Juice=Juice 10th ANNIVERSARY CONCERT TOUR ~10th Juice at BUDOKAN〔承前〕
さてここから後半戦。
と、そのように江端さんも会場を煽りますが、以降、Juice=Juice 鉄板の勝負曲が連続します。これ、アガりますよねえ。
17. 微炭酸
イントロだけでアガります。『微炭酸』が、こんなに鉄板化するだなんて思ってもいませんでした。加えて、この楽曲で、この日の武道館の関係者席に居たという宮本佳林ちゃんさんがステージにいるような錯覚に襲われた報告者です。
また「♪予告もなしに~きっと君より少し 遅かっただけで」から急な転調で、静かに「♪信号が~」と続くところ、素晴らしいことに今回気が付いた報告者です。パフォーマンス中にメンバーの新しい魅力に気が付いて戸惑うと上に述べましたけども、そんな成長し続けるメンバーによって奏でられるからか、パフォーマンス中に、当のパフォーマンスされ中の楽曲の新しい魅力にも気づいたりして超戸惑いますね。ハロプロのメンバーとか楽曲って、どんだけポテンシャルあるんだか。
汗ばんで、きちんと揃えた髪形が乱れている工藤タコ由愛さんについても、やっぱり自粛しなければなりません。
18.「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?
いや、将来にわたって鉄板になるだなんて思ってなかったという意味では、この楽曲こそ。『Fiesta! Fiesta!』を温存していても、余裕で超盛り上がりです。すごいな。
リーダー植村さんが歌っているところにすれ違いざま、遠藤さんがリーダーの歌割をそっと口でなぞっているところ、風格すら感じます。楽曲に相応しく(グループの色合いに見合うように)成長したメンバーによって奏でられて、また一層魅力的になっていく楽曲… と、これ、正のフィードバックループとして工学の教科書に乗せるべきじゃないかと。
19. 選ばれし私達
ほんとに、ずっと佳林ちゃんさんがステージにいるかのように錯覚してました。てっきり “あれ?佳林ちゃん?” と私が思っていたのは、よく見たら江端さんだったのでした。これまで、そんなこと思ったこともなかったのに、この自分の錯覚を経てから、江端ちゃんと佳林ちゃんさんが似ていることが頭から離れなかったりして。
まことに “選ばれし” メンバーたちであることは明瞭で、ほんとに事務所の慧眼には頭が下がります。
20. CHOICE & CHANCE
Juice=Juice は、植村さんを始め、この日、関係者席に来ていたであろうOGメンバーたちも、過酷なライブハウスツアーを経験しています(Juice=Juice 悲願の武道館公演が決定! 220公演のゴール発表にメンバー涙)。わたくし、なんとなく、この楽曲では、そのことを思い出しがちなんですけども… しかしながら、その過酷なライブハウスツアーを経験していないはずの植村さん以外のメンバーたちが、そんなことを思い出させるこの楽曲に妙に見事にマッチしてテイクパートしている様子は(ほんとについこないだまで研修生だったのに)いろんなものを揺さぶりますね。
ライブハウスツアーを経験してない若いメンバーが堂々とこの曲を奏でている様子も。そして、オリメンである植村さんが、そんな若いメンバーを率いて、やっぱり堂々とこの曲を奏でている様子も。
21. Never Never Surrender
歌詞の「♪何がわかるってんだ~」ってところから、シャレをベースとするオフザケ楽曲かとばっかり(リリース時には)思ったこの曲、こんなにアップテンポに盛り上がる曲になるなんて思わなかったですよね?
ほんとに、ハロプロの楽曲って、どんだけポテンシャルあるんだか。
さすがに疲れが出てるのか、微妙に音程を外すメンバーもチラホラ出てきますが(だって思えば、すごい運動量だもんね)、そんなの気にならないくらい、メンバーたちも躍動的だし客席もノリノリです。有澤さんの斉唱に驚いたことをお知らせ。
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植村さんの「ぶん回して行きましょう♪」という煽りとともに、タオルを手にメンバーが大きく会場に散ります。
22. Goal~明日はあっちだよ~
ほんとに名曲です。もはや「♪動き出す」時間も残されていない初期高齢者である報告者ですら、10代のときの気持ちにもどって、明日から頑張ろう!って思える名曲です。
ただし、ほんとに余計な事を言うなら、植村さんから遠藤さんまで、数世代にわたるメンバーを擁する Juice=Juice、それぞれのメンバーにとって、この武道館は、通過点なのか折り返し地点なのか、それぞれにそれぞれのステージの意味合いは異なっていることも想像できるとあれば、あとどれだけ、この楽曲を今の形で聴けるものか、この機会の貴重さに思い至ります。まさしく一期一会。
ラストの大斉唱は、工藤のタコちゃんですよ!奥さん!
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声出し解禁ですから、客席からは「じゅーす!もういっぱい!」の声が。
なんだか、それだけで満たされたような気がしませんか。いつもなら、アンコールが実演されるまでの時間は長く感じる報告者ですが、この復活したコールがあれば、いつまででも待っていられますね。
↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓
紫基調(だよね?)の3着目に着替えてメンバーが再登場です。
一発目の赤基調のチェック柄衣装も、中盤から後半へかけての黒基調の衣装も、そしてこのアンコール衣装も、シルエットは大きく変化なし。それでもベースとなるカラー次第で、印象が大きく変わります。
今般、セトリの組み上げ方や細かい演出まで、コンサートを創り上げるスタッフさんの技にも感嘆した次第ですが、衣装のセレクトにも、この武道館は印象深いものがあったかと。
23. ポップミュージック
そんなアンコール一発目の楽曲は、明るく楽し気なこの曲で。
登場してきた正面ステージからセンターステージへと移動する際、2列縦隊で移動するんですが、お隣となったメンバーに何かとちょっかいをかけつつ移動する様子が、見ていて、それだけで幸せです。
ぷにゅぷにゅ植村さんを現出せしめたというだけで、わたくし的には歴史に残った名曲です。
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次が最後の曲ですとアナウンスして、声出し解禁だもんだから、恒例の「え~~!」が響く客席にむかって嬉しそうにニコニコしながら、「と、言われましても~♪」と応じるリーダー植村あかりさん。
そんな最後の曲に進む前に、終わりのご挨拶を。
お終いの感想 概要 | |
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遠藤彩加里 | 2回目の武道館、楽しむってことを課題にしたんですけど、めっちゃ楽しめました♪ 後輩が入って来るので、最初にご挨拶するのは残りわずかですが、まだまだ最年少の私を可愛がってください |
石山咲良 | 話したいことが一杯あるけど短くまとめて♪ 日本武道館、最高!! |
江端妃咲 | 『あばれてっか?!ハヴアグッタイ』では、みなさんも暴れていて、超楽しかったです♪ |
入江里咲 | たのしかったですかーー??(超ニッコニコ) またひとつ先輩になって、もっともっとパワーアップできるように頑張ります! |
有澤一華 | 話を短くまとめるのが凄く苦手なんですけど、みんな、だいすきで~~~~~っす♪ |
松永里愛 | 21時にMV公開されますけど、初披露、いかがでしたか? 21時に一緒に見てくれたら、また一緒に観れるから、MV見終わるまでがライブってことで♪ |
工藤由愛 | 日本武道館さんびゃくろくじゅうど~~♪(といってメンバーの整列している周囲を駆けまわるタコちゃん) 足にもいっぱいタコができたし♪(← こう聴こえたんだけど、違っていたらごめんなさい) |
井上玲音 | (タコちゃんの挨拶を受けて笑いながら)何言おうと思ったんだっけ? みなさんホカホカですよね?私たちもホカホカでお着替えの鏡が曇ったんですよ♪ |
段原瑠々 | この景色は本当に綺麗だなって思います。応援してくれて、ありがとうございます。私も皆さんのこと応援しています。明日からも一緒に頑張りましょう♪ |
植村あかり | 画面越しのみなさんも、私たちのパフォーマンスで元気もらえたよって方がいたら… ♪いいなって♪思います♪ そして会場のみなさんも、元気、届きましたか~~?(会場大歓声) 10周年迎えられて嬉しいですし、今日は(髪形)お花みたいなブーケみたいにしていただいて…(会場大歓声) そう!そうやってフウ~~っていう声、10周年で聴けて、ほんとに嬉しい(さらに歓声で、なぜか眉間を抑えてニコニコ植村) |
24. Magic of Love(J=J 2015 Ver.)
もはや、どの一瞬を取っても見所でないところはない『Magic of Love(J=J 2015 Ver.)』、この曲だけのために、将来リリースされるであろう映像化商品を入手してもお釣りがきますね。そして、冒頭でも述べたとおり、入江里咲さんが当たり前のように武道館の大コールを受けていたことは何度強調しても足りないくらい。
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すべてを終えて会場に手を振ってご挨拶しながらメンバーが引っ込むところ、しっかり、新メンバーの川嶋美楓さんも加わっています。
フィードバックループ 個々のメンバーとグループと
植村あかりさんただ一人しかオリジナルメンバーは残っていないのに、グループとしての “妖艶なるお姉さま方” ってテイストが、しっかり後から加入してきたメンバーたちにも息づいていることに驚いたのは、さて、金澤さんが卒業した時だったか、稲場さんが卒業した時だったか、今年の2月の武道館だったか。
そして、グループの色合いに染められて幼さを脱したメンバーたちによって奏でられるからこそ、初期からの Juice=Juice の楽曲が、次々と新しい魅力を獲得していることは上に述べてきたとおり。
このグループとメンバーの正しい相互作用を何と呼ぶべきか悩むところですが、しかし、いかにもそれぞれのポテンシャルの大きさに驚くステージとなりました。いつも同じことばかり言ってるようですが、やっぱりここは「最高!」の一言で〆たいところかと。
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