想いが去来するミニライブと、去来する想いを吹っ飛ばす自由さと
繰り返し、1公演目の “アイドル時代の自分と現在の自分のどっちが好きか” を問うコーナーより此の方、いろんなところで須藤茉麻さんの内面の愛らしさが垣間見えて、ちょっぴり切ない想いを噛みしめていた投稿者です。
それでなくとも、いろんな事故写真だったり、おふざけ写真だったりに託して、活動停止からこっちの須藤茉麻を振り返るかのようなテイストもあって、微妙に、その時間の経過を踏まえて、バースデーに相応しい、ある種、厳粛な気持ちすら抱いていたのでした。
そこへ持ってきて、イベントのラストはミニライブで、名曲ばかりが揃ったBerryz工房の楽曲を、オリジナルのBerryzメンバーが歌ってくれるわけですし、下記に示すように、しっかりと “しっとりしたバラード”(『夏 Remember you』、『まっすぐな私』、『真っ白いあの雲』)を挟んだセットリストで、上述のような想いは一層亢進することになります。
言うまでもなく、”しっとりとしたバラード” 以上に、明るくハイテンションな疾走感のある楽曲こそが、一層、ファンの心の柔らかい部分を刺激するのは、ハロプロのお馴染みってことで、『友情 純情 oh 青春』あたりも心の琴線的に危ういものがあったりするわけですけれども。
ですけれども!
3公演目のミニライブの冒頭で、上に述べてきた一切が吹っ飛ばされることになります。
1公演め セットリスト |
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2公演め セットリスト |
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3公演め セットリスト |
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ミニライブの各公演での一曲目に、茉麻は『安心感』をセレクトします。
言うまでもなく、この楽曲は熊井ちゃんの代名詞でもある楽曲です。
3公演目、「質問コーナーと見せかけた身近な人からアンケート」のコーナーにまるっと居座ってニコニコ笑って「もう、まあさんったらあ」と嬉しそうにしていた熊井友理奈さんも、ミニライブへとイベントが進行するあたりで引き上げて行きました… … って、引っ込んだはずだったのに!
- 『安心感』が奏でられるや、いきなりパシフィックヘブンのキッチン奥から再登場する熊井友理奈さん
- 『安心感』の進行に合わせ、客席にはみ出してまで、ノリノリでダンスする熊井友理奈さん
- ステージの茉麻に向って、若干タイミングを間違えながら、ファンと一緒に嬉しそうにコールする熊井友理奈さん
- いきなり再登場した熊井ちゃんを撮影するスタッフさんに向って、ノリノリな一方で、しっかりモデルライクなポーズを決めてみせる熊井友理奈さん
- サビのフレーズに合わせて、くるくると(逆方向ながら)楽しそうに回ってる熊井友理奈さん
- 『安心感』お馴染みの曲中の(ステージに向って両手を差し出す、客側の)フリを、やはり若干タイミングを間違えながら、ファンと一緒に嬉しそうにやってる熊井友理奈さん
めちゃくちゃ楽しそうに、やらかすだけやらかして、場を乱すだけ乱して、”いったい熊井ちゃんはヲタのことをどう見てるんだ?” と疑問に思うほど派手に大騒ぎするだけし倒して、茉麻が『安心感』を歌い終えると同時に、パシフィックヘブンのキッチン奥に、再び姿を消す熊井ちゃんでした。モデルさんをやってるときは、あんなにシュっとしてるのに。
そんな愛方の自由な様子に、『安心感』を歌い終えて、文字通り大爆笑している須藤茉麻さんでした。
お見送りの握手会でも、かなりしっかりと会話できるくらいの感じだったんですけど、3公演目の握手会で「やっぱり Berryz が好きで良かった」と伝えたら、茉麻は笑顔で(裏を親指で指しながら)「ほんとにもう、うちのクマがねえ」って言ってましたよ。
もはや、こう言う他、私たちファンには選択肢は残されていないのです。さすが Berryz工房、って。
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27歳を迎えた須藤茉麻さんのバースデーイベントは、こっちの勝手な思い込みが過ぎたせいかもしれませんが、その内面の愛らしさを感じさせるフックに満ちていて、同時に “あの Berryz工房” のあれこれを思い出させてくれる切っ掛けも満載でした。だから、楽しいイベントの一方で、少し切ない想いも抱いていたりして。
しかし、やっぱり27歳を迎えた須藤茉麻さんのバースデーイベントは、さすが Berryz と我々が脱帽しないではいられないほど、底抜けに楽しく自由でした。って当人たちが一番楽しんでるんですから、もう何をか言わんやって。
やっぱり、こういう場面に接すれば接するほど、こう言わないわけには行きませんよね。
ベリヲタで良かった、って。
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