須藤茉麻、最愛の愛方乱入、懐かしいBerryz工房の雰囲気に切なさを感じるヒマもない自由すぎるバースデーイベント2019

はじめに 疾走する自由さに振り回される快感

無期限活動停止中 Berryz工房の須藤茉麻さんが27歳となった7月3日のお誕生日の12時ちょうどに、一番に “おめでとう” の連絡をくれたのは、お互いに “最愛の愛方” (「相方」じゃなくて)と呼び合う盟友、熊井友理奈さん。いろいろとお祝いの文言を書き連ねてあった最後に “じゃあ、まあさんの26歳もエンジョイしてね” 的なことが書いてあって、しっかり年齢を間違えていたのだとか。(1公演目オープニング)

もちろん、生活のあらゆる局面で癒やしの天然ぶりを発揮する熊井ちゃんも、パシフィックヘブンに集まったファンに、そのことを嬉しそうに伝えて「だはは」と笑う茉麻も、ほんとうに心から “さすが” と言う他ないところです。

そんな風に、いかにも楽しげに豪快に笑う茉麻も、イベントの全般を通じて発揮された自由さも、やっぱり(いつまでも同じ事ばかり言ってて申し訳ないと自分でも思うけど)あの Berryz工房を思い出させて、楽しい一方で、どこか微妙に切なさも感じるようなフックがあちこちに散りばめられています。実際、茉麻のお誕生日をお祝いしに集まっていたファンも、熊井ちゃんの現場で、佐紀ちゃんの舞台で、PINK CRES. のイベントで見たことのあるような皆さんが多く、その意味でも、Berryz工房を思い出します。それは、この日の主役の須藤茉麻さんも、もしかしたら同様だったのかも知れず、「Berryz魂」なる発言も飛び出したほど(3公演目)。

…って、その、かつての Berryz工房全盛期を思い出させる徹底した自由さは、そんな風に、ファンが静かに微妙な切なさを感じてるような程度のヌルいもんじゃなかったことを知らしめられるのは、もっと後の3回目のイベントにて。この日のイベントの自由さは、懐かしさに切なさを感じるとか、そんなもんじゃ収まらなかったのでした。(後述)

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今でこそ、おふざけに走って自由すぎるステージが記憶される Berryz工房ですけど、その自由すぎるおふざけの破壊力も、そんな具合にコミカル路線に走っても微動だにしなかったパフォーマンスの迫力とメンバーの魅力も、それらが全開になったのは、その活動歴にあっても後半以降のことだったりします(個人の感想です)。思うに、そうした傾向、芯がしっかり揺るぎない一方でコミカル路線に走りたがる傾向は、2010年前後から顕著になってきて(ベリ高フェスあたり?)、その路線が広く認められて全開になっていったのは2012年くらいかなって思っていたりします。つまり、意外にも、特徴的すぎる “Berryzらしさ” は、その活動歴全体の中で比較的近年のものだったりします。

きっとだから。
だから、今でも私たちの前に立ち続けてくれているベリメンは、活動停止後の今こそ、その “Berryzらしさ” に油がのって、現在こそ、ブッチギリで自由なんじゃないかと。

須藤茉麻バースデーイベント2019

そんなわけで、2019年になって27歳を迎えた、Berryzの母でもあり、昨今では後輩たちの舞台をしっかり支援してくれてハロプロの母ですらある須藤茉麻さんのバースデーイベントが開催されました。

今般のイベントでは、Berryz活動停止後のソロになってからを全体的に振り返るような企画・発言も多く、3回目の公演では、茉麻にとっての初めてのソロイベントの話題も出たので、当記事のアイキャッチは、懐かしいそのイベントのお写真から。

そんな茉麻の2019年のバースデーイベントは、2019年7月6日の土曜日、赤羽橋はパシフィックヘブンにて。「13:00開場/13:30開演」、「15:30開場/16:00開演」、「18:00開場/18:30開演」の3回まわし。

投稿者の個人的な経験の範囲で、メンバーのバースデーイベントって、おおよそ1時間前後で開催されるから、比較的イベントの間の空き時間で食事したりもできそうな、そんな余裕をもったタイムスケジュールだな…とか思っていたところ、お見送りの握手会も含めて、各公演は、余裕で1時間半越えで、イベントの合間に飯を喰いに行くような余裕はなかったのでした。…って、それほど濃いめのバースデーイベントでございました。

イベントの概要は3公演とも共通で、こんな感じです。

イベントの流れ
おふざけ記者会見
オープニングトーク
秘蔵写真大公開のコーナー
お誕生日だから 茉麻姫の願いを叶えて下さい
質問コーナーかと思いきや
ミニライブ
お見送りの握手会

個々の企画趣旨はともかく、なかなか文字列に落とし込み難い展開も多かったことから、当レポでは、それぞれのイベントの展開にともなって開示された茉麻の細かいエピソードなんかを中心にお伝えできればな、と。

おふざけ記者会見とは

イベント開始前に、スタッフさんがマイクをもってアナウンスする形で「本日はお集まりいただき、ありがとうございます。イベントに先立ちまして、須藤茉麻よりお知らせがございます…」と告げられます。

これ、一瞬、パシフックヘブンの客席は緊張しますよね。
活動停止中のグループのOGであり、年齢も27歳だから、たとえば “結婚します” だとか、”芸能活動から引退します” だとか、”みなさんの前に立つのは今日が最後” といったような告知があっても不思議ではないわけですから(ってか、みんな頭の何処かでうっすら覚悟もしてるから)そりゃ緊張もするんですけど。

実際には、「令和」になってから初の個人イベントってことで、例の新元号発表の記者会見をパロディにして、集まってくれたファンを “各媒体のみなさま” に見立て、その場で静止画のみ撮影可ってことで(でもSNS投稿は禁じられたから検索しても画像は上がってないと思う)我々を会見に集まった記者に見立てて、茉麻から、その都度、新たらしい何かを発表するという趣向であったという結末。

スタッフさんも巻き込んでの、やっぱり “らしい” おふざけの顛末であったというわけで、1公演目の最初の時こそ若干緊張しましたけども、2公演目からは、冒頭に「イベントに先立ちまして、須藤茉麻よりお知らせがございます…」とのアナウンスに、みんな、もうすっかりわかってるのに、ことさら「えええ~~~っ!」とか驚いて見せて、その客席からのナイスなリアクションに、思わずスタッフさんもニヤリと笑っちゃうみたいな感じで、いやいや、ほんまに、実に “らしい” 雰囲気だったのでした。

と、そんなコミカルな展開から幕をあけた須藤茉麻のバースデーイベント、その詳細は次のページから。

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