! 08.なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW? 09.シャイニングパワー 10.すっちゃかめっちゃか~ 11.ダーリン I LOVE YOU ↓↓↓アンコール↓↓↓ 12.安心感 13.そのすべての愛に |
こうして文字でセトリを掲示しても伝わらない感じもありますが、今般、とりわけ熊井ちゃんがエモーショナルだったわけでもないのに、非常に(聴いている側として)胸に刺さるステージでした(過去のディナーショーでは、ご挨拶しながら思わず{おそらく本人も意図しない}涙を流す場面も)。
が、その辺りについては後述ってことで、まずは “くまくま” していたあれこれを。
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