夢に見た武道館は正夢になった! 2nd Step の一歩目としての つばきファクトリー コンサート2021 『CAMELLIA~日本武道館スッペシャル~』

2nd Step の第一歩 日本武道館

大きな舞台で “やり切った” とか “これで思い残すことはない” 的な感じではなく、あくまでも “次を見据えた“、 “この先のつばきファクトリーが楽しみになる” ような、まさしく 2nd Step の第一歩となるようなライブでした。

…と、つばきファクトリーの歩みに重ねたフレーズを差し込んでみましたが、実際、あんだけ渇望した単独のライブだっていうのに、あんまりよく覚えてないくらい、最初っから気持ちが揺れ動いて心が忙しかった(「認知資源」って実感できるよね|それでレポしてるのかお前は!って怒らないでね)。

まずは、当日のライブのセトリ(+簡単な流れ)を見てください。
それこそ、オープニングのダンスパフォーマンスから、つい先日加入したばかりの新メンバーも加えた12人が、一瞬たりとも間然することのない、圧巻のステージを繰り広げます。

つばきファクトリー コンサート2021 「CAMELLIA~日本武道館スッペシャル~」 概要
OA.『ミステイク』|研修生ユニット 8名体制
OA.『ニッポンノ D・N・A』|BEYOOOOONDS
オープニング ダンスパフォーマンス|つばきファクトリー 12名
01.『初恋サンライズ』|つばきファクトリー 12名
02.『ガラクタDIAMOND』|つばきファクトリー 12名
03.『低温火傷』|つばきファクトリー 12名
04.『ふわり、恋時計』|つばきファクトリー 12名
ご挨拶のMC
それではこれからはオリジナルのメンバー8人で、つばきの大切な曲を
05.『春恋歌』|つばきファクトリー オリメン8名
06.『意識高い乙女のジレンマ』|つばきファクトリー オリメン8名
↓↓↓↓↓メドレー↓↓↓↓↓
07.『青春まんまんなか!』|つばきファクトリー オリメン8名
08.『気高く咲き誇れ!』|つばきファクトリー オリメン8名
09.『独り占め』|つばきファクトリー オリメン8名
10.『Just Try!』|つばきファクトリー オリメン8名
11.『笑って』|つばきファクトリー オリメン8名
12.『就活センセーション』|つばきファクトリー オリメン8名
13.『I Need You ~夜空の観覧車~』|つばきファクトリー オリメン8名
↑↑↑↑↑メドレー↑↑↑↑↑
14.『ハッピークラッカー』|つばきファクトリー オリメン8名
MC 新メンバー 好きな花と花言葉
15.『うるわしのカメリア』|つばきファクトリー 新メン4名
衣装チェンジしたオリメン8名が登場
16.『愛は今、愛を求めてる』|つばきファクトリー 12名 → 新メンバーは途中で離脱
17.『恋のUFOキャッチャー』|つばきファクトリー オリメン8名
18.『光のカーテン』|つばきファクトリー オリメン8名
MC 希空司会 取り組んだこと 発言・小野、秋山、岸本、希空
MC続き 新メンバー福田真琳ちゃんお誕生日!
19.『約束・連絡・記念日』|つばきファクトリー 12名
20.『断捨ISM』|つばきファクトリー 12名
21.『表面張力 ~Surface Tension~』|つばきファクトリー 12名
22.『足りないものを埋めてゆく旅』|つばきファクトリー 12名
↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓
23.『涙のヒロイン降板劇』|つばきファクトリー 12名
MC 全員が感想とご挨拶
24.『今夜だけ浮かれたかった』|つばきファクトリー 12名
浅倉樹々「ラスト!マサユメ!!
25.『マサユメ』|つばきファクトリー 12名

いつのまにか つばきは… オープニングアクト他 雑感

オープニングアクトは、つばきファクトリーにとって妹ユニットにあたる、ハロプロ研修生ユニットと BEYOOOOONDS が担当します。

ハロプロ研修生ユニットは8名体制での楽曲披露となります。これからのデビューを控えるメンバーたちが、ちゃんとした自分たちの衣装を身にまとって、武道館のステージで客席にご挨拶している姿は(これまで何度も先輩たちのユニットの “お披露目” を目にしてきたこともあって)それだけで胸に響くものがあります。

研修生ユニットは、楽曲の披露中、場位置移動で若干乱れたところもあったんですが、そうしたアクシデント自体の初々しさに加え、それでも必要以上に慌てたりせずパフォーマンスを乱さず継続していたところも含めて、演出の意図以上に “引き継がれている感” が醸し出されていて、この段階で(前述のとおり、すっかりエモーショナルだったこともあって)いろいろ漏れそうになります。

続いて登場してきた BEYOOOOONDS は、さすがに何度もステージを踏んでる正式グループとあってか、やっぱり堂々としています。この、研修生ユニット → BEYOOOOONDS という流れもまた、演出の意図以上に何かしら感じるところがあって、そんな風に感じたってことからも、いつの間にか BEYOOOOONDS もまた、しっかりとした歴史を刻んでいることが如実だったりして、もうヤバい次第です。マイクが入っていなかったのか一部の歌割が客席に届かないということもありましたが、そんな些事が気にならぬ、堂々としたオープニングアクトでした。

開演前の注意事項など影アナのアナウンスは、ABCの増田アナです(参考|「つばきファクトリー 岸本ゆめの & 秋山眞緒 、凸凹大阪コンビのレギュラーラジオがスタート」)。岸本ゆめのさんと秋山眞緒さんとラジオをご一緒したアナウンサーさんです。いつの間にか、後輩グループが増えてきただけではなく、こうした際に馳せ参じてくれる力強い味方も増えています。

そう、いつの間にか、と言うなら、上掲のセトリにあって、中盤にメドレーが入ってきているように、そして、いくつかの名曲がドロップされるほどに、つばきファクトリーは持ち曲が豊富になりました。

新しい つばき の幕開け『初恋サンライズ』

ライブ開幕の一発目『初恋サンライズ』で、「こんな気持ち、初めて…」って、あの印象的なセリフは、新メンバーの福田真琳ちゃんが担当します。これが、”ああ、このセリフは新人さんに割り当てられたんだな、新人さんのお披露目公演でもあるからねえ…” みたいなお約束の空気をまとったようなものではなく、そうではなくて、堂々と、それこそ “この楽曲が産まれた時から自分は つばきファクトリーのメンバーだった” とでも言わんばかりの自然さで、福田さん、このパートを担当します。

当日の武道館ライブを通覧して、このセリフパートを福田さんが担当していたことが象徴的なように、まだまだ経験の浅い新メンバーが、実に堂々と活き活きとライブを楽しんでいたことも印象深いものとなりました。もちろんね、経験のあるメンバーですら緊張が尋常じゃなかったって言ってるくらいだし、ギリギリ本番直前まで場位置が変更になったりもするわけだから、新人さんたちが内心、どれだけの重圧に耐えていたか、客席からは見通せません。一方逆に、経験が浅いからこそ、自分の中に他との比較の基準がまだないからこそ、”そんなもんか” と自然に受け入れて、伸び伸びとパフォーマンスできたって見方もあって、これからが正念場だとも言える部分もあろうかと。それでも、いずれにせよ… と言っていいのか、ともかく、いずれにせよ、あまりにも新人さんたちがライブを楽しんでいるように見えたことが、強い印象を残すことになりました。

そう、今回の武道館公演は、いまさら言うも愚かな事ですが、新メンバー4人を迎えての初めての単独公演となります。

つばきの透明感を象徴する麗しの新メンバー

オープニングのダンスパフォーマンスから、最初の MC まで4曲連続でパフォーマンスします。これに、新人さん4人が、しっかり8人の先輩に追従して遜色なかったことに、心から驚いた次第です。
今般のライブのすべての楽曲について言える事ですが、センターステージから四方に花道があって、それぞれの先にサブステージがあるわけで、全曲、フォーメーションが通常とは全部違っており、これをすべて頭と身体に叩き込んだ上で、しかも楽し気に… いや、新人さんの初お披露目どころじゃなく、あまりにも堂々としたステージでした。

河西結心さん、加入のその最初のご紹介から、完成度の高い新人さんだなと思っていましたが、ステージ上のパフォーマンスでこそ、改めて完成度の高さを見せつけました。河西さん、もう、すでに楽しそうにパフォーマンスしてるし。

お料理ブログと、朗々とした歌声と大きなクリクリとした瞳が印象深い八木栞さん、遠いスタンド席からでも表情の動きが鮮明で、それは、これからの八木ちゃんのステージが楽しみになるほど。衣装を着てると、案外、八木ちゃんって幼さが際立ちますね。

福田真琳さん、アイドルとして洗練されていくスピードが尋常じゃない一方で、初お目見えの時の、どこか茫洋とした雰囲気も維持していて、得難い個性だなとか思っていたところ、あのつま先を起点に踵を左右に振ることで腰のグラインドを強調する特徴的なダンスなど、パフォーマンス面での強い個性も見せつけます。

豫風瑠乃ちゃん、他の新人さんよりも年下で、DVD企画などでは “可愛がられる” 立ち位置にありましたが、これがステージでのパフォーマンスとなると一変します。

何より、遠いスタンド席から、初めて見る衣装に身を包んでいるのに、4人が4人とも、ちゃんと識別できるって、改めて驚いている次第。いや、ほんまに超逸材です、4人の新人さん!
すばらしかった。

そんな4人が、新人の4人だけでライブの中盤に歌ってくれたのが、『うるわしのカメリア』。個人的には、この楽曲は(「♪少女はみなつぼみ」といった歌詞など)初期の つばきファクトリーの透明感を象徴しているような楽曲だと思っていたので、この曲を新人さんたち4人だけで歌ってくれて、(着席観覧だけど)腰が崩れそうになった次第。

そんな4名が、『うるわしのカメリア』前に新人さんたちだけの MC で、好きな花と花言葉をお話してくれます。ライブ終わりのご挨拶と一緒に、まとめてご紹介。

好きな花と花言葉(発言順)
八木栞 カランコエ 「幸福を告げる」
福田真琳 スノーフレイク 「皆をひきつける魅力」
豫風瑠乃 ガーベラ 「常に前進」
河西結心 コスモス 「乙女の恋」
ライブ終わりのご挨拶
豫風瑠乃 初めてのステージ、最高の思い出ができました。
福田真琳 最高の誕生日になりました!
八木栞 私の魅力を、これからもたくさんお見せできるように
河西結心 楽しんでパフォーマンスすることを目標にしていました。これからも目標を高くしていきます

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もちろん上に掲示した概要にあるとおり、そんな超逸材の新人さんたちを牽引して、先輩たち8人が、武道館ところ狭しと躍動します。その辺りはページを切り替えて。

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