横浜アリーナでの卒業公演(→ 参考)から、まもなく1年。
そんなタイミングで、モーニング娘。歴代最長リーダーを誇る元モーニング娘。9期メンバー 譜久村聖のインスタアカウントが動いた。
それは、あたかも宣材写真の撮影風景をトリミングしたかのような動画となっており、卒業以来一切の音沙汰がなかったこととも併せ、いよいよ譜久村聖ソロ活動のスタートではないかと界隈はざわついている。詳細が不明なままに、多くのファンが「おかえりなさい」の声を上げているのだ。
譜久村聖は、現役中にリリースした写真集の冊数でも、その写真集に活写される大人びた魅力でもファンに刮目されてきたメンバーだ。ハロプロのメンバー内においても、その “もちもちの肌感” が話題になるだけでなく、真正面から描写しがたい魅力に幻惑される者が続出するほどだった。しかし、譜久村は、そうした個人としての外面的なものだけではない魅力で、広く深くファンに支持されてきたことでも知られる。
第一に、そこらの “ヲタ” など足元にも及ばぬ濃厚なハロヲタである点が挙げられる。そうした “自らハロプロのファンであること” こそ、譜久村のステージを支える大きな力になっていることは見やすいところだが、そうした点があるからこそ、2014年の道重さゆみ卒業ライブでの伝説(フクムラダッシュ)だけではなく、様々な経緯で加入してくる後輩たちを懐深く迎え入れ、”モーニング娘。メンバー” として成長していくことを支えてきた譜久村の、そのバックボーンとして、”譜久村が思い描くハロプロこそが真のハロプロ” という側面があることは指摘したい。
第二に、多彩な才能がごった煮となっているモーニング娘。という修羅場にあって、個々の技に突出して引っ張られてしまわぬように、常に全体をバランス良く底支えしていた “優れたバランサー” であったことがあげられる。この、どこか控えめでありながら、しかし、しっかりと愛情をもってステージを支える譜久村の美質は、卒業前にリリースされた KAN のカバー曲(「モーニング娘。’21 譜久村聖、KANの『エキストラ』をカバー ~静かに歌い上げる歌詞に重なる矜持~」)にも、見事に表現されている。
そんな譜久村聖が、いよいよ動き出すのかと、ファンは固唾をのんで続報を待つ構えだ。
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ただ、この動きに先んじて、幾人かの現役メンバーやOGメンバーが、アップフロント界隈から離れることになったことが知られている。それでなくともメンバーもグループも増加傾向にあり、なにかとマネジメントのリソースが不足がちなのではないかとは素人の目にも懸念されていたところだ。
譜久村の再始動の期待が余計な憶測を呼ぶことはないだろうが、改めて、ファン側の懸念や憶測を払拭するような続報を待ちたい。
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