夢に見た武道館は正夢になった! 2nd Step の一歩目としての つばきファクトリー コンサート2021 『CAMELLIA~日本武道館スッペシャル~』

新しいつばきを牽引する笑顔の塊 小野瑞歩

ライブ終わりのご挨拶では、「私の人生の中で出会えたすべての人に感謝したい」と、その “すべての人” にファンをも含めてくれて、ニコニコと語った小野瑞歩さん。瑞歩さんの笑顔には、何人も逆らえませんね。

上に、希空ちゃんが、いろんなものを背負うと決めたかのように、サブリーダー的な立ち位置を受け入れつつあるようだと述べたことに関連して、今度は、その背景で、小野瑞歩さんが、つばきファクトリーの雰囲気を作ってくれる役割を担いつつあるようです。それが、この “笑顔” に集約されるって、素晴らしいことだな、って。

個性豊かで、それぞれに魅力的なメンバーが、やっぱりそれぞれに活躍する中、それでも つばき の雰囲気を、小野瑞歩さんが “笑顔” で守ってくれていると思うと、スタンド席から遠いステージで駆け回り飛び跳ね歌い踊る姿からも、晴れ晴れとした楽しそうな笑顔が届いてくるってわけで、どうにも形容の言葉がありません。一時期は、あんなに泣いてたのにね、瑞歩さん。(← 今度はこっちが泣いてる)

パフォーマンスを牽引する全方位プレイヤー 岸本ゆめの

ライブ終わりのご挨拶で “メンバーだけではこの場に来れませんでした、皆さんを連れて来たわけじゃない、一緒にここまで来たんです!” と述べた岸本ゆめのさん。個人的には岸本さんには “連れて来てもらった” と思いたい、それくらいの大迫力でした。

元々、超スタイル良いわけで、その分、ダンスパフォーマンスも映えていた岸本さんですが、髪を短くカットして、なんだか中性的な魅力まで兼ね備えつつあって、ますます見映えすることになっちゃってます。元々、つばきの歌唱を牽引していた岸本さんですが、樹々ちゃんの声の響きが凄まじいことになったり、瑞歩さんがオールラウンドに技量を向上させたりする中、埋もれることなく、それでも突出して歌唱を牽引してます。

そんなダンスパフォーマンスと歌唱が、つばき楽曲の上で相殺されることなく融合していて、実に見応えがありました。だから。
だから、岸本さんにだけは、武道館まで連れて来てもらったと、そう思いたいのでした。

眼を奪う美しさ 谷本安美

ライブ終わりのご挨拶では、拍手で応答を要請しつつ「楽しかったですかーー?12人最高でしたかーー?」と客席に呼び掛けた安美ちゃん、これまでの節目となるライブ(デビュー記念の単独ライブとか)では、いつも泣きそうになって、涙がこぼれるのを避けようと、ご挨拶の途中でも、あらぬ方向を向いてみたり、電池が切れたように動かなくなってみたりしてました。あの泣き芸が、もしかしたらまた見れるかと思っていたんですけど、安美ちゃん、泣きませんでした。

どこか自分のことをコミカル担当だと思ってるような節もある谷本さん、もちろん以前から美しかったけれど、最近の美しさには驚きます。他のメンバーの歌唱に惹き付けられていても、別のメンバーのダンスに見惚れていても、時折、はっと眼を奪われます。安美ちゃん、ほんとうに美しくなりました。

今、安美ちゃんに託して述べちゃいましたけど、みんな、歌もダンスも、トークもステージ進行も、舞台に上がるという度胸も、観られる自分であるという意識も、どんどん向上している中で、言うまでもなく、ルックスも、どんどん洗練されていってます。ずっと見て来て、改めて驚くほどに。

泣かなかった芯の強いリーダー 山岸理子

最後のご挨拶では、つばきファクトリーに「選ばれた日のことを思い出しました」と言ったリーダー山岸理子ちゃん、他のメンバーと一緒になって四方のお客さんにご挨拶した後で、最後に引き上げるときに、一人で、ペコリと頭を下げて、武道館にご挨拶してましたよね。
もちろん、初めのご挨拶から、すべてのご挨拶の場面で、実にすっきりと美人さんでした、理子ちゃん。

つばきファクトリーに選ばれた日、清水佐紀さんからサプライズでお知らせされた時には、”先輩のツアー(2014年「℃-uteの本音」)に帯同していてデビューできてないのは私だけだった” と泣いていた理子ちゃん。メジャーデビューのお披露目のステージでは、ずっと泣くのを我慢していて、ライブ終わりの握手会で、流れていくファンたちが「おめでとう」と言えずに「大丈夫?」と言う他ないくらい、大きな眼からポロポロ涙をこぼしていた理子ちゃん。でも、武道館では、やっぱり大きな眼に表面張力の限界まで涙を湛えながら、でも泣きませんでした。

私、あくまで個人的に、理子ちゃんが泣かなかったということに大きく感動してしまった次第です。

ちなみに、4曲目の『ふわり、恋時計』で、他のメンバーが一直線に並んでる中、まおぴんと逆側で回転して大きく移動していたのって、理子ちゃんだった?(← このあたりがスタンド席の悲しいところ)

「つばきファクトリー、第二章の幕開け」 by 小野田紗栞

結局、最初に樹々ちゃんのことに触れたせいで、樹々ちゃんの最後のご挨拶に触れられなくなって、素人の構成の甘さを露呈している次第ですが、そんな樹々ちゃんの最後のご挨拶は、武道館がずっと夢だったことや12人で初めてのステージであることに触れて、これで “つばきはひとつ前に” 進めると高らかに宣言します。

樹々ちゃんは「2つの試練」と述べていて、その “試練” とは何だったのかについて、いろいろな見解がファンから飛び出しましたけれど(私は、ごく自然に、武道館という初めての大舞台と、新メンバーの迎え入れってことだと思ったけれど)何より、つばきファクトリーが前に進んだことを明瞭に宣言したことが印象深いご挨拶となりました。

もちろん、他にも述べたいことはいっぱいあります。

  • つばきオリジナルのSEと違うなあと思ったら、いきなり始まったオープニングのダンスパフォーマンスとか。
  • 小野さんとか小野田さんとか、ましてや樹々ちゃんに「大嫌いよ」とか言われたら寝込んでしまうよねって思った『ガラクタDIAMOND』とか。
  • サビ前の間奏のダンス、全体が三角形のフォーメーションの頂点に希空ちゃんが不動だった『低温火傷』とか。
  • オリジナルメンバーが急に初々しく透明感を増した『春恋歌』とか。
  • こんなに “パキパキとしたダンス” だったっけ?と改めて目を見張った『意識高い乙女のジレンマ』とか。
  • 大事な曲を…って言っておいてインディーズ時代の楽曲を披露するとか、当時のイベントに参加していた頃を思い出し過ぎる『青春まんまんなか!』だったり『気高く咲き誇れ!』だったり。
  • あの特異なステップがよく見えた『独り占め』とか、メドレーで部分的に切り出されていてさえ独特過ぎる『Just Try!』とか。
  • 全員が本気でニッコニコな表情で歌ってる『笑って』とか。
  • 楽曲のテイストの落差が激しいけど、でもどちらも(その落差込みで)聴かせる『就活センセーション』からの『I Need You ~夜空の観覧車~』とか。
  • 安美ちゃんの「♪いくよ」で、いきなり涙腺に攻撃をかけてきた『ハッピークラッカー』とか(← 改めて、つばきファクトリーにこの楽曲があって良かったと思えますよね)
  • あまりにも楽しそうなので、アルバム曲なのがもったいなくて、是非リリイベで何度も見たかった『愛は今、愛を求めてる』とか。
  • あの「♪すべて投げ出して」ってところで腰をカクカク動かすフリが愛らしすぎる『恋のUFOキャッチャー』とか。
  • 前後の楽曲に比して急に静かな調子に切り替わって、しかし違和感のない『光のカーテン』とか。
  • センターステージで正面を次々と切り替えてフォーメーションを転変させた急に大人なテイストな『約束・連絡・記念日』とか。
  • メンバーたちのダンスに合わせて、思わずこっちも上下に揺れてる『断捨ISM』とか。
  • 歌い踊る12人を見てるだけで心が晴れやかになる『表面張力 ~Surface Tension~』とか(← 繰り返し、つばきファクトリーにこの楽曲があって良かったと思えますよね)
  • モーニングの『雨の降らない…』のように、ラストナンバーの定番となりそうな旋律であって、単独ライブが出来ないでいる昨今の情勢が実に恨めしい『足りないものを埋めてゆく旅』とか。
  • …あれとか、これとか。

でも、そんなことを逐一述べていては、すでに十分長い記事が、ついに終わらないことになりそうで。

だから、最後に、レポに似つかわしくないとはいえ、小野田紗栞さんの当日のブログを引用して、すばらしかった武道館ライブのレポを終えたいなと。

そして、
今までの「つばきファクトリー」のパフォーマンスの締めくくりでしたね。

(中略)
さおりは今までのつばきファクトリーが大好きです!!9人のつばき、ありがとう!楽しかったよ!!!!!!!
またいつかみんなで踊れたらいいね。

そして、12人体制になった今。
みんなからのアンコール明けは、12人初の新曲からスタートしました!
つばきファクトリー、第二章の幕開けです。

つばきファクトリー オフィシャルブログ たくさんのありがとう♪小野田紗栞

(文=kogonil)

つばきファクトリー コンサート2021 「CAMELLIA~日本武道館スッペシャル~」 概要
OA.『ミステイク』|研修生ユニット 8名体制
OA.『ニッポンノ D・N・A』|BEYOOOOONDS
オープニング ダンスパフォーマンス|つばきファクトリー 12名
01.『初恋サンライズ』|つばきファクトリー 12名
02.『ガラクタDIAMOND』|つばきファクトリー 12名
03.『低温火傷』|つばきファクトリー 12名
04.『ふわり、恋時計』|つばきファクトリー 12名
ご挨拶のMC
それではこれからはオリジナルのメンバー8人で、つばきの大切な曲を
05.『春恋歌』|つばきファクトリー オリメン8名
06.『意識高い乙女のジレンマ』|つばきファクトリー オリメン8名
↓↓↓↓↓メドレー↓↓↓↓↓
07.『青春まんまんなか!』|つばきファクトリー オリメン8名
08.『気高く咲き誇れ!』|つばきファクトリー オリメン8名
09.『独り占め』|つばきファクトリー オリメン8名
10.『Just Try!』|つばきファクトリー オリメン8名
11.『笑って』|つばきファクトリー オリメン8名
12.『就活センセーション』|つばきファクトリー オリメン8名
13.『I Need You ~夜空の観覧車~』|つばきファクトリー オリメン8名
↑↑↑↑↑メドレー↑↑↑↑↑
14.『ハッピークラッカー』|つばきファクトリー オリメン8名
MC 新メンバー 好きな花と花言葉
15.『うるわしのカメリア』|つばきファクトリー 新メン4名
衣装チェンジしたオリメン8名が登場
16.『愛は今、愛を求めてる』|つばきファクトリー 12名 → 新メンバーは途中で離脱
17.『恋のUFOキャッチャー』|つばきファクトリー オリメン8名
18.『光のカーテン』|つばきファクトリー オリメン8名
MC 希空司会 取り組んだこと 発言・小野、秋山、岸本、希空
MC続き 新メンバー福田真琳ちゃんお誕生日!
19.『約束・連絡・記念日』|つばきファクトリー 12名
20.『断捨ISM』|つばきファクトリー 12名
21.『表面張力 ~Surface Tension~』|つばきファクトリー 12名
22.『足りないものを埋めてゆく旅』|つばきファクトリー 12名
↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓
23.『涙のヒロイン降板劇』|つばきファクトリー 12名
MC 全員が感想とご挨拶
24.『今夜だけ浮かれたかった』|つばきファクトリー 12名
浅倉樹々「ラスト!マサユメ!!
25.『マサユメ』|つばきファクトリー 12名

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