見事に後輩たちをまとめあげ、一時期の（低迷という以上に）辛酸を超えて、グループを大きく、明るく、活力あるものに育て上げた偉大なリーダーにして、当人が不在であってすら別グループの後輩からもイジられる突出した “丸い” 人格者であることも知られるアンジュルムの竹内朱莉。その竹内が卒業してからのアンジュルムがどうなるのか、ファンを含めた識者は成り行きを見守っていた。
竹内以降のアンジュルムについては、まず一番に、次のリーダーは誰になるのかという点が取り沙汰されていた。
従来的な年齢順であれば、現サブリーダーである川村文乃が、グループ所属の年功であれば佐々木莉佳子が有力視されていたところ、これらを飛び越えて、竹内以降のリーダーには上國料萌衣が就任することになる。
2023年６月11日の日曜日、惜しまれながらも閉鎖が決まった中野サンプラザで連日開催されていた『さよなら中野サンプラザ音楽祭』、そのアンジュルム公演（6/11、開演14:30）にて、上國料のリーダー就任がアナウンスされたことが現場のファンから伝えられている。川村はサブリーダーを続投することになるという。
現場からのファンの報告によれば、このアナウンスに伴って上國料が涙を見せたとも、リーダー人事については、川村や佐々木とも相談していたことなどが明かされたとも云う。何より、事務所の采配として、年功序列が崩れたことが大きい。このことで、2023年の秋にリーダーが卒業することが予告されているモーニング娘。’23 や つばきファクトリーの後継人事にも含みが出てきたと見る向きもある。
そして、サブリーダー続投となった川村が、あえてそのアンジュルム愛を指摘したように、上國料は、記事末の関連リンクに明らかなように、いわゆる “外” でのアンジュルムの顔として戦う場面が多い一方で、竹内が内々にメンバーに卒業を告げたところ、涙ながらに聴きたくないとその場を離れたほど、アンジュルムへの愛情が深いことでも知られている。それは、モーニング娘。メンバー募集のオーディションに落選してから、一時期、ハロプロの楽曲に接することができなくなっていたところ、アンジュルムの楽曲に触れて、改めてアンジュルムのオーディションを受け直した時から、一貫している。
アンジュルムを、ここまで活力のある素晴らしいグループへと牽引してきた竹内が卒業して以降は、そんな現在のアンジュルムを愛して止まぬ上國料が、３代目のリーダーとして引き継ぐことになる。
*****【2023.6.11 追記】*****
そしてアンジュルムのラスト中野公演を終えた当日の夜半に、上國料本人のブログも更新された。
上國料萌衣
そして、改めて。
アンジュルム メンバーブログ 上國料萌衣
竹内さんの卒業後、アンジュルムのリーダーを務めさせていただくことになりました！
異例のリーダー指名であることに自ら触れて、しかし、今のメンバーがいるから、メンバーとグループのことを語り合う時間が大好きだから、次の時代にバトンを手渡せるように頑張る旨、高らかに宣言してくれている。
卒業を控えた竹内も、中野のステージでは、後輩たちに辛い思いをさせるような奴は私が許さないし、私の背後には “あやちょ” という人もいると、しっかり後詰の覚悟を語ったようだ。
傑出した “丸い” 人格者リーダーが卒業しても、アンジュルムには明るい未来しかないようだ。
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