はじめに グループの色合いの継承と変化
たとえば、アンジュルムは強いと思っていました。モーニング娘。はパフォーマンスに厚みがあると。そして、全体的なステージングは、つばきファクトリーが急速にハロプロを代表しつつある… と、そう思っていました。そうなんです。正直に言えば、個々のメンバーのあれこれは別として、グループとして Juice=Juice がハロプロの中で少し後景に引いていたことは否めない… とか思っていたわけで、本当に申し訳なかったなと反省しているところです。
しかしビックリでした。Juice=Juice、こんなにグループの色彩が強めになっていたとは!
元々、Juice=Juice は “妖艶” なところに特色があると思っていたんですけど、さすがにメンバー交代を繰り返し、オリジナルメンバーどころか稲場愛香さんも卒業して、若い新メンバーが半分を占めるというグループ構成になったからには、かつてのようなグループのイメージは薄くならざるを得ないだろうなって、そう高を括っていたところだったのです。
… く、繰り返し、申し訳ない。
率直に申し上げて、新メンバーが半数を占めるグループ構成なのに、ちゃんと、妖艶なグループの色合いが受け継がれていたことに、はっきり驚きました。加えて、メンバー編成の変化が影響したものか、かつてのようなストレートで強めな妖艶さではなく、どこか落ち着いた静かな妖艶さが、全体に醸し出されております。
新メンバーと言いつつ、すでに加入から1年半以上経過している3フラワー(有澤一華、入江里咲、江端妃咲)だけじゃなく、先だって加入したばかりの石山咲良さんや遠藤彩加里さんまで、ちゃんと “静かに” 妖艶ですので、まじでビックリです。いや、石山さんあたりは、研修生の頃から、かなりの美形で知られていたわけで、その意味で、こうした大舞台で “妖艶だ” みたいに形容することは、そんなに驚いた話でもないんですけども、あんなに幼くあどけなかった遠藤さんまでもが、そうした雰囲気を纏っているとなると、やっぱりグループそれ自体の独特な色合いだと言わないではいられないところ。
ずいぶんオリジナルメンバーが抜けたと思っていたけれど、それだけにかえって、しっかりとした Juice=Juice というグループの形が出来てきたのではないかとすら。というのも、これまでのグループの濃いめの色合いが、それらオリジナルメンバーの属人的な個性と弁別しにくい性格のものだとするなら、これほどメンバー交替を経たあとでもグループの色彩が明瞭であるってことは、もはやそれはグループ自体の特色であると見る他ないから(あえてグループの色彩にマッチするメンバーを事務所が選抜しているのだとすれば、それはそれで、Juice=Juice がそういう特色をもったグループだと認められていることになるかも)。
ごちゃごちゃ述べてきましたが、まとめると、2023年の2月末に武道館に立った Juice=Juice は、静かに、しかし堂々と妖艶な Juice=Juice であったのです。
グループの色合いもそうだけど、ただただ植村さんが美しい
若く歴の浅い新メンバーが半数を占めていても、それでもグループの色彩が明瞭… といったようなことを述べました。そう、やっぱり(けっこうな転変を経てきたってこともあって)”新メンバー” について意識が向きがちです。
そんな具合に新メンバーを意識することが多かったもんだから、うっかりするにも程があるだろって自分で自分を叱りたいのが、きちんと三代目リーダー植村あかりさんを見て来なかったという点。
上に延々とグループの色彩として “妖艶” だってなことを書き連ねて来ましたけども、植村さん、めっちゃ可愛くて(当然超美人で)知ってたはずなのに腰を抜かします。
以降、武道館でのライブの様子を、もっぱら報告者の感想ってことで述べて行こうと思ってるんですけども、その全記述に “美しいってだけじゃなく、植村さんが楽しそうで可愛くて、なんだかここへ来て、とんでもなくアイドルとしての魅力を増しているみたいだ” っていうフレーズが、付随してるものと思ってください。
いえね、当サイトでも、ずっと植村さんについては注目してこないではなかったんですけども(参考|エンタメアライブを “植村あかり” で検索)今般の武道館での、なんだか楽しそうで屈託のない明るい笑顔がこれまでになく眩しかったことに加えて、それこそ初めてステージに立つ新人さんであるかのように、嬉し気で、楽し気で、(言葉のチョイスが正しいか不安ですが →)年齢に比して何だか若々しいと思えるほどの弾むようなパフォーマンスで、2023年になって改めて植村あかりの魅力というものに脳天を打ち砕かれた次第です。
あーりー、可愛かったですよねえ。
Juice=Juice CONCERT TOUR ~final: nouvelle vague~
はい、そんなわけで、2023年2月28日に “振替公演” という形で、日本武道館にて『Juice=Juice CONCERT TOUR ~final: nouvelle vague~』が開催されました。
これ、本来なら2022年の単独ツアーの集大成ってことで、2022年11月末に開催が予定されており、アンジュルムの武道館(参考|「つないできたタスキの中間報告としての武道館 ~アンジュルム concert 2022 autumn final ANGEL SMILE~」)とその完成度を競うような形での公演となるはずだったところ、切ない事情で一旦中止になっていたものです。
それが、この2月に振替公演という形で復活。
それでも、もちろん諸事情により、中止前の日程なら参加できたのに振替の日程では参加できないといった Juice=Juice Family の痛恨のアレコレについては、魂の底から共感しつつ(わたしも行きたくて行けなかったイベントの情報をネットでチラ見しちゃって懊悩する日々ですから)、しかし、繰り返しステージ上でも、この3ヶ月の遅延について言及してくれるメンバーたちでした。曰く、こうしていろいろあったのに、武道館に集ってくれたり、ライブビューイングや生配信で視聴してくれたりするファンへの感謝だけでなく、振替ができるかどうかわからない間も研鑽を積んで、そして3ヶ月前からは見違えるようになったというメンバー相互の感嘆までもが、この日の武道館で語られました。
そんな武道館のセトリをまずは一覧で掲示して、個々の感想はページを切り替えてから。
Juice=Juice CONCERT TOUR ~final: nouvelle vague~ 2023年2月28日(火) 日本武道館 “17:00開場 / 18:00開演” |
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OA. 『ウチらの地元は地球じゃん!』/OCHA NORMA 01. 『STAGE~アガってみな~』 02. 『カラダだけが大人になったんじゃない』 03. 『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』 MC ご挨拶と自己紹介(名前だけ)We are Juice=Juice! 04. 『TOKYOグライダー』 05. 『好きって言ってよ』 06. 『イジワルしないで 抱きしめてよ』 07. 『G. O. A. T. 』 08. 『ポツリと』 MC 有澤 入江 江端 石山 遠藤で、入江さんが回してる! 09. 『アレコレしたい!』有澤・入江・江端・石山・遠藤 10. 『愛・愛・傘』有澤・入江・江端・石山・遠藤 → 植村・段原・井上・工藤・松永 11. 『風に吹かれて』植村・段原・井上・工藤・松永 12. 『全部賭けてGO!!』 13. 『イニミニマニモ~恋のライバル宣言~』 14. 『Vivid Midnight』 15. 『POPPIN’ LOVE』 16. 『生まれたてのBaby Love』 MC 江端 有澤 入江 会場煽り 17. 『Never Never Surrender』 18. 『CHOICE & CHANCE』 19. 『Borderline』 20. 『KEEP ON 上昇志向!!』 21. 『この世界は捨てたもんじゃない』 22. 『Wonderful World』 ↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓ 23. 『Feel!感じるよ』 MC 終わりのご挨拶と感想を一人ずつ 24. 『未来へ、さあ走り出せ!』 |
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