つばきファクトリー 岸本ゆめの、潜在的な抜群のエンターテイナー性を爆発させたバースデーイベント2020

はじめに エンターテイナー岸本ゆめの

つばきファクトリーの岸本ゆめのさん、静かな旋律の楽曲をしっかり歌い切って、アウトロが消えたタイミングで急に笑顔になるの、魅力的すぎました

歌い終わって安心したかのように急に笑顔になることは、ちょっとパフォーマンスとは違うかも知れませんが、岸本さん、ほんとにパフォーマンスが冴えまくっています。普段は、どちらかと言えばラジオのレギュラー(60TRY部(ロクマルトライブ))などに明らかなトークの滑らかさと瞬発力や、大阪出身であることを前提にした(ネタ帳持参といった)ギャグ娘としてのバラエティ的なノリ(メンバーに微妙にスルーされるところまで含めて)こそが持ち味とされている傾向にある岸本さんですが、こと歌唱に関しては(グループそのものがハーモニー重視である中で)つばきファクトリーの支柱ともいった位置づけであることは、多くのファンに周知されていたところです。

上記に加えて、今般のイベントでは、そのパフォーマーとしての力量を惜しみなく発揮したといったところ。いや、岸本さん、すばらしいミニライブでした。でもって、繰り返し、それぞれの楽曲を歌い終わったところで、フッと、いつもの岸本さんに戻って笑顔になるところ、ほんとに魅力的です。

岸本ゆめのバースデーイベント2020

というわけで、2020年8月18日の火曜日、つばきファクトリー岸本ゆめのさんのバースデーイベントが開催されました。2回まわしで開催された 岸本さんのバースデーイベント、”開場19:00/開演19:45″ の2公演目に参加できましたので、ご報告です。

会場は、つばきファクトリーがコロナ禍以前の最後となったライブを開催した 新宿ReNY です(参考|「つばきファクトリー、ライブツアー2020春 椿 初日から ~些細な場面から伝わる愛らしさ~」)。そう、”コロナ禍” と書きましたが、本来ならばこのイベントは誕生日当日である4月1日に開催されるはずだったものです(参考|「ハロプロの各種イベント、4月上旬まで中止・延期が継続中 順延日程も徐々に」)。

このように、2020年の春先から世の中がその対応に追われたコロナ禍のため、イベント自体も変則的です。まずもって会場の入場制限で、客席が大きく間引かれています。これについては、事務所の収支決算的なところや、メンバーが満席になった客席からもらっている無言のエールといったところからは痛恨ではありましょうが、あくまで入場者の手前勝手な感想としては、視線を遮るものがなくて見晴らしが良くて嬉しいかも。

一方で、フェイスシールドの着用(最前2列くらいまでが義務、後方の座席も着用協力)が要請されまして、これがマスクの耳かけ紐をプラスチックの板の切れ目に通す方式のやつで、マスクに密着して目の前が曇って前が見えない(上に息苦しい)辛い代物で、客席の間引きとの合わせ技で、見晴らしは良かったのか悪かったのか。
(余談ですが、この方式のフェイスシールドは、眼鏡をかけてる方なら、マスクの耳かけ紐ではなく、眼鏡を切れ目に通すことで、息苦しさや目の前の曇りを若干軽減できます)

変則的というなら、過去の岸本ゆめのさんのバースデーイベントに欠かさず企画されていて、上述のような岸本さんのトークの技が光った架空のラジオ番組『ゆめのの夢で逢いまShow』は、今般は上演されず。そういった企画コーナー的なものを一切排して、まるっとミニライブとなりまして、岸本さんのパフォーマー的な技の冴えを押し出します。

エンディングで、架空のラジオ番組『ゆめのの夢で逢いまShow』をお見せできなかったことに触れて、それでも例年ラジオ番組風の企画をやっていたから、本物のラジオのレギュラー(60TRY部)を射止めたのかもと語ってくれます。… ってことからすると、このミニライブでのパフォーマンス押しは、もしかしたら、岸本さんの新たな野望を物語るものかも知れませんね。

というわけで、コロナ禍中だから、トークに終始するかなと思ったけれど、代名詞でもある得意のトークはそこそこに、なんと9曲にもなるミニライブに終始したイベントとなりました(その代りなのか、イベント後のお見送りはありません)。

そんな岸本さんの2020年のバースデーのイベント構成は、こんなところです。

岸本ゆめのBDイベント2020@新宿ReNY 2公演目
01・笑って(つばきファクトリー)
◆ さわやか五郎さんと台本なしのフリートーク
02・羨んじゃう(℃-ute)
03・あなたなしでは生きてゆけない(Berryz工房)
04・光の方へ(鈴木愛理)
◆ ずっとライブしたかった!まぁ、家では歌ってたんですけどね♪
05・灯台(松浦亜弥)
06・メロディーズ(GAM|松浦亜弥・藤本美貴)
07・風信子(ヒヤシンス) メトロノームと手拍子で(松浦亜弥)
08・CLAP!(Berryz工房)
◆ お母さんからの手紙
 「レッスンに十分通わせてあげられなかった」というパートで急に…
09・ふるさと(モーニング娘。)

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さて、今般のイベント、ミニライブに終始したとは思えぬ、とんでもない飛び道具(ないし、考え抜かれた構成)が隠されていました。その詳細は次のページにて。

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