宮本佳林 ソロシングル発売決定! “ハロプロ以降” のファンの期待に添うか?

元 Juice=Juice で 現在は M-line club に移行してソロ活動を続けている 宮本佳林 が、自身の誕生日である12月1日に、ソロシングルをリリースすることが明らかになった。
この情報解禁は、毎週金曜日の19時に公開される M-line Music の四回目の配信(2021.8.27 公開分)にて。YouTube 画面の概要欄に、その配信動画の内容として宮本のライブ映像や撮影メイキングなどが並ぶ中、動画冒頭のMC(夏焼雅田﨑あさひ)によるご挨拶に続けて、いきなりのお知らせとなった。

トリプルA面としてリリースされるのは、すでに2019年に配信された楽曲の再レコーディングによる2021年バージョン(『どうして僕らにはやる気がないのか』)他2曲になるという。
動画の告知によれば、ミュージックビデオなども予定されているようだ。

ハロプロOGが、OGとなってからオリジナルの楽曲をリリースすること自体は、さほど珍しいことではない。しかし、はっきりとCDという(モノとしての)形でリリースするのは、鈴木愛理(参考|「鈴木愛理、12月セカンドアルバム発売決定! 積極的な外への攻勢に℃-uteを彷彿」)や、道重さゆみ(参考|「道重さゆみ、2枚目となるソロアルバム『SAYUMINGLANDOLL~SAYUTOPIA~』をリリース! M-line Club の今後を担うか?」)といった一部の者に限られており、多くの場合は “配信曲” となっていた。シングルやアルバムが、配信としてではなく、はっきり「モノ」としての形でリリースされることは、ファンにとって、リリース記念のイベントが期待できるという点で、大きなインパクトがある。この意味で、このお知らせは “朗報” といって良いだろう。実際、直近で、2枚目となるソロアルバムをリリースした道重は、インターネット経由のサイン会やオンラインのお話会などを精力的に開催している。

この点で、リリース予定が宮本の誕生日である12月1日だということが、さらなるファンの期待を増している。

昨年からのコロナ禍での制約にあって、参加したいと思うファンが日程の調整をしなければならないイベント類であっても、開催から一ヶ月を切ってからの告知といったことが珍しくなくなっている昨今、ずいぶん余裕をもったリリースの告知だというだけでなく、もちろん誕生日のイベントも含め、その近辺の日程で様々な企画が準備されているのではないかと、そうファンは期待しているのだ。

ハロプロのグループを離れてソロとなったOGの場合、従来のアイドルとしての活動とは異なって、ファンは、思った以上に、会いに行ける現場が乏しいことに気付かされることになる。ドラマや演劇のステージを主要な活動フィールドとするメンバーの場合は特にそうだし、楽曲をリリースしてくれるOGでも、それが “配信” という形であれば、なかなかファンとして実感を伴った応援も、やりにくいところがあったことは否めない。

しかしながら、2021年になってから、M-line club に籍を移したOGたちのステージが企画され、かつてのハロコン並みに、全国各地を巡回し、多彩なメンバーをそろえて、現役時代に勝るとも劣らぬライブが繰り広げられてもいる。こうした流れの中で、宮本の(いろいろ期待を掻き立てる)シングルリリースということで、この先、M-line club 所属のOGメンバーによる楽曲リリースやイベント企画などが期待できそうなことに、ファンは色めき立っているという次第だ。

それでなくとも、今後の M-lien club については、メンバーがますます充実するのではないかと見られてもいる。Juice-Juice の金澤朋子や、モーニング娘。’21 の譜久村聖などの動向にも注目が集まっている。ハロプロの “アイドル以降” を、アップフロントは真剣に模索し始めているのではないかとする観測もある。

果たして、この宮本のシングルリリースが、こうした観測や期待に添うものとなるかどうか、残り2曲の情報なども含め、当然のように待機しているであろう “続報” に、大いに期待したいところだ。

(文=椿道茂高)

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