4度目の武道館で「若い子」に託した猫娘、つばきファクトリー新沼希空卒業スッペシャル ~ Ready Go!Now! ~

すべてのメンバーがそろった 新沼希空卒業スッペシャル ~ Ready Go!Now! ~

いかにも使い古されたフレーズですが「愛のあふれたステージ」だったと思うのです… と述べました。

たとえば、卒業する希空ちゃんは、ダブルアンコールで再度ステージに登場してくれた際に、ステージのセットに、直筆で、こんなメッセージを書いてくれます。

ステージセットはすぐに撤収されてしまうかも知れないけれど、この日の武道館はライブビューイングも生配信もあったから、希空ちゃんが最後に書いてくれたメッセージは、映像データの形で、基本的には永遠に残ることになります。

そして希空ちゃんは、こうも言います。
「わたしの卒業公演だけど、それよりかは、つばきの4回目の武道館なんだって、そう思っていました」って。

今般、加入まもない新人の3名(石井泉羽、村田結生、土居楓奏)の参加曲が(初めての武道館だというのに)多くて驚いたってこともありましたけど、希空ちゃんは、自分の卒業公演なのに、ちゃんとメンバーたちとの公演であることを意識していたってわけです。後述する OG のゲスト出演についても、個別の現場で「わたしだから呼べたんだからね」なとど話していたという報告だって、希空ちゃんが真剣に自分のことよりもグループを考えてくれたことを示すエピソードかも知れません。

ファンにも、メンバーにも、しっかり愛情の刻印を残した新沼希空さん。
では、そんな4回目の武道館はどんな具合だったのでしょう。

つばきファクトリー4回目の武道館公演

やっぱり、一番に大きいのは、2015年の結成から2024年新加入組まで、総勢16人の歴代メンバーが、誰一人欠けることなく、この日の武道館に勢ぞろいしたことは外せません。

これまでの3度の武道館も、すべて足を運んだ報告者ですが、そもそも一発目の初めての武道館公演の段階で、大切な結成時のメンバーは参加していませんでした(その経緯は詳しく述べませんし、その経緯について推測を重ねることも当欄では抑制中)。

試みに、過去の つばき武道館のレポを列挙してみますね。

今般、これまでグループを離れた 山岸理子ちゃん、小片リサさん、岸本ゆめのさん、浅倉樹々ちゃんの4人の OG の参戦が叶いました。この4人と一緒に2015年にグループを結成した新沼希空さん、谷本安美さんに、さらに小野瑞歩さん、小野田紗栞さん、秋山眞緒さんの さにこ、2021年加入の河西結心さん、八木栞ちゃん、福田真琳ちゃん、豫風瑠乃ちゃんのリトキャメに、こないだ加入したばかりの石井泉羽さん、村田結生さん、土居楓奏さん、併せて16名が勢ぞろいします。

いろいろと横たわるであろう難しい問題(まあ、あんまり触れない方向で)が、よしんばクリアーになったからといって、結成から現在までの全メンバーが実際に集まることが、現段階で(OCHA NORMA と研修生ユニットを除いて)まじめに “そもそも可能である” のは、つばきファクトリーだけだということ、そしてその可能性が現実のものになったという意味で、やはり特筆すべき武道館公演になったのではないかと思います。

理子ちゃんが舞台の配役とは全く異なる顔を見せてくれたこと(大人で綺麗可愛い)、小片さんが、ちょっとまっすぐ見られないくらい美しかったこと、岸本さんが堂々とカッコ良かったこと、樹々ちゃんがキラキラと可愛かったこと、何より、希空ちゃんが芸能活動から引退しちゃうから、メンバー勢ぞろいは、ほんとうに、この2024年6月10日のみの、唯一の貴重な機会であったことは、どれほど強調しても足りないですよね。

ってか、オリジナルの6人がそろってみると(若い新人さんが良い対比になったこともあって)、ほんとに、みんな、大きくなったし、美しくなったなと。

OG の参加は2曲。
オリジナルの6人だけで『気高く咲き誇れ!』(22曲目)と、さにこ3人を加えた9名で始まったかと思ったら後輩たちも合流してきた『初恋サンライズ』(23曲目)の2曲です。

この『気高く』と『サンライズ』について描写する文章力は報告者には無いので、読んでくださる皆さんの想像力にすがる他ないのが心苦しいところ。

続く MC でも、希空ちゃんが妙に礼儀正しく来てくれた OG 4人に向かって「(来てくれて)ありがとうございま~す」って、あの消え入りそうな困ったような雰囲気で声をかけると、その礼儀正しいまんま、理子ちゃんや小片さんが「こちらこそでぇ~す♪」と返していたりして、いろんなものを我慢するのに難儀した次第です。あの場面を観ていられただけで十分な感じで。

山岸理子ちゃんが、ゲストパートを終えるときに、ハケるところを間違えて、正しく小片さんから訂正されていたのは、ほんとに理子ちゃんらしいなってところなんですけど、でも、この日は舞台の千秋楽だったんだから、きっと武道館でのリハーサルも出来なかったんだろうなって。で、その舞台の方では、あどけない学生を演じて違和感がなかった理子ちゃん、ステージに立つと急に大人で、なんか驚きませんでした?

急に大人で異様に美しかったというなら、小片リサさん、ほんまに美しかった。リリイベや小片さんのオリジナルのライブで、比較的ずっと観続けていたのに、たった2曲のためにOGにも新調された衣装に身を包んで、小片リサさん、まじめに美人で腰を抜かしましたよ。今現在の小片さん、ひょっとしてアップフロント界隈で、ぶっちぎりじゃね?
小片さん、ほんまに美しすぎて、恥ずかしくて、まっすぐ見てられないくらい。

トークで何か告知でもありませんか?とフラれて「うちらで時間使ってもええんか?」と、相変わらずの当意即妙さを見せつつ、カッコ良かったのが岸本ゆめのさん。ってか、もはや某劇団の男役も裸足で逃げ出す感じで、知ってたけど驚いた次第。

そして浅倉樹々ちゃん、やっぱり衣装を着てステージに立つと、ほんとにアイドルですよね。ずっとキラキラしていたけれど、樹々ちゃん、改めて惚れ直します。別グループの大型犬と言われるリーダーがもうすぐ卒業しますけど、樹々ちゃん、ほんとに愛玩犬のようです。

ほんとうに素晴らしかった。
理子ちゃんがハケる場所がわからなくなっていたのは上の通りだけど、それでも、OG メンバーがハケていくときに、それぞれの先輩たちに、しっかりコンタクトを取っていたリトキャメたちって場面もあって、素晴らし過ぎました。

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なかなかライブ本編に触れられないでいますが、もう一回ページを切りかえて。

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