はじめに 武道館に満ちた “ここだよ、りさち”
声出し解禁後の武道館ということで、ライブ中のMCでも多くのメンバーが異口同音に客席からの歓声について触れていまして、それはそれで、ま、そのことが話題になるであろうとは事前から予測はしていたんですけども …
いや、実際にコンサートがスタートしてからどころか、その前の開演を待つ時間から、解禁前の会場とは全然雰囲気が違うことに自分でも驚いていたんですけどもね。
そんな風に “声出し解禁” については、事前にそうだろうなと予測もし、実際の歓声に触れてそれなりの感慨も抱いていたというのに、これ(= 入江さんへのコール)を予測して身構えていなかったことは、いかに日々迂闊な自分であったとしても、さすがに自分で自分に呆れる次第。
アンコール後のラストの『Magic of Love(J=J 2015 Ver.)』にて、”ここだよ、ともこ” に代わる “ここだよ、りさち” が当たり前のように武道館に満ちて、それを入江里咲さんが嬉しそうに受け止めている様子に、うっかり涙腺が緩みます。ええ、自分でもビックリだったんですけどね。
なんか、こんな(↓)背景があったせいかも知れませんけども、”ここだよ、りさち” を目の当たりにするずっと前から、ライブが始まってからずっと、ニッコニコ笑ってる入江さんの笑顔からは眼が離せなかった次第です。
実は “ここだよ、りさち” については、まるっきり予測してなかったわけではなくて、もし武道館でこのコールが響いたなら、きっと入江さんは感動して泣いてしまって、Juice=Juice の歴史に残る名場面が繰り広げられるのではないかと思っていたのでした。しかし、実際にこのコールが武道館に満ちてみると、もちろん入江さんは、あの嬉しそうな笑顔を3倍増しくらいに輝かせてはいたけど、なんだか、そんなコールが響くことを当たり前のように受け止めてニコニコしています。
その入江さんの堂々と嬉しそうな様子にこそ、胸を突かれた次第。
いや、ぶっちゃけ本当のところはわからないんですけど、“ここだよ、りさち” コールをニコニコ受け止めている入江さんの姿を見ただけで、半ば反射的に、いろいろ気合を入れないと諸々の体液を漏らしてしまいそうになったのは、本当。
以前も少し当サイトで言及したんですけど、研修生歴を持たずにオーディション合格組としてハロプロに参加してきた入江さん、自分はダンスを覚えるのが苦手だとずっと思い込んでいて、その点をカバーするための努力を松永里愛先輩に認めてもらって褒めてもらって、笑顔を貼り付かせたまま泣き崩れたこともありました。オーディションで自分を選んでくれた事務所のエライ方に、「できない人は選んでないから」と言ってもらったことが嬉しかったとも言います(いずれのエピソードも、上掲のリンク先記事より)。
そんな入江さんが、武道館というステージで、しかし、少しも気後れすることなく、自分にだけ向けられた客席からの大歓声を、当たり前のように嬉し気に受け止めています。
さて、上段まで描写してきた事実に対して、報告者なりの感想は必要でしょうか(いえ、記述にあたって「当たり前のように嬉し気に」といった言葉のチョイスから、どういう感慨を報告者が抱いているかは言うまでもなく明らかですけどね)。おそらく、ずっとハロプロを応援してきた同志ならば、付け加えるまでもないかと。
植村あかり オリメンとして、先輩として、リーダーとして
今般の武道館で一番に印象深かったのが最初に述べた入江さんだとしたら、続いて、やっぱり注目しないではいられなかったのが唯一のオリジナルメンバーにして三代目リーダーの植村あかりさん。
ご挨拶のMCは比較的カミカミだったんですけれども、3曲めを終えてご挨拶する際は、非常にわかりやすくカミカミだったし、ラストのご挨拶でも自分で「何言ってるかわからなくなってきた」と自分に突っ込んでいたリーダーですが、カミカミであってすら、何を言いたいのか、どんな感情を抱いているのかが、まるわかりだったりして。
かつて稲場愛香さん卒業の武道館の本番前、OGたる宮本佳林ちゃんさんや宮崎由加さんが楽屋に乱入して来て撮影を邪魔するもんだから自分ひとり喋りのカメラを独占できずにボヤいていた(Hello! Project DVD MAGAZINE Vol.77 CM)当時から、客が入っていようがいまいが、すでにカミカミで、パフォーマンスよりもご挨拶のトークこそ自分で心配していた植村さんでしたけども、今般もしっかりカミカミだったという次第。カメラを独占できず、佳林ちゃんや宮崎さんにボヤいていたのもそうなら、公演をまたいで、MCカミカミってのも、なんだか、とても あーりー らしくて微笑ましいですね。
そんな末っ子っぽい甘えんぼで自由な気質がいかにも魅力的な植村あかりさんなのに、気が付いたら、しっかり、ちゃんとリーダーとして、後輩たちに慕われていて、それもまた、ずっとハロプロを応援してきた同志ならば、あえて以降を続けるまでもないかと。後輩たちに慕われているってことなら、バックステージで、なにかと江端妃咲ちゃんに懐かれてる植村さん、くっついてる江端ちゃんも、くっつかれてる植村さんも、とても愛らしいです。
植村あかりさん、一番に奔放な末っ子だと思っていたけれど、意外にも頼れるお姉さんになって、そして奔放で自由で植村さんらしさはそのままに、ちゃんとリーダーやってるのが随所に見え隠れして… ええ、いろいろ胸に響く次第ですよね、ご同輩!
涙をぬぐう川嶋美楓 イヤモニではなく直声で
お披露目にともなってメンバーカラーも公表されて、その瞬間に武道館が自分のメンバーカラーに染まったことで、がっつり涙を見せた(涙をぬぐうタオルの動きが止まらない)新メンバー川嶋美楓さん、もちろん、その愛らしさと将来の大器に多くのファンがノックアウトされた次第です。
その後、松永里愛さんが “イヤモニ外して直に音を聞いてごらん” と促して、お客さんのリアルな声援を受けて、もう一発続けて泣いちゃっていたことは付け加えておきたいところ。
新メンバーのお披露目とメンバーカラーの発表を終えて、涙ながらの新メンバーのご挨拶も終えて、そこで式次第は終了って感じだったけれど、「もう少し、いる?」って笑いかけて川嶋さんを帰さないリーダーも、立ち位置が川嶋さんからけっこう離れていたのに、自然にスルスルと移動してイヤモニを外すことを提案する松永先輩も、特に意識することなく衒いなく、あくまで自然に新しい後輩に(上に述べたような形で)接しており、なんだかこの先の Juice=Juice、明るい展望しか見えませんね。
泣いちゃって表情が崩れているのに、それでも将来の美人さんが疑えない新メンバー川嶋さんは、アンコール後のライブ終わりにメンバーが客席に手を振ってご挨拶する場面にも参加していました。嬉しそうでしたよね。
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申し訳ない。
武道館ライブのレポなのに、うっかり、印象的だったことを先に述べてしまいました。ニッコニコが平常運転となった入江さんも、自由奔放なままに後輩に慕われリーダーをちゃんとやってる植村さんも、そして明日の Juice=Juice の中核たる川嶋さんも、大変に魅力的だったもんだから、つい。
そして、段原瑠々さんも、井上玲音さんも、工藤タコ由愛ちゃんも、松永里愛さんも、有澤一華さんも、江端妃咲ちゃんも、石山咲良さんも、遠藤彩加里さんも、そろって魅力的であったことは言うまでもなく…
ってわけで、コンサートの具体的なアレコレはページを切り替えて。
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