演者の成長を体感するという新体験/レポ:つばきファクトリー演劇女子部 「遙かなる時空の中で6 外伝 ~黄昏ノ仮面~」

メンバーの成長は舞台上だけじゃなくて

この演劇女子部の稽古が始まって直ぐのタイミングで大きな怪我をしてしまって、キャストから降板していた新沼希空ちゃんが、サンシャイン劇場に来ていたことが本人のブログに記されています。

演劇女子部「遙かなる時空の中で6 外伝 〜黄昏ノ仮面〜」
観劇させて頂きました。

つばきファクトリー オフィシャルブログ きそ、#劇女遙か6。新沼希空

ブログには明示的な日時が記載されていないから本当のところは不明ですけれど、おそらくは16日の東京公演千秋楽に、希空ちゃんが観劇に来ていたようです。

投稿者は、この記事で、舞台を踏むうちに出演者たちが目に見えて成長・向上していたことに驚いた旨、何度も言及しています。…であれば、一番最初のお稽古の段階から(つまり希空ちゃんが見て知っていた段階から)のメンバーの成長たるや、どれほどのものがあったことかと。と、そんなこと(メンバーの成長に驚いたこと)についても、希空ちゃんは、率直にブログで述べています。

せっかくの舞台を降板しなきゃいけなくなって、希空ちゃんの心中にどんな感情の嵐が巻き起こったか、それは部外者である投稿者のような一介のファンが安易に想像することすら失礼な事柄でしょう。それでも、希空ちゃんは、自分も出演しているはずだった舞台を観に来て、そこで(つい先日まで自分が肩を並べていたはずの)メンバーたちの成長に驚いた旨、率直に述べてくれています。

…失礼を承知で以下。
そんな風に、自分以外のメンバーたちの演劇を通じた表現の向上とレベルアップを目の当たりにして、しかし、いたずらに韜晦したり話題を封じたりせず、率直に賞賛の言葉を述べて、さらにはその賞賛を反省につなげている新沼希空さんのブログは、この降板による希空ちゃんの内面の成長をこそ表しているのではないでしょうか。

その意味では、厳しいアクシデントだったけれど、それでも新沼希空という一人の女の子にとって、アイドルという表現者として、得るところがないわけではなかった、と。
…すいません。敢えて、失礼を承知で。

最後に 成長を体感するという新体験

長々と述べてきました。
このレポで主題にしたことは、つばきファクトリーのメンバーたちが、わずかな時間しか経過していないのに実際の舞台を何度も踏むことで見違えるほど成長した、ということでした。15~16日の土日での観劇は、その一週間前の舞台とは(それでも素晴らしいステージだったのに)別物と言って良いほど、いろんなものがレベルアップしていました。

そして最後に、メンバーたちの成長も著しかった演劇女子部の東京公演の最終日には、この舞台を降板せざるを得なかったメンバーも、ある意味で、大きく成長した姿を見せてくれたとも言えるようなエピソードを添えてくれました。

わたくし、いつもハロプロのライブやイベントに参加していて、可愛い女の子たちの歌やダンスやトークを観に行ったつもりでいて、いろいろと感動したりするあまり、毎度 “いったい自分は何を見せられているんだろう” と思うことがあるんですけどもね。つばきファクトリーという若いグループのファンをやっているうちに、今回については、彼女たちの成長をファンとして体験できたという次第です。まことに、ファン冥利に尽きるかと。

東京公演の千秋楽で、カーテンコールの後に自然発生したスタンディングオベーションが物語るところも、きっとその辺りにあるのかな、と。

…というわけで、このレポでは書くまいと思っていたけど最後に…次は9人で

(文=kogonil)

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