Juice=Juice Concert Tour 2024 TRAINGROOOVE2 Special〔承前〕
妖艶なる Juice=Juice
今般の Juice=Juice の武道館は、いくつかの点で特色がありました。
ひとつには、MC のトークも最小限で、あくまでパフォーマンスに特化したこと。誰かが卒業するといったイベントもなく、だからライブラストのコメントも短めで、衣装チェンジの時間を稼ぐための VTR やトークパートもなく、あくまでもパフォーマンスに特化したこと。
ふたつには、VTR やトークではなく、衣装チェンジの時間を稼ぐために、ロージークロニクルがダンスパフォーマンスを披露したこと。その他にも、Juice メンバーのパフォーマンスのバックダンサーとして、オープニングアクトを踏み越えて、ロージークロニクルが武道館のパフォーマンスに、かなり積極的に参与したこと。あたかも、ロージーとのコラボライブであるかのように。
そして、そのいずれの特色にあっても、Juice=Juice は、あくまで妖艶であったことが一番の特色かと。
それは最年少の川嶋美楓さんだけでなく、これまでは可愛さと晴れ晴れとした溌剌さが眩しかった工藤由愛ちゃんすら、圧倒的に妖艶です。歌い終えて満足そうなタコちゃんは、これまで、その表情が、いかにも晴れ晴れとしていたところが印象的だったんですけど、今般、実に色っぽいです。タコちゃんが、こんな色っぽくなってしまっては、松永里愛さんは、どうすれば良いのか(← すいません、自分でも何を書いているのか…)。
さらには、よしんば Juice=Juice がこの先20年続くとして、それでも “Juice 30年の歴史に燦然と輝く不世出の美人” として、三代目の大型犬植村あかりさんの美しさは揺るがないと確信していたのに、いきなり石山咲良さんの登場によって揺らいでいる報告者です。
Juice=Juice は妖艶だよね!
ライブの流れに沿って TRAINGROOOVE2 Special
ちゃんとオープニングで入江里咲さんの名前があるのが嬉しいですよね。
ロージークロニクルのバックで登場してくる Juice=Juice のメンバーたち(最初、ダンスしてるロージーメンバーを、うっかり Juice メンバーかと間違えたことは既述のとおり)ですけど、初っ端のマントの衣装、カッコいいですよね。
この登場の段階で、ゆるくソバージュ風にしてる井上玲音さん、これまでも顔面国宝だとか顔面世界遺産だとか言われてましたが、とんでもない美しさ。そして登場の段階で、その美しさに眼を惹かれたのが江端妃咲さんです。
江端さん、ライブ終わりのコメントで自ら触れますが、ライブ中に、いくつもヘアスタイルを変えてきます。髪をまとめた江端さんも、卵型の顔形が際立って美しいですけど、報告者は個人的に、ふわっとゆるめのボブ風の髪形が可愛くて。
一曲目は『プラトニック・プラネット』ですが、松永さんも、段原さんも、素晴らしいですよね。あの、交互に内側に蹴り上げて部分的に片足だけ胡坐のようになってるフリ付け、なんて言うんだろう?あれ、ほんとに(ちょっと自粛)
続く『プラトニック・プラネット』を経て、新曲『今夜はHearty Party』が初披露ですが、このあたりで、ダンス(の激しさと、激しさゆえの控えめさとのバランス)から歌唱まで、段原瑠々さん、ほんまに今現在のハロプロの宝だね。
いえ、リトキャメの福田真琳さんや、当記事の前のページで BEYOOOOONDS の SeasoningS についても触れたところですが、ハロプロのオーディションの慧眼は、ほんまに侮りがたいかと。段原さん、ほんまにハロプロの宝です。
ロージークロニクルのダンスパフォーマンスに、”しかし、ロージーもダンスだけでここまで魅せるか!” と驚いたところで、ライブは、3部構成の<Cute>パート、<Active>パート、<Passion>パートへ。
<Cute>パートでは、『POPPIN’ LOVE』、『禁断少女』、『イニミイマニモ』、そして Berryz工房から『ライバル』が披露されます。
Juice=Juice、かくも妖艶なのに、可愛く押し出せば、めっちゃ可愛いことにビビります。
『POPPIN’ LOVE』、江端さんの髪形が可愛いので、困ります。… いや、江端さん、可愛いよね。『禁断少女』について、この曲で「待ってました!」と思ってしまう衝撃。時間は流れていると知らされるところ。
続く『イニミイマニモ』と、Berryz工房の『ライバル』は、工藤タコちゃん、江端ちゃん、川嶋さんの3名でキュートに。『ライバル』では、ロージークロニクル選抜メンバーがバックダンサーとして参加してきます(これも刮目)。もしかしたら江端さんの背が小さいのかも知れませんが、工藤タコちゃんもステージにいたので、ここはやっぱり川嶋さんの背が伸びたのだと主張したいところ。ええ、Berryz工房で、ちょっと泣いたことは秘密で。(全然活動期間がかぶっていない若いメンバーによって見事に再現されていたことも含めて)
<Active>パートでは、『地団駄ダンス』、『ポップミュージック』、『あばれてっか?! ハヴァグッタイ』、そして メロン記念日から『This is 運命』が披露されます。
やっぱり段原さんと井上さんは凄えなあと思いつつ、大型犬植村さんのタピオカパートは石山咲良さんが後継かと思いつつ、そう思って見れば、石山さん、ほんまに美人。続く『あばれてっか?! ハヴァグッタイ』と、メロンの『This is 運命』は、井上さん、有澤一華さん、石山さんの3名でアクティヴに。
井上さんがボイパやったり、有澤さんがヴァイオリンを演奏したりしますが、やっぱり『This is 運命』については、もちろんメロン記念日の楽曲ではありますが、井上さんが担当していたせいもあってか、どこか こぶしファクトリーの面影が色濃いようにも思います。加えて、その歌詞の中での、上から目線での愛情の吐露が、いかにも石山さんにピッタリで驚いた次第。総合して、いろいろお叱りを受けるでしょうが、こぶしファクトリーの遺産は、Juice の井上さんと石山さんに託したいところ。
続く<Passion>パートでは、『ノクルチカ』、『全部賭けてGO!!』、『Va-Va-Voom』、そして ℃-ute から『情熱エクスタシー』が披露されます。
なかなかのアップテンポであることに改めて驚いた『ノクルチカ』で、江端さん髪をまとめて来ます。上でも触れましたけど、変幻自在で驚きますよね。『Va-Va-Voom』と『情熱エクスタシー』は、段原さん、松永姐さん、遠藤彩加里さんの3人でパッショネイトにパフォーマンス。遠藤さん、背も高いし、手足も長いので、目立ちますね。他のメンバーを見ようと意図していても、遠藤さんに眼が吸い寄せられます。このパートでのロージークロニクル選抜バックダンサーの参加は℃-ute のカバーで。
遠藤さんが目立つと言いましたが、『Va-Va-Voom』の段原さん、凄いよね。「♪いきたいとずっと願った場所まで」って、いろいろ鳥肌が立ちます。段原さんについて続ければ、℃-ute のお姉さまたちのライブツアーの帯同組として、いっしょにツアーをまわっていた段原さん、Juice=Juice として、今やロージークロニクルをバックダンサーとして従えて『情熱エクスタシー』を披露する、その内心やいかばかりか。
これら三つのパートを終えて、もう一度 Juice メンバーはいったん引っ込んでロージークロニクルによるダンスパフォーマンスです。なかなかの長尺をダンスだけで魅せるのは、ほんまに素晴らしいことは言うまでもなく。
続く『Future Smile』で再登場してきた江端さん、また髪形が変わってます。有澤さんヴァイオリンを再度披露し、2曲後の『STAGE~アガッてみな~』で、井上さんもボイパを再演します。しかし21曲目の『ナイモノラブ』は、『STAGE~アガッてみな~』からの流れに驚く次第。いや、『ナイモノラブ』も『STAGE』も、個人的には Juice 楽曲にあって特に好きな部類ではないのに、この繋がりの流れには驚きました。凄いね。『GIRLS BE AMBITIOUS』は、いろいろ変化がありますけど、石山さんの「♪黙ってれば美人」に変化がないのは嬉しかったりして。
Juice 鉄板の『Fiesta! Fiesta!』、なんだかお久しぶりなような気もしつつ、ファイヤーボールの特効がこれほど似合う曲もないですよね。いや、最初にこの曲が “Juice の鉄板だよなあ!” と思った時点でのメンバーと、ずいぶん顔ぶれも入れ替わっているのに、しっかり鉄板であり続けているのも、ハロプロらしいところ。
アンコール以降は、誰も卒業しないから、ほんとに笑顔いっぱいって感じで『この世界は捨てたもんじゃない』もあり、そしてさらにここでもう一度、ロージークロニクルをバックダンサーとして迎えて、『Goal~明日はあっちだよ~』を。言うまでもありませんが、これ、良い曲ですよねえええ(感嘆中)。
川嶋美楓 | 集まったり楽しみにしてくれてる人が嬉しい 誰かの活力になれますように |
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遠藤彩加里 | 初めてレベルで曲中の煽りをやらせてもらって♪ 煽ります!「楽しかったですかーー!」 |
石山咲良 | 身に覚えのない痣が 新体制の Juice=Juice でもっと大きなステージを |
江端妃咲 | ヘアアレンジ「両方やればええやん!」 コケんのめっちゃ上手くなりました、このツアーで♪ |
有澤一華 | みなさん疲れてませんか? 深呼吸が激しい つないでくれた先輩たちにも感謝 |
松永里愛 | センターに駆け出し スタッフさんへ声かけ OGメンバーへも声かけ 再演前のTRAINGROOOVEは大阪で見ていた |
工藤由愛 | わたし可愛いの苦手だった 「おおきに」← めっちゃキュートだったとのメンバーからの声に照れて |
井上玲音 | 加入前にどんな活動をしたいか聞かれた時に比べて、最近は欲が出て来たよ みんな、幸せになろうね |
段原瑠々 | 前回はビヨがバックダンサーで、今回はロージーがバックダンスで… そんなビヨが昨日は武道館で 髪形を前回のTRAINGROOOVEと一緒にしたんですよ |
最期に(この段階でようやく)ロージークロニクルのメンバー紹介をして、武道館ライブ全編の終了です。

独特さと、変わらぬ鉄板と、末っ子グループと
2025年のハロプロを展望するのでした。
BEYOOOOONDS の武道館では、グループの独特すぎる特徴を前面に押し出すことによって、かえってパフォーマンスの実力とメンバーの魅力が際立つことに感銘を受けました。
Juice=Juice の武道館では、グループの妖艶さと鉄板曲が、メンバーを大きく入れ替えてのステージとなっても、変わらぬグループの味わいとして明確に息づいていることに感銘を受けました。
グループの独特さと、パフォーマンスの実力と、メンバーの魅力と、メンバーが入れ替わっても継承される特色と鉄板曲と… こう書くと、当たり前のようでいながら、やはり、こうしたことが確認できたことが嬉しい公演でしたよね。
そして、この記事の冒頭でも述べたとおり、ついにオープニングアクトの枠から飛び出したロージークロニクルが、そして、そんな末っ子ロージークロニクルを引っ張ってくれるかのような Juice=Juice のお姉さんが、やっぱり胸に響きますよね。ハロプロの継承と継続という点で(Juice も結成当初は、Berryz工房と一緒にナルチカライブを回っていた)。
さて、このように2025年を改めて展望して、ご挨拶とさせていただければ。
来年も、是非とも、よろしくお願いいたします。できれば、このテキストを記述している報告者の寿命も、なんとか2025年を乗り切れますよう。
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