【超短報】浅倉樹々、異例づくめが麗しい写真集販促握手会イベント

つばきファクトリーの浅倉樹々ちゃんが、写真集発売を記念した握手会イベントを開催しました。

2020年1月10日に、秋葉原は書泉ブックタワーにて開催された樹々ちゃんの握手会が対象とする写真集というのは、2019年の5月に発売された樹々ちゃんの1st 写真集です。そう、2019年の中盤から、腰のヘルニアの治療に専念するため活動を一時離脱することになった樹々ちゃんは、それが折悪しく写真集発売のタイミングと重なったため、恒例となっていた写真集販促の握手会イベントを開催できないでいたのです。それが、年をまたいで2020年になってから、樹々ちゃんも順調に回復を示してくれて、改めての開催となりました。

こうした(本来行っていたハズの)敢えて期間をおいてのイベントの開催し直しってこと自体、かなり異例のことです。

というのも、写真集販促の握手会イベントは、まさに「販促」とある通り、写真集を販売することが目的です。ファンとしては、その一瞬で、愛するメンバーと顔を合わせて少しでも個人的にお話しすることが目的ではありますが、そうした目的を達するためには写真集を買わないとならないので。当たり前ですね。で、上にも記したとおり、タイミング悪く販促の握手会が写真集発売のタイミングで開催できなかったとはいえ、多くのファンは誠実ですから、握手会が開催されなくとも、発売された2019年5月の段階で、しっかり写真集は購入しているわけです。だから、すでに一定程度の需要を満たしてしまっている状況なわけで、今更、敢えてイベントを開催したところで、そうでない場合に比べて、本来見込める売り上げは達成できないだろう…そう判断するのが順当かと思うところ、それでも、こうして握手会イベントを開催してくれたことも異例ならば、しっかり、ちゃっかり、かっちり、このイベントのために写真集を買い増すファンが、正しく書泉ブックタワーに列を成したことも、これまた異例と言って良い、麗しい一幕となったかと思います。

さて、今般の樹々ちゃんの握手会、他にもいくつか異例だった点があったので、そこらへんをまとめてご報告。

  • 告知では9階だったけど実際の会場は10階で
    この日(1/10)の樹々ちゃんイベントは、握手券整理番号のトップグループの集合が19時50分で、イベント開始は20時からとアナウンスされていました。ずいぶん遅いスタートですが、それというのも、つい先日、この春で解散が告知された こぶしファクトリー井上玲音さんの写真集発売記念握手会イベントが、19時から開始されていたから。
    通常、写真集発売記念の握手会は、余程のことがない限り、概ね1時間半ほどで終了し、ピークも開始から1時間くらいで落ち着きます(この超例外が元℃-ute の矢島舞美さんと、元モーニングの道重さゆみさん:それぞれの例外のレポをリンクしています)。だから、わたくし、樹々ちゃんイベントの集合時間ちょい前にイベント会場に到着するように向って、もう井上れいれいの参加者はあらかた落ち着いた頃だろうと思って、しかし依然として雲霞の如きファンが詰めかけていることに驚くことになります。…って、当然ですよね。もしかしたら、これが井上さんと個別に握手できる最後の機会になるかも知れないわけですから、当初、写真集の握手会だってだけでは参加を見送っていたファンも、先日の告知を受けて、この日の機会にと改めて写真集を購入したことでしょうから。
    といった次第で、樹々ちゃんイベント開始予定時刻になっても、ぜーんぜん、井上さんのイベントが終了する気配を見せず、このため、当初は9階で実施すると告知されていたものが(たぶん、井上さんが引き上げてから余裕で樹々ちゃんイベントを準備するつもりだったんだろうと思われ)、急遽、改めて握手ブースを急造してまで、初めての書泉ブックタワー10階にて樹々ちゃんイベントが開始されることになりました。
  • 開始前の影アナ 樹々ちゃんアナウンス
    そんな次第で、書泉ブックタワー6階の入場口から業務用の階段に並ばされた私たちです(こぶし井上さんの握手会はループ客の再入場入口を9階に再設定)。ほんの少しだけイベント開始が押したようなところで、業務用階段を含めて全館に樹々ちゃんのアナウンスが。こんなアナウンス自体があることそのものが、かなり異例かと。
    自分の声が響いていることに驚いて「うわあ」とか言ってるのが、そのままマイクに乗ってる樹々ちゃん、曰く「お仕事とか学校とかの帰りに来てくれた方もいるかな?お疲れの方もいると思うので、そんな方の癒しになれればと思います。たくさん、お話ししましょう!」とのこと。ぶっちゃけ、これだけで写真集分の元は取れたので、握手の分で実質、大儲けです、わたしたち。
  • ちゃんと言えた「おかえりなさい」
    このイベントの開催経緯が明らかにしているように、樹々ちゃんは、ようやく最近になってグループのパフォーマンスにも復帰・合流を果たしています(参考|【短報】浅倉樹々パフォーマンス復帰!つばきファクトリーがいよいよ疾走する兆しを見せたミニライブ&握手会イベント@池袋サンシャインシティ)。ですので、樹々ちゃんに「おかえりなさい」と言う内的タイミングのファンも多かったと思われるところ、それでも、樹々ちゃんの復帰それ自体は、けっこう前だったりして、それからソロのトークイベントも開催したり、年末のカウントダウンライブを経たりしているので、なんだか「おかえりなさい」も、今更感があったりしました。
    ところが、そのカウントダウンライブで樹々ちゃんはインフルエンザで第一部のエンディングから欠席し、お正月のハロコンも1月5日までお休みしちゃいます。それらのお休みを経て、この写真集の握手会が復帰第一弾ってことで、みなさん、心おきなく樹々ちゃんに言えたのでした。「おかえりなさい」って。
  • 比較的長めの握手のお時間
    考えてみれば写真集を購入したことの特典なのだから、普通にシングルのCDを購入する場合のリリイベの握手会と比べても3倍近い握手の時間があっても不思議ではないところ、慣例的に、なんとなく10秒前後で自ら流れていたりする訓練の行き届いたファンたちです。けど、今般は、いつも厳しめの「はい、ありがとーございます!」って “終了” の合図を送ってくるマネージャーさん(ですよね?)も緩やかで、かなり長い時間、握手していることができたのでした。
    その分、初めに話しかけるフレーズに、しっかり樹々ちゃんが応答してくれちゃったりするので、勝手が違って、言いたいことの組み立てを乱される参加者さんが多かったのだとか。いや、聴いた話ですけども。

このように、いくつかの異例な事態が重なった握手会となりましたが、そんな握手会に、上に引用した公式Twitterにあるような、新曲の衣装で登場してくれた樹々ちゃんは、終始、嬉しそうにニコニコしていたという現場からの声を伝えて、短いイベントの報告を終えます。

時間がたってからでもイベントを開催してくれた樹々ちゃんもスタッフさんも、とっくに写真集を購入済みだったのに、改めて握手のために秋葉原に向ったファンも、異例のイベントだからこそ、それぞれに麗しい思い出として心に刻むことができたことを確認しつつ。

(文=kogonil)

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