M-line Special 2021、7月の横浜公演で明らかになったソロとしてのそれぞれの魅力

はじめに　思わぬステージの一体感

昼公演の『可能性のコンチェルト』でクラップしていた方に、心からの連帯を。
この「M-line Special 2021～Make a Wish!～」の横浜公演では、これまでオープニング・アクトやゲスト出演という形で参加していた小片リサさんが、本格的に正規メンバーとして登壇します。そして後述するように、それに伴って “つばき曲” が多めのセトリとなった次第ですが、そのうち後半で宮本佳林ちゃんさんと小片さんが一緒に披露してくれた『可能性のコンチェルト』で、楽曲の展開に合わせて、善きところで、かつて つばき現場でも客席が盛り上がったところで、しっかりクラップを入れてくる方々がいたんですね。

これまた後述しますが、夜公演では鈴木愛理さんのMCでの呼びかけがありましたが、それに先立つ昼公演の『可能性のコンチェルト』でのことです。

このクラップによって、自分が M-line に参加することになった経緯を思って（おそらく思わないではいられないですよね）緊張もし、覚悟もしていたであろう小片さんを歓迎し応援する意思が客席に明らかであったことも指摘したいことですが、それよりも。このクラップがあったことによって、そうでない場合よりも、明らかに楽曲が盛り上がったというか、明瞭に『可能性のコンチェルト』という楽曲のパフォーマンスの完成度が上がったかと。
素晴らしかった。

これに続く楽曲での客席からのリアクションも含め、奏でられる “ハロプロ遺産” の素晴らしさは、楽曲を受け取り、享受し、参加する客席があってこそ、完成に至ると、強く実感したところです。その意味で、この横浜公演は、非常に（個人的に）意義深いものとなりました。

コロナ禍が収束の気配を見せない状況で、着席での観覧で、コールや歓声は一切禁止です。だから、拍手と楽曲に合わせたクラップ（と、あとペンライトの切り替え）だけが、客席からステージに寄与できるものとなるわけで、感染防止のレギュレーションも従来通りなところ（この点についての鈴木愛理さんのコメントは後述）、盛り上がれないライブなんて楽しくないとする声も根強い中で（この “盛り上がれない” 件についての宮本佳林ちゃんさんのコメントも後述）思わぬステージと客席の一体感を感じられたという次第。

そんなわけで、繰り返し、昼公演の『可能性のコンチェルト』でクラップしていた方に、心からの連帯を求めたいのでした。

M-line Special 2021～Make a Wish!～【7.24 横浜】

そんなわけで「M-line Special 2021～Make a Wish!～」、７月24日の土曜日に開催された横浜公演に参加してきました。「開場14:00／開演14:45」の昼公演と「開場17:15／開演18:00」の夜公演に参加です。
参加するのは、元℃-ute から鈴木愛理さん、そして、ほとんど「M-line Special 2021」の日程に皆勤である（とは本人もMCで言及してた）元 Juice=Juice 宮本佳林ちゃんさん、Bitter & Sweet の美しい２人（田﨑あさひ、長谷川萌美）に、今回が初めてとなる正式メンバーとしてのフル参加、元つばきファクトリーから 小片リサさんの５名です。

今般のステージでは、それぞれ２パターンの衣装での登壇となりますが、これが揃ってお似合いで、この５人でステージに並んだ時の調和というかハーモニーの整い具合には、まず一発、腰を抜かしたところです。

会場は、KT Zepp Yokohama で、私にはこれが初めての会場。検温と消毒に続いて、久しぶりに “チケットもぎり” があったりして、完全なチケットが手元に残らないのは “いつ以来だろう？” とか思ったりして。桜木町駅からは一本道っぽかったんですけど横浜駅からの方が近いなと思ったのが運の尽きで、立体交差にたどり着く手前で迷って大汗かいたことは秘密です。会場の外に設けられていた物販に並んでると「開演14:45」が迫ってきて焦った次第ですが、夜公演前の物販では、小片さんの日替わりが売り切れていたので、ここで並んで正解です。
ってか、やっぱり小片さんが人気だってことに、ちょっと嬉しかったりしたことは秘密じゃないので公然と。

そんな横浜公演のセットリストを下記に（↓）

そんな「M-line Special 2021～Make a Wish!～【7.24 横浜】」での（個人的に）印象深かったところを、以下、順次ご報告したいと思うんですが、すでに冒頭で触れたこともあって、夜公演での愛理さんと佳林ちゃんさんの、あまりにも自由なトークから次のページへ。