2018.7.22 愛知 日本特殊陶業フォレストホール
本気ボンバー!! 熊井友理奈 |
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Berryz工房 【2010/7/14】 |
作詞:つんく/作曲:つんく/編曲:板垣祐介 |
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Berryz工房時代から、メンバーからもファンからも、その “おっとりした” キャラクターが愛され、「熊井ちゃんと一緒に居ると、こっちまで天然になっちゃう」と苦言を呈されるほどの癒しオーラでも有名。
Berryz工房活動停止後は、地上波キー局の全国ネットからローカルチャンネルまで、幅広くテレビ番組のレポーターとして活躍し人気を博している一方、モデルとしても世界的なデザイナーのショーに頻繁に登場しランウェイを歩き、様々なメディアに取り上げられている。
そうしたタレントやモデルとしての一線級の活躍の一方、Berryz工房時代からのファンに向き合うファンクラブイベントなども精力的に展開し、後輩の新曲MVなどにも顔を出し、ハロプロのカウントダウンライブにあってOGで唯一皆勤であるなど、今でもハロプロに一番近いところにいてくれると、その意味でも多くのファンから変わらず愛され続けていたところ、現役メンバーたちとの身長差あるあるムック企画にも登場して、今になって “意外なはっちゃけ” が明らかになっているともされる。
参考:直近の熊井友理奈 関連記事
8月のディナーショーで、歌詞を間違えたことに言及して「自分との戦いに勝った」とか言っていた熊井ちゃんですが、『本気ボンバー!』を、あまりにも嬉しそうに歌う熊井ちゃんに、ぶっちゃけどこが間違っているのか初見ではわからないほど。
Berryz工房時代から可愛いし美しいとは思っていましたけど、Berryz工房が活動停止してから、熊井ちゃんが、こんなにもアイドルとしての自分の活動を肯定していたってことを、こんなにもBerryz工房としてのステージを愛していたってことを知って(← これ自体、率直に言って、新鮮な驚きであったわけですが)熊井ちゃんの可愛さと美しさには磨きがかかっています。
ええ、この楽曲パート、DVD上では何度か熊井ちゃんの顔のドアップがあるんですけど、都度、あまりに清々しく、あまりに晴々とした表情をしていて、とっくに熊井友理奈さんに惚れ込んでいる方も、一層深く、熊井ちゃんに惚れちゃいますよ。わたくしが請け合います。
夏DOKIリップスティック 矢島舞美 |
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矢島舞美 【2007/4/18】 |
作詞:つんく/作曲:つんく/編曲:山崎淳 |
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その活動の後半期から、メンバーたちからも「うちのリーダーがすいません」と言われるほど、天然でドジっ子であることが周知され、クラッシャーであったり腹筋であったり食べてる画像が可愛いなどと、さまざまな逸話と供に、その愛らしいキャラクターが広く知られるようになったが、ある時期まではリーダーとしての重圧から、時にメンバーに厳しく接することもあったという。メンバーが成長して大人になってきて “あ、頼って良いんだ” と思うようになってから、天然でドジっ子な側面が目立つようになり、そうした “ポンコツ” リーダーを、周囲のメンバーも、フォローするだけでなく、笑って愛するようになり、そうした変化に伴って℃-ute がグループとしても飛躍していったという意味で、まさしく ℃-ute というグループを代表する、立派すぎるほど立派なリーダー。
天然でドジっ子としてのさまざまな逸話がファンに愛される一方、圧巻のビジュアルでファンを魅了するだけでなく、誰かと闘ってでもいるかのような鋭いパフォーマンスでも刮目された。
℃-ute 解散後は、ラジオや情報番組の傍ら、ファンクラブイベントやメンバーの中島早貴と一緒にステージを勤める他、まさに “誰かと闘っているような” 激しい舞台に多数出演している。
参考:直近の矢島舞美 関連記事
上に熊井ちゃんの美しさについて述べたばかりですが、戦闘態勢の矢島舞美の美しさこそは尋常ではなく、殺陣も豊富な舞台を選んでいるのは間違いじゃないと思いますよね。それほど『夏DOKI リップスティック』を披露する矢島舞美さんは美しい。
ステージ上で座り込むようにして、客席に背を向けて足をバーッと開脚する場面があるんですけど、こうしてみると2014年の『℃-uteの本音』ツアーもまた別の角度から評価したくなるほど。上に、こうしたゲストOG企画は、いろんな意味でハロプロを楽しむ醍醐味が凝縮されている的な意味のことを述べましたが、さらに加えて、かつて幼く愛らしかったメンバーの、また別の側面が、改めて大人になった今だからこそクローズアップされるということも新たな驚きです。
ほんとうに美しいですよね、舞美ちゃん。
一丁目ロック! 熊井友理奈・矢島舞美 |
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Berryz工房 【2011/3/30】 |
作詞:つんく/作曲:つんく/編曲:朝井泰生 |
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昨今、DVD化にあたって客席からのコールを絞らなくなってきているとか思いませんか? 太陽とシスコムーン/Juice=Juice の『Magic of Love』における「ここだよ ともこ!」が、しっかり映像化商品に乗ってることもそうなら、この『一丁目ロック!』の「♪うぉううぉうお~~~!」も。何度現場で体験しても、幾度DVDを再生しても、その都度鳥肌が立つのは、むしろファンとして誇らしいと言うべきかと。
それにしても熊井ちゃんに舞美ちゃんという、ベリキュー屈指の汗っかきコンビにしてハロプロ屈指の超美形ペアによる『一丁目ロック!』の、かくも楽しげで嬉しげなパフォーマンスだなんて、いったい、なんて場面を見せてくれるもんかと。よくぞ映像化してくれたと心から感謝したいところです。
2018.7.29 福岡 福岡国際会議場ホール
悔し涙 ぽろり 中澤裕子 |
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中澤裕子 【2001/2/15】 |
作詞:つんく/作曲:つんく/編曲:小西貴雄 |
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大阪弁が際立つこともあって、在籍中から “恐い先輩” 的な立ち位置にあり、その立ち位置から後輩たちを引き立てる “頼れる姐さん” であった。当時から「おばちゃん」的なイジりを鷹揚に受け止め、アーティストやアイドルといったところに収まりきらない “ハロプロの特異な押し出し” の嚆矢でもある。
モーニング娘。を卒業してからも、8代目リーダーの道重さゆみに向って、「しげちゃんたちが頑張ってくれているから、わたしは過去の人にならないで済んでいる」と感謝を述べたり、9期メンバー鞘師里保のダンスの技量を目の当たりにして、「これでモーニングは大丈夫だ」と涙したり、モーニング娘。とハロプロの、その “存続” と “継承” の構図を意図的に言及することが多い。
こうした、地方在住で芸能活動継続しつつワーク&ライフバランス追求であるとか、タレントらしからぬ立ち位置でのイジりを受け止めるとか、”存続” と “継承” を象徴しているという点で、いろんな意味で、現在のハロプロの方向性を体現している初代の “姐さん”。
よく “ハロプロ顔” とか言われますけど、アップになった中澤姐さん、意外にも童顔で、なるほど “ハロプロ顔” とは、よく言ったもんだと思った次第。
そんな中澤姐さん、『悔し涙 ぽろり』披露にあたって登場してきたそのオープニングから感極まってる感じがあります。
『愛の種』の衣装で気合いを入れてきたとか恥ずかしそうに語りながら、しかし自信にあふれて力強く歌う様は、さすが初代と声をかけたくなるほど。
Moonlight night ~月夜の晩だよ~ 新垣里沙 |
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モーニング娘。 【2010/3/17】 |
作詞:つんく/作曲:つんく/編曲:田中直 |
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現在は、女優として多くの舞台に参加するが、在籍当時からバランス重視の調整者という側面が強く、歌唱力でも、ダンスでも、MCの仕切りトークでも、当時のプラチナ期にあって、傑出した表現者であった高橋愛と他のメンバーの間をつなぐ(パフォーマンスの面での)中間管理職でもあり、それ自体、希有のスキルであると評されることもある。一方、当時から、客席煽りは新垣の独壇場で、この激しい煽りは現在でも健在。
モーニング娘。加入当初は、その経歴が誤解されたことから、一時、かなり不幸な成り行きに翻弄されることもあったが、常に笑顔で乗り越えてきた。このことがあったからこそ、後の(同じような経歴を経て加入してきた)後輩たちが暖かくファンに迎えられる素地を創ったとも言え、その意味で、新垣里沙こそは “ハロプロのファンを育てた” のだと言えるのかも知れない。
卒業時のファンクラブバスツアーで、ツアーに参加していた自らを慕う後輩(9期:生田衣梨奈)に、「私の黄緑、受け継いでくださいね」と語りかけた場面はハロプロ屈指の名場面とされる。
続けて『Moonlight night ~月夜の晩だよ~』を披露する新垣里沙さん、登場して来るやいきなりイントロに合わせて「みーーーなさんこんばんは 新垣里沙でぇーす こーえ だしていきましょぉ~~!」って、なんか少し笑っちゃいますよね。佐藤まーちゃんの近年の客席掴みを度外視すれば、歴代最強の客席煽りの新垣さんってこともありますけど、ああ、新垣さんだなあって、笑った笑顔のまんま、なんだか懐かしくて、すこしだけ目に滲むものがあったりします。
繰り返し、ド定番の楽曲遺産もそうなら、そんな定番中のド定番を、いつになっても鮮やかに甦らせるメンバーこそ、そのメンバーに想い入れるファンも込みで、財産かと。
サマーナイトタウン 中澤裕子・新垣里沙 |
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モーニング娘。 【1998/5/27】 |
作詞:つんく/作曲:つんく/編曲:前嶋康明 |
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初代の中澤姐さんが “恐い先輩” であるネタを押し出して “先にエレベータに乗っちゃ駄目だよ” 的なMCを終えて、続けて中澤裕子さんと新垣里沙さんは『サマーナイトタウン』を披露してくれます。こうした往年の楽曲は、楽曲の力が鮮明ですよね。…って思いながらも、それは楽曲そのものの力が(客観的に)凄いからなのか、それとも、こちらのファン歴も込みで(主観的な)思い入れがあるからこそ響いてくるのか、にわかには判断できないところながら、どちらであっても、それはハロプロの20年という積み重ねがあってこそのものであることは明らかであって、そこにファンとして参加できていることを純粋に喜びたい。
やはり途中からバックダンサーとしてモーニング娘。’18 が参加してきます。現役メンバーと腕を絡める中澤裕子の、そのときの表情にこそ注目。
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