2つの夏焼雅のバランスがステージの厚みを絶妙に支える PINK CRES. PETIT Party!

はじめに 夏焼雅さんの握手のこと

ハロプロのメンバーやOGと握手するときって、嬉しくてドキドキわくわくする一方、いろいろ失敗しちゃって残念な思いを抱いたままイベント会場から去って行くってことが多くありませんか。事前にあれこれ言いたいことを脳内でぐるぐるシミュレーションしながら、いざメンバーの目の前に出ちゃうと、何一つ言いたいことが言えなかったり。メンバーがニコニコ笑顔でファンを迎えてくれるものと勝手に期待していたら、案外、表情が固くて、思っていたのと違って戸惑ってる間に時間が過ぎてしまったり。

それは、握手券をまとめて出して、ある程度の会話の時間をキープできた場合であれ、リリイベや個別にずいぶん通って、それなりに顔を覚えてもらっている場合であれ、何度もハロメンとの握手を経験して、すっかり慣れっこになってる場合であれ、それでも、いろいろ失敗ぶっこいて、切ない思いだけを胸にイベント現場から帰ってくることは…やっぱりありますよね。いや、そんなことばっかりだと言っても過言ではないかと。

もちろん、上手に握手会といったイベントを楽しめているファンも多いでしょうから、これは、あくまで私の場合ってことで(以下同様)。

もちろんついでにもう一つ、これはハロメン側の問題なのではなく、あくまでこっちの問題であって、メンバー側の表情が固いことだって、こっちが(自分で思ってる以上に)固い表情でブースに入ったせいかも知れませんし、思ってる以上に私がキモいせいであって、上手な会話のキャッチボールができなかったことも、基本的に、いろいろ舞い上がってまともに発話すら出来てない私のせいなんですけどもね。

しかし、無期限活動停止中 Berryz工房メンバーにして PINK CRES. を率いる夏焼雅さん、雅ちゃんの握手だけは、そんな失敗や苦い思いとは無縁です。

上で述べたような失敗や苦い思いもある一方、ハロメンと握手しに行って、その場だけの建前的なやり取りや “握手会の現場を成立させるための定型” だけじゃなく、ごくごく稀に、ほんとに、ちゃんと意味ある会話ができて、きちんとハロメンと(文字通りの意味で)しっかりご挨拶できることも、たまに(ほんと、たまにですけど)ありますよね。

そして、雅ちゃんとの握手では、上に述べたように何かと上手に会話できない私ですら、ちゃんと言葉を交わすことができます。握手会の定型としての言葉のやり取りではなく、ちゃんと夏焼雅さんと、ほんとに言葉をやり取りできるんですよ、雅ちゃんの握手って。

こちらが何を話しかけようとも、ごく自然に受け止めて、ほんとうに友達や女性の知人と普通に会話してるように受け応えしてくれます。これまで、何度も雅ちゃんに関する記事では、その応対の自然な姐さん気質な印象を記述してきましたけれど(たとえば上の参考記事ね)、これは、ほんとうに絶妙で、しっかりと夏焼雅さんが、自らの立ち位置を踏まえて、きちんと “お仕事をしてる” ってことも大きいんじゃないかと思うんですけど、そういう雅ちゃんが “お仕事している” 仮面の隙間から、チラっと “あたかも本来の夏焼さんが顔を覗かせている” かのような感じがあったりするのです。

この、お仕事の夏焼雅さんと、そのお仕事の仮面からチラっと顔を覗かせている本来の夏焼雅さんっていう、2つの雅ちゃんについて、ファンがタレントに読み込む二重性については、こんな参考記事を参照していただければと。

その上で、雅ちゃんにおいては、その二重性の現れ方が独特で、お仕事の現場で、あたかも本物の雅ちゃんと握手してもらってるような感じを、こちらは受け取ることができるんですね(個人の感想です)。

個人的に、この握手現場での対応に(仮面を被ったお仕事の姿を越えて)ちゃんと本人が顔を覗かせているように感じられる点で、雅ちゃんに匹敵するのは、つばきファクトリーの浅倉樹々ちゃんではないかと思っていたり。
これが、いわゆる “推し” とは別であることもまた不思議で。わたくし、Berryz工房は熊井友理奈さん推しだし、つばきファクトリーでは新沼希空ちゃん推しなのです。

PINK CRES. のイベントでは、二瓶有加さんも小林ひかるさんも(二瓶さんは発信する立場で、前に出て場をかき乱す役割で、小林さんは受ける側で、突っ込まれて面白さが出る役割…といった風に)それぞれの立ち位置が明瞭になってきて、楽しい女子会を見せてもらっているような独特の雰囲気があります。それは、とっても楽しいイベントであることは間違いないとして、上に述べたことを踏まえて見ると、そこかしこで、雅ちゃんの独特な雰囲気が場を支えていることに気がつきます。

…って、これ、そういう “垣間見せ” まで含めてのお仕事としての仮面だとしたら、どんだけ優れた技術だと、それはそれで驚嘆しますよね。

というわけで、そんな PINK CRES. のイベントについて以下。


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