つばきファクトリー 浅倉樹々、ハロショ千夜一夜で垣間見せたアイドルとしての無意識の自覚

赤いブラウスで黒地に水玉パンツの衣装（私服？）で登場してきた浅倉樹々さんは、今回の千夜一夜イベントが第53回目だと聴くや、愛犬のチャーリーの誕生日が５月３日だからと、いきなりの愛犬ネタのぶっ込みを。

チャーリーの誕生日が５月３日だというのは、こぶつば合同の “KOBO” ライブで物販された DVD Magazine（こぶしファクトリー&つばきファクトリー DVD MAGAZINE Vol.1）でも嬉しそうに紹介していた樹々ちゃんですから、この日、ハロショに集まったファンはみんな知ってたことですけど、誕生日の３日というのが、浅倉家にあって、そこまで深淵な意味づけをされているとは知りませんでした（記事末まとめ「浅倉樹々の　これについて話したい！」参照）。

というわけで、今回、ハロー！プロジェクト オフィシャルショップ東京秋葉原店の千夜一夜イベントに登場するのは、前回の谷本安美さんに続いて、つばきファクトリーから、明日のハローの大エース、浅倉樹々ちゃん。

西口社長曰く、新曲発売のタイミングだから、つばき強化月間なのだとか。

ハロショ千夜一夜 第五十三夜　～つばきファクトリー 浅倉樹々～

というわけで冒頭初っ端からチャーリーネタをぶっ込んだ樹々ちゃん、千夜一夜というイベントのことは知っていて、今回、自分が呼ばれてドキドキしているとご挨拶してくれます。

千夜一夜イベントそのものについての紹介は、前回の谷本安美さんのレポをご参照ください。

今回も、千夜一夜は２部構成。
１公演目は「浅倉樹々に50の質問」として、18:30 開始。２公演目は「もっともっと知りたくて 浅倉樹々」というタイトルで、20:00 開始。樹々ちゃんの幼少期からの年表と、樹々ちゃんが話したいトークテーマから組立てられております。

ハッシュタグ【#純情cm】で検索すれば、有能すぎる参加者によるTwitterでのリアルタイムレポを発掘できるかと思います。最近は、有名な超有能なヲタさんに加えてリアルタイムのTwitterレポする人が増えているので、発掘は容易かと。

こうした発掘可能なリアルタイムレポと、ほぼほぼ同等な（だと投稿者は思いたい）イベントの詳細は、記事末にまとめておきますね。（↓下記リンク）

このレポ本文では、こうした詳細から見て取れる浅倉樹々さんの全般的な印象を中心に。

って、今回もイベントの模様はハロショ大阪店にも中継されていたんですけど、１回目公演を終えて中継の向こうにご挨拶するにあたって、樹々ちゃん「みなさん飽きてませんかね？」とか。この、ナチュラルに大丈夫かなと心配する姿が、まず第一に可愛かったことは言うまでもないんですけど、第二に、ちょっとメタな感じですけど、こうした自分の仕事の結果を、いわば自分自身の査定ともいうべき事柄を、ごく自然な感じで話題に出せるところが、表面上の自信のなさとは裏腹に、無意識に自分にとても大きな自信があるかのようで、それは本記事で述べようとする浅倉樹々さん全般の印象とも通底していたりして。

髪を切って美しくなった浅倉樹々

樹々ちゃんがショートボブにして、それはそれは美しくなったことは、先の春ツアーのレポでもお伝えしたところですが、これが本当に驚異的。

１公演目の「浅倉樹々に50の質問」でも、何問か髪型についての質問も、いくつかありましたけども（記事末まとめ「浅倉樹々に50の質問」参照）、全然別の質問をしてる場合であってすら、雑談風の質問の枕の文言で、樹々ちゃんのショートボブを褒め称える投稿が多いこと多いこと。
質問としては全然別のテーマを持ち出しているのに、とりあえず「最近、髪をショートにして可愛さが増している浅倉さんですが…」みたいなところから主題に入る質問票の多いこと。

褒められまくって、すっかり気をよくしたのか、45問目の質問文中に「ずーっとショートカットでいて欲しい」とあるのを受けて浅倉樹々さん「じゃあ、そうします♪」と。
ほんとに “そう” してくれたら、嬉しいです。ええ、少なくとも私は。

実際、これまで樹々ちゃんが何をどう話しかけても、つっけんどんな態度に終始していた弟くんが、樹々ちゃんがショートにしてから、ちゃんと話しをしてくれるようになったんだとか。西口社長も「姉の魅力に気がついたのかもしれませんね」と言うとおり、この弟くんのエピソードは貴重なものであって、普段のステージとは別角度で一段深いメンバーの魅力に迫れる千夜一夜ならではかと。

まあ要するに、ショートボブにした樹々ちゃん可愛すぎ、ってことですけれども。

ちょっとだけ小片リサにこだわる浅倉樹々

２月のディファ有明のワンマンライブでも、春ツアーのトークコーナーでも、つばきDマガ Vol.2 での、激辛カレー対決時の小片さんとの微妙なやり取りを自らセルフパロディして見せてくれた浅倉樹々さん、なんとなくスッキリしないものがあるようです。

辛口カレーは好きですかという直球の質問に「ある切っ掛けがあって嫌いになりました」と応えたときには多くを語らなかった樹々ちゃんですが、全般的にどことなく小片さんの影がつきまといます。

つばきメンバーを家族に喩えると？という質問にあって、お父さん役に小片さんを即答で割り振っていた樹々ちゃん。他のメンバーについては、どうしてその役かについて（納得できるかどうかは別にして）それなりの理由を申し添えてくれたのに（たとえば、安美ちゃんは料理が出来るからお母さんなんですって）、どうして小片さんがお父さんなのか理由も説明せずに即答します。このレスポンスの反射具合に、何かしら他のメンバーとは違った思い入れが匂いませんか？

そして樹々ちゃんが自由に話して良い千夜一夜イベントにあって、当然、愛犬チャリコハ絡みの話題が頻出するわけですが（ほんまに頻出。一時は、こっちの印象を強めにレポを構成しようかと思ったほど）、愛犬の琥珀くんは、ちわわとマルチーズのハイブリッドで “ちわまる” という犬種なのだとかで、この話題が出る都度、客席からも西口社長からも、「りさまる？」というボケが投じられることになり、これまた、都度、樹々ちゃんは反射的に（しかも、かなりガチトーンで強めに）「ちがうっ！」と。

この小片さん絡みの反射的な応答に、何か大きな謎が隠されているような気がしませんか？（しなかったら、ごめんなさい）

愚直に真面目な浅倉樹々

千夜一夜は、参加者から寄せられた質問であれ、メンバーが話したいと持ち込んだテーマであれ、事務所のエライ人である西口社長との対話という形で展開します。で、西口社長、今般の つばきファクトリーの新曲のタイトルを必ず間違えるんですよ（おそらくネタ風に “あえて間違えた” 体を装っているけれど、たぶん、ほんとに覚えてないと見ました）。
２回目公演の『もっともっと知りたくて 浅倉樹々』の後半「浅倉樹々の　これについて話したい！」のテーマでも、”新曲について” がトークテーマに設定されていましたし、そうじゃなくとも、各公演のお終いのご挨拶前に、つばきの告知をするので、新曲の話題は複数回にわたって触れられるんですが、ことごとく間違えるんですよ、西口社長。

そんで、西口社長は、どことなく “いや、わたし、今、ボケてますよ” 的な空気を出してるんですけども、その都度、しっかりご立腹して、ほっぺをプーっとさせて、訂正するんですよね、樹々ちゃんって。

他にも、前回の谷本安美さんの時の話題を引っ張って、つばき内で、お〇りを触られる話しが出たときに、「アイドルがそんな話して良いんですか？…わたし、ダメだと思うんですけど」と、直球のダメ出しをする浅倉樹々さん。これには西口社長も思わずタジタジとなって、「いや、よくないと思うけど、盛り上がるもんだから、つい広げちゃうんだよ」と、こちらも真面目に直球の言い訳に及んでしまったり。

これは、上に言及した場面に限らずに、記事末にまとめたイベントの詳細の全場面にわたって見て取れたことです。ええ、浅倉樹々さんが、特に話しを面白くしようとか、西口社長のボケをちゃんと受け止めて話しを展開しようとかせずに、本当に愚直に、真面目にお話ししてくれた、ってことが。

ハローのエースにしてアイドルの本道　浅倉樹々

大丈夫ですか？ みなさん退屈してないですか？ と問うことが、一見、表面的には自信がないようでいて、その実、無意識に自分にちゃんと自信があるからこそお客さんに向って問える質問だと、そう上で述べました。

同じように、しっかりお話ししようとして、必ずしもボケたり、敢えて話しを面白くしようとしたりしないのは、一見、表面的には真面目で愚直なようでいて、その実、そのようにすることが一番に面白くなるのだと、ちゃんと知っているからなんですよね。

浅倉樹々さん、たぶん本人は意識してないと思うんですけど、どうすれば参加者が喜んでくれるのか、自分の魅力がどの辺りにあるのか、ちゃんとわかっているんだろうと。

２回目公演の『もっともっと知りたくて 浅倉樹々』の前半の、半生を語る年表コーナーでも、研修生に加入するにあたって、オーディションで私を落選させたことを後悔させてやるとの気概で加入を決めたと語ってくれます。研修生になったばかりの頃は、先輩の研修生よりも自分の方がダンスも上手だと、どこか上から見ていたとも告白する樹々ちゃんです。

つばきファクトリーになってからも、どこかしら頑固なところが見え隠れしていた浅倉樹々さんは、いろんな経験をして、メンバーを始めとして、たくさんの人が自分を支えてくれていることが実感できて、それで随分と柔らかくもなり大人にもなりましたけど、やっぱり意思の強いところは変わっていません。
…樹々ちゃん、ちゃんと、自分が “アイドル” だって、”アイドルになるべくしてアイドルの道を選んだ” って、わかってるんですよね。

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腰の故障から復活してからの、こぶつば合同ライブのレポでも、先の春ツアーのレポでも、樹々ちゃんの圧倒的パフォーマンスに、”エースとはこういうことか” と驚いた旨、報告してきた投稿者ですが、 今般の千夜一夜を通じては、パフォーマンスではなく、浅倉樹々さんが、無意識に “当たり前のようにアイドルとして屹立している自覚” の、（無意識だからこその）凄みを感じた次第です。

それこそ、メンバーがわからない前提で昭和のネタをぶっ込みまくってボケ倒す西口社長であってすら、ときにタジタジと真面目に応じざるをえないほどに。

そんな強い印象を持てたとお知らせできるほど、トークイベント千夜一夜は、メンバーの魅力が一段深いところまで開陳されるものであると、やっぱり再確認できた次第です。樹々ちゃんが登場してくれた『ハロショ千夜一夜 第五十三夜』も、樹々ちゃんのいろんな新しい一面が垣間見えたイベントとなりました。

…といったところで、投稿者の印象を述べたレポ本文は終了。
以下、当日のイベントの詳細を、どうぞ。

（文＝kogonil）

浅倉樹々に50の質問

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浅倉樹々年表

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浅倉樹々の　これについて話したい！

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