【短報】浅倉樹々、意図せぬ涙に微妙にプンスカしたバースデーイベント2024 ~Dahlia~

はじめに 思わず漏れる涙の背景は?

全部で7曲披露されたライブの6曲めを終えて、最後の曲に行くまえにご挨拶のMCを進める浅倉樹々ちゃん、このパートでのトークの趣旨は、私(=樹々ちゃん)も皆さんも、同じように頑張ってるし、だから、お互いにお互いの元気の源になれたら良いですね、ってことでした。どういうことかというと、ファンの皆さんも、日々、お仕事だったりお勉強だったり、いろんなことがあって、辛かったり厳しかったりする毎日を乗り越えて、こうして休日のファンクラブイベントで私に会いに来てくれる。私も、平日は学校に行っていて、いろいろある毎日を乗り越えて、それでも、こうして応援してくれる皆さんの笑顔や声援をもらって、元気になれています。だから、お互いがお互いの元気の源になれたら良いですね… って、そういうお話だったんですけど、そんな脈絡のお話をする中で、第一に、やっぱり学校生活とタレントとしての活動の両立が大変だってこともあっただろうし、何よりも、グループを卒業してソロとして活動していて、そして、こうして台風なのに、雨なのに、私を応援してくれる人がたくさん集まってくれることが、当たり前の事じゃないし、嬉しいと、はっきり明言しながら、そういう話をしようとする中で樹々ちゃんの脳裏にいろんな脈絡が想起されただろうことの結果として… 樹々ちゃん、泣いちゃいましてね

もちろん、すぐに笑顔で立ち直る樹々ちゃんでしたけど、ラストの7曲めを終えて…
って、ちょっと脱線ですけど、樹々ちゃんが、いろんなことを想って、思わず泣いてしまったご挨拶の後、ラストの楽曲として℃-ute の『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』のイントロが流れてきたとき(しかし『キャンパスライフ』のイントロは実に素晴らしいよね!)、樹々ちゃんの涙と、樹々ちゃんの涙の理由とも併せて、かなり(とりわけ、かつてのベリキューファンにとって)厳しい局面を迎えることになったことは… そりゃ、言うまでもありませんよね。

というわけで閑話休題。
ラストの7曲めを終えて客席に順番にご挨拶する樹々ちゃん、ニコニコ笑いながら「も~~泣いちゃったよぉ」って照れながら自分に突っ込んでいます。なんだか、そんなつもりじゃなかったのに、と言い訳しているようでもあり、若干プンスカしながら、だからこそ、涙を触発することになった脈絡(ソロで活動出来ていることの幸運と、客席とお互いに元気の源になりましょうというエール交換)が、とって付けたようなものではなく、浅倉樹々さんにとって真摯な本心からのものであるとわかる次第です。

… そう、そうした真摯さが樹々ちゃんの場合に一層こちらの胸を打つ経緯については、下記の記事を始めとする一連の流れを踏まえていただければ。

浅倉樹々バースデーイベント2024 ~Dahlia~

そんなわけで2024年9月1日の日曜日、2日後に24歳を迎えようとする浅倉樹々ちゃんのバースデーイベントが、上野の「飛行船シアター」で開催されました。こちら、「開場14:50/開演15:30」となる1公演めに参加してきたのでご報告です。

なんで1公演だけかというと、当日の交通機関や気象状況から、2公演完走しちゃうと、9月1日中に帰れるか微妙だったので、安全を優先したって次第ですけども、ネットを見ていると、皆さん、新幹線が動いていない前提で、大きく迂回して帰宅したり、深夜の高速バスをセレクトしたりしていて、わたくし、気合の入り方の甘さを反省しています。

とはいえ、上野の「飛行船シアター」、昨年の樹々ちゃんのバースデーもこの会場だったし(→ 参考記事)、希空ちゃんのバーイベもこの会場だったし(→ 参考記事)ってことで、何度か足を運んでいるうえに、帰路として飛行船シアターから上野駅までは、わかりやすいルートであるのに、なんだか上野駅から会場までの往路が、いつも最初にどこで曲がれば良いのか迷って、かならず遠回りしてしまう不思議な会場です。帰り道は迷わないのに、会場に向かう際には、いっつも「あれえ?」ってなります。

と、そんな(わたくしだけかも知れませんが)迷う会場での開催ながら、開演前の影アナ(天の声氏)の注意事項に耳を傾けていると、イベント後にお見送り会があるとのアナウンスが。ええっ!事前の告知に、そんなお知らせありましたっけ??と嬉しい動揺に襲われながら、樹々ちゃんの登壇を迎えます。

樹々ちゃんの衣装に衆目が集まった2024年のバーイベですけど、衣装よりもやっぱり、いきなり小っちゃくて可愛い樹々ちゃん、びっくりです。

お見送り会は、当然、とても嬉しかったですし、非常に近い距離でメンバーと相対することができるわけですが、一瞬のことですから(足を止めてはならない)実はあんまり記憶にも印象にも残らないことが通常です。それ以上に、今般、嬉しかったのは、コーナー企画としてのプレゼント抽選会。これ、抽選した座席のすぐそばまで樹々ちゃんが降臨して当選者さんに「おめでとう」を言う仕様となっていまして、降臨したまんまその場で次の抽選をして、総計12名の幸運な当選者さんの座席を目指して、樹々ちゃんが客席をぐるぐるするという趣向だったわけですが、わたくし、1階席の大きな通路沿いのH列であったため、私の目の前を何度も樹々ちゃんがパタパタと駆けて行きまして、比較的長い時間、樹々ちゃんを近い距離で観ていられた次第です。

そうした幸運もあったうえで、自信をもってお伝えすれば、樹々ちゃん、小っちゃくて可愛くて、びっくりです。
というわけで、まずは、参加できた限りでのイベントの概要を下記に。

浅倉樹々バースデーイベント2024 ~Dahlia~
2024年9月1日(日)  飛行船シアター
開場14:50/開演15:30
いきなり小っちゃくて可愛い樹々ちゃん
01・『MY BOY』(Buono!)
02・『ハナモヨウ』(つばきファクトリー)
【ご挨拶】「灼熱、学校だったの!」
鈴木啓太さんサポート
【コーナー企画:キキポスト】猫耳装着で Q&A
 1/運転していて新しい発見は?
 2/樹々ちゃん主催のキキフェス 登場グループ5組は?
 3/あやなみ派?アスカ派?
 4/この夏、楽しかったこと、大変だったこと
 5/緊張対策は?
【コーナー企画:プレゼント抽選会】
 樹々ちゃん会場降臨中!!
03・『プラネタリウム』(大塚愛)座って
04・『Memory 青春の光』(モーニング娘。)座って
皆さんは、私よりも年上??ですよね??(いろんな経験云々ってことで)
05・『ジリリ キテル』(Berryz工房)
06・『都会っ子 純情』(℃-ute)
樹々ちゃん、泣いちゃう
07・『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』(℃-ute)
樹々ちゃん「もう!泣いちゃったよ!」
→ 【お見送り会】

オープニングは、いきなりの楽曲披露で、まずは樹々ちゃんが愛して止まぬ Buono! のナンバーから『MY BOY』。すっかり昨今の若いメンバーにも Buono! 好きが散見されますが、やっぱり、嗣永桃子夏焼雅鈴木愛理という3人の強力なボーカルがそれぞれパートを分担していた楽曲を、一人で歌い上げる様子には(ももち、雅ちゃん、愛理さんの現役時代に並走してきた分だけ)やっぱり驚かされる次第。

今般の樹々ちゃんのバースデーイベントには、上々軍団から鈴木啓太さんが出張ってくれますが、啓太さんもおっしゃる通り、いきなり最初っからの盛り上がりが凄いってことで、客席からのコールも激しく、上に掲載したようにベリキューからの楽曲チョイス多めだったわけですが、この Buono! 曲もベリキュー曲も、往時のコールが正しく踏襲されて(樹々ちゃん向けに)カスタマイズされており、ひょっとして樹々ちゃんファンには古参が多いのかと思ったり思わなかったり。

続く、つばき の『ハナモヨウ』では、決めの「♪はなもよう」の直前の「♪こいごころ」ってところの樹々ちゃんの声の響きが可愛くてコロコロしていて、ひっくり返ったのでした。

オープニングの2曲を終えて、ようやくご挨拶トーク。啓太さんも登場したのはこのタイミング。河口湖での つばきファクトリー夏の恒例ソロライブについて、「灼熱、行きたかったけど学校だったの!」と樹々ちゃん。

【コーナー企画:キキポスト】猫耳装着で Q&A

コーナー企画は、事前に募集した質問にお答えする定番コーナーですが、何故か猫耳のアクセサリーを装着することになる樹々ちゃん、最近はけっこう猫が好きとか言ってます。

つばき冠番組の超初期の放送で、当時のリーダー山岸理子ちゃんへのドッキリで、メンバー個々の違和感にリーダーは気が付くか?って企画がありましたけど、そこでも「ほんとは猫が好き」みたいなことを言ってました(そして理子ちゃんに「ぜったい違う」って言われてました)よね。なんでも、ワンちゃんは呼ぶとすぐ来るけど、呼んでも来ないツンツンぶりが良いとか、肉球で踏み踏みするところが好きとか、いろいろ言ってます。

そんな猫耳樹々ちゃんが質問に応じるは…

1/免許をとった樹々ちゃん、運転していて新しい発見は?
  • 最近、運転していません
  • 怖いよね、車幅がわからない。対向車とぶつかる!って思う。ぶつからないけど
  • 車庫入れができない
2/樹々ちゃん主催のキキフェス 登場グループ5組は?
  • 登場グループは、こんなところ
    つばきファクトリー
    L’Arc〜en〜Ciel
    Acid Black Cherry
    -真天地開闢集団-ジグザグ
    いきものがかり
  • 啓太「この並びで、つばき は大丈夫??」
  • つばきが最初かな
  • 啓太「樹々ちゃんは出ないの?」
  • 私は1、2曲で 
3/綾波派?アスカ派?
  • ついに観たんですよ、エヴァ!
  • 綾波とアスカって、一緒ですよね?えっ??
    啓太「ほんとに観たの?」
  • 誰かさんに叱られるよって思いつつ、樹々ちゃんは綾波派だそうです
4/この夏、楽しかったこと、大変だったこと
  • 楽しかったこと
    m-line にたくさん出演した
    めぐろが区切りでちょっと悲しい
  • 大変だったのは、夏休み中も学校に行ってワンちゃんの毛のお手入れをしたこと
    処理が追い付かないから定時で帰れない!あいつら(→ 毛玉のこと)
  • (学校で、ひそかに毛玉にプンスカしてる樹々ちゃんが想像できて楽しかった)
5/緊張対策は?
  • いつもと違う自分でステージに登る
    気持ち造るのしんどいけど、自分じゃないと思って。”素の自分” ではステージに出ない

*****

続くコーナー企画は、すでにイベントの流れを無視して述べてしまいましたが、「プレゼント抽選会」。

樹々ちゃんが会場に降臨して客席をぐるぐるしてくれたこと、幸運にも、大きな通路沿いだったので、わたくしの目の前を何度も樹々ちゃんが駆けて行ったことは既述しました。抽選については、確率的偏差が然らしめるところ、全部で12名しか当選しないのに、それがC列とF列に偏りまして、会場手前と会場奥という意味では、会場の前方に偏った結果、樹々ちゃんの “会場ぐるぐる” 移動は前後での移動が少なかった半面、それでも下手側の番号と上手側の番号が適宜散ったため、左右移動は頻繁で、だもんだから、大きな通路に面したH列であった私は何度も樹々ちゃんダッシュを間近で見ることができたのでした。

駆け抜けていくときも、客席のあちこちに向けて笑顔で手を振る樹々ちゃんは可愛かったです。言うまでもありませんが。

ミニライブ後半戦と涙とお見送り会

コーナーを終えてミニライブの後半戦。大塚愛さんの『プラネタリウム』と、モーニング懐かしの『Memory 青春の光』は、客席は着席のまま、しっとりと樹々ちゃんが情感たっぷりに歌いあげます。大塚愛さんの楽曲については、わたくし、ちゃんと比較できないので申し訳ないんですけど、『Memory 青春の光』について、実は往時のモーニング娘。のステージと脳内比較の結果、ひっくり返ったところ。… 樹々ちゃん、ちっちゃくて可愛い… ってだけじゃなく、歌い手として着実な成長を見せています。

ってか、ソロで m-line に移籍したメンバーって、みんな、歌が素晴らしいのは何故? …やっぱりアップフロントはアイドル事務所ではなくて、音楽事務所だってことなのかも。

2曲を終えてスタンディングに移る前に、樹々ちゃんは、すこしトークを挟んでくれます。
ロックな樹々ちゃんこそ有名になったけど、こうしてソロとして活動して、これまでいろんな経験をしたからこそ、いろんな楽曲を歌いたくなった… 的なお話が展開するところで、いろんな経験云々ってことで、急に客席に向かって「皆さんは、私よりも年上??ですよね??」的なイジりを入れて笑いも提供してくれます。

なんか、あんなに引っ込み思案で、なかなかロック魂を表に出せずに、発言の機会をフラれても、モジモジして前に出れなかった(応援企画から こぶつば の中野くらいまで|2016~2018年くらいの)樹々ちゃんを知っている者として、この、あっけらかんと嬉しそうに客席と対話してる樹々ちゃんには、やっぱり驚きを隠せないところ。いつまで言ってんだって向きもあろうかと思いますが… …樹々ちゃん、そうですね、もう24歳を迎えるんですもんね。

2016年の初めてのリリイベで、お客さんが来てくれるかどうか不安で、でもたくさんのファンが来てくれて嬉しくて泣いていた(→ 参考記事|つばきファクトリー リリースイベント in ららぽーと立川立飛、大宮ステラモール、アリオ橋本)幼かったアイドルは… …樹々ちゃん、そうですね、もう24歳を迎えるんですもんね。

そんな風に往時を思い出すのも無理はないと強弁したいのは、当時のリリイベよろしく、今般のバーイベでも、ベリキュー先輩のカバーが多めだったから。Berryz工房の『ジリリ キテル』から℃-ute の『都会っ子 純情』をパフォーマンスしてくれて、「はやいもので、もう最後の…」っていう樹々ちゃんが、会場から渾身のエーイングを引き出してから、ご挨拶のMCへ。

ここで樹々ちゃんが思わず泣いちゃったこと、そのままラストの『キャンパスライフ~生まれて来てよかった~』が、樹々ちゃんが泣いちゃったこととの併せ技で、いかにもエモーショナルであったこと、最後のご挨拶で、「もう!泣いちゃったよ!」と樹々ちゃんが若干プンスカしていたことは、すでに記事の冒頭で述べた通りです。

お見送り会では、会場から退出する動線上に設けられたブースで、参加者さんたちを待ってくれていた樹々ちゃんが、いかにも可愛らしく、ちっちゃく、ニコニコして嬉しそうであったことは、あえて記するまでもありませんね。

*****

樹々ちゃんは、こうしたアイドル現場以外のところでは、樹々ちゃんも学校があるし、皆さんもお仕事や勉強があるので、大変な毎日を過ごしながら、こうしてお互いに元気を与え会っていますね、ってお話してくれます。

確かに遠く地方から遠征してくるファンにあっては、とりわけ今般については台風のため交通機関が乱れて、非常に大変な思いをして上野の飛行船シアターにやってきたわけですけども、それでも、私たちファンにとっては、お仕事なり勉強なりの日々を過ごしたうえで、イベントやライブは、あくまで “楽しみ” のための時間です。一方の樹々ちゃんは、ファンにとっての楽しみの時間でも、やっぱり “お仕事” なんですよね。

なのに。
なのに、お仕事としてステージに立っているのに、そのためにリハーサルから楽曲のセレクトから企画の打ち合わせまで、いろいろ準備も大変だろうに、それなのに、客席から皆さんが私に笑顔と声援で元気を届けてくれると言ってくれる樹々ちゃん。… なんだか、今になって、こうしてレポしていて、わたくしも泣いちゃいそうです。

樹々ちゃん、24歳の一年も、素敵な一年になりますように。

(文=kogonil)

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