【短報】浅倉樹々、ファンの前に立つことを堂々と引き受けたバースデーイベント2023

はじめに 堂々と大人になった浅倉樹々ちゃん

今から7年前。それは2016年の11月のこと。
ようやくメジャーデビューが決まって、初めてのCD発売のリリースイベントの日程が組まれて、それでも自分たちのリリイベにお客さんが来てくれるかどうか不安で、ららぽーと立川立飛 でのイベントでは、お客さんがたくさん来てくれたことが嬉しくて泣いていた浅倉樹々ちゃんでした。

あんなにも引っ込みがちで、ずっと内面の頑固さやロック魂を表に出せずにいた可愛らしい(23歳を祝うこのイベントでもファンの方からの “褒め” メールで “ヒヨコみたい” と言われていた)女の子は、こんなにも堂々と振舞っています。嬉しそうにニコニコしながら。

報告者はつばきファクトリー結成前から見ていたし、ハロプロの歴史からすると比較的近年になってから参加してきたメンバーでもあるからか、どこか、今尚、未だに、幼くて可愛らしい小っちゃい子って印象が強めですが、思えばもう、まもなく10年選手です。樹々ちゃん、大きくなりました。

思えば… を続ければ、最初の頃のリリイベの握手会で「ありがとうございます」が精一杯だった樹々ちゃんは、最も最近、個別イベントでお話してくれた際に、その個別イベントに先立つファンクラブイベントについて「ちゃんと見えてましたよ」と、ブースを訪問するファンを喜ばせるようなトークを自家薬籠中のものとしていたのでした。

可愛く小さな樹々ちゃんは、堂々と、大きくなっていました。
でも、やっぱり、嬉しそうにニコニコしながら。

浅倉樹々バースデーイベント2023 ~charming~

出身地でもある千葉県の大きな会場で2023年の4月にハロプロを卒業してから5カ月。わりと早い時期からブログやインスタも更新してくれていたので、そんなに久しぶりって感じはしないし、過去の卒業メンバーと比べても、けっこう早くファンの前に戻ってきてくれたって印象も強いけれど、それでもステージに立つ側の樹々ちゃんにしてみれば、やっぱりドキドキしたんでしょうね。イベントを準備してリハーサルなどをしてるときは、別段、なんてことはなかったんだけど、1公演めの開始直前に「急に緊張が来た」と言って微笑んでくれています。

といったわけで、23歳のお誕生日当日、2023年9月3日の日曜日、上野は飛行船シアターにて、つばきファクトリーを卒業してソロとなった浅倉樹々ちゃんのバースデーイベントが開催されました。こちら2回まわしのイベントのうち、報告者が当選できた「開場14:50/開演15:30」となる1公演めの内容をご報告です。バーイベ1回分なので、やっぱり短くなっちゃって申し訳ない。

その概要は、ざっと、こんなところ(↓)。
いきなりの『初恋サイダー』で、みんなビックリしたように席を立っています(ライブ時にはスタンディングが解禁されていますけども着席観覧だった時期が長かったので、オープニングでいきなり楽曲披露だと対応にまごつく者{含む報告者}多し、ってことで)。

イベントの仕切りは、安心安定の上々軍団より鈴木啓太さん。

浅倉樹々バースデーイベント2023 ~charming~
2023年9月3日 (日) 開場14:50/開演15:30
01・『初恋サイダー』(Buono!)
02・『21時までのシンデレラ』(Berryz工房)

【ごあいさつMC】
こんなに来てくれるなんて!泣きそう♪
日々、犬たちの中にいるので、こんなに多くのヒトに囲まれるの久しぶり♪
「日曜だから、こやすかった… じゃなくて、きやすかったでしょ?」

コーナー【浅倉樹々を褒めちゃおう!
途中、Buono! の「ホントのじぶん」がBGMで流れたら、謙遜モードは封印で
コーナー【浅倉樹々クイズ
勝ち抜いた方10名に樹々ちゃんが3日かけて撮ってきたプリクラをプレゼント

03・『恋のUFOキャッチャー』(つばきファクトリー)
04・『ドキッ! こういうのが恋なの?』(キャナァーリ倶楽部)
05・『夢見る少女じゃいられない』(相川七瀬)
06・『まっさらブルージーンズ』(℃-ute)
07・『赤いフリージア』(メロン記念日)
08・『Kiss! Kiss! Kiss!』(Buono!)

樹々ちゃんは、4月にハロプロを卒業してから動物関連の専門的な勉強のため学校に通っています。曰く「日々、犬たちの中にいるので、こんなに多くのヒトに囲まれるの久しぶり♪」とのこと。

そんな久しぶりのヒトについて「みんなピンクじゃん」とか言ってる浅倉さん、可愛らしいお花をあしらったようなピンクのフリフリの衣装で登場です。このイベントのタイトル『charming』の由来は、そんな可愛い衣装から名付けたそうで。

企画コーナー ~謙遜モード封印から3日かけたプリクラまで~

樹々ちゃんがアイドルを目指したきっかけでもある Buono! は当然予測してましたけど、嬉しいことに Berryz工房も歌ってくれて、そんな2曲を終えて、イベントは企画コーナーへ。

コーナーは、【浅倉樹々を褒めちゃおう!】という企画と【浅倉樹々クイズ】の2つ。
『浅倉樹々を褒めちゃおう!』は、事前にファンクラブサイト経由で募集した樹々ちゃんを褒めまくるコメントが読みあげられるってだけのものですが、当然、ファンの皆さんに褒められて樹々ちゃんは「いえいえ、そんな、そんな」って感じになる次第です。しかるに、途中、ランダムに BGM が Buono! の『ホントのじぶん』に切り替わって、その間だけは、樹々ちゃんの “謙遜モード” は封印されるというお約束です。

コーナー【浅倉樹々を褒めちゃおう!
途中、Buono! の「ホントのじぶん」がBGMで流れたら、謙遜モードは封印で
ジャンヌダルクやナウシカみたいなヒロイン感が強くて、存在自体が活力です♪
  • 樹々「ヒロイン感とは?」
  • 「ありがとうだけど」でも、啓太さんの促しに従って「そんなことない」と否定する樹々ちゃん
  • お互いにお互いの存在が活力になってるのは素敵
初期の頃、ヒヨコみたいな印象だったのにセンターだったので推して見た
月日が経って、今や不動のセンターです。ヒヨコみたいなのに貫禄がありますよね♪
  • 樹々「ヒヨコ好きすぎ?」
  • でも、なんだかんだ、ずっと応援してくれてるってことですね♪
3冊目の写真集、メガネや浴衣、お似合いでした。特に森の中の樹々ちゃんは妖精のようでした!
謙遜モード封印!
  • メガネや浴衣 → 樹々「そうだよね♪」
  • 妖精のよう → 樹々「だって私、妖精だもん♪」
  • 個人的にお気に入りは、表紙にもなった青のニット
イントネーションが時々へんなところ、可愛いです♪
  • 樹々「千葉だから、方言はないのに、ときどきおかしくなるんです」
  • これからソロで話すことも多いから、何言ってるのかわからない、って言われないようにしないと
『ガラクタDIAMOND』のMV、「大嫌いよ」って言ってる樹々ちゃんのギャップが!
謙遜モード封印!
  • 樹々「私も思ってた!可愛かったですよね、キャハハ!」
  • そのMVのシーンが会場で流される
ブログやインスタ、特に夢の国のカチューシャをつけてるのが可愛くて!
  • 樹々「それはカチューシャが可愛いんですよ」
頑張り屋さんです。勉強との両立は大変だと思うし誰もができることではない。向上心に憧れます
  • 樹々「どっちかに熱が入っちゃうタイプなんですよ」
  • 樹々「お勉強、今までヤバかったの、みなさん、ご存知でしょ?」
良いところは語り始めたらキリがありません。樹々ちゃんを語るには宇宙でも狭いくらい。存在のすべてが可愛く、20歳を超えてからは大人の美しさもあって、毎日100点で僕の天使です!
謙遜モード封印!
  • 語り始めたらキリがありません → 樹々「わかるぅ~♪」
  • 僕の天使です! → 樹々「あなたの天使です♪」
卒業してからも Fes に参加してる つばきファクトリーを見に行って、つばき愛に溢れているところ
  • つばきは気になりますよね
  • これから私もステージに立ちますが、日程が被ったら、つばきに行っても良いですよ♪

ファンの皆さんが「樹々ちゃんが存在してくれるだけで日々の活力になる」的な誉めを入れると、樹々ちゃんも、みなさんがいてくれるから私も頑張れる… といった、定番のアイドルトークも麗しかった一方で、やっぱり謙遜モード封印中のリアクション、ファンの方からの褒めに対して「だよね~~♪」とか、「思ってた!私も♪」といった樹々ちゃんの返しが、極上に可愛らしかったのでした。

個人的には、ずっと以前のファンクラブイベントから漢字を苦手としており、冠番組の『行くぜ!つばきファクトリー』の学力診断テストで最下位になったように、お勉強が弱点であること、自分からネタにしていたのが可愛かったですよ(「お勉強、今までヤバかったの、みなさん、ご存知でしょ?」)。ネタにしてるってだけじゃなく、その際に、どこか赤ちゃんが “イヤイヤ” してるみたいな仕草も含めて。

続く『浅倉樹々クイズ』は、樹々ちゃんから出されるクイズに客席の私たちが答えるもので、A、B の選択肢をジェスチャーで示して、最後まで残っていたお客さんとジャンケンして、最終の勝者10名に、樹々ちゃんのプリクラがプレゼントされるというもの。なんと、そのプリクラ、樹々ちゃんが3日ほどかけて自らちゃんと(「高校生がいなさそうなタイミングを見計らって」)撮ってきたんですって。

コーナー【浅倉樹々クイズ
勝ち抜いた方10名に樹々ちゃんが3日かけて撮ってきたプリクラをプレゼント
01・タイムスリップするなら、どっち?
  A:過去  B:未来
  → 未来は向こうからやって来るので、「A:過去」

02・ひとりで遊びに行くなら、どっち?
  A:動物園  B:水族館
  → 「今なら」っていう大ヒントをだしつつ、「B:水族館」

03・入学式でビックリしたことは?
  A:出席番号が1番だった  B:同じ名前がいた
  → 「A:出席番号が1番だった」

04・卒業後に新たにハマったものは?
  A:カツオのたたき  B:冷凍のリンゴ飴
  → 「B:冷凍のリンゴ飴」
  樹々「スーパーにあったの!もうメリットしかない!」

報告者は、2問めの「ひとりで遊びに行くなら、どっち?」について、「今なら」って大ヒントを出してくれていたのを、敢えて引っ掛けと読んでNGでしたとさ。はっはっは。

最終的に20人ほど残ったファンの皆さん(ちなみに『飛行船シアター』ほぼほぼ満席でしたよ)、ステージの樹々ちゃんとジャンケンしてましたけど、私も別の機会に経験がありますが、メンバーとの直ジャンケンって嬉しいんですよね。最終のプレゼントゲット10名の中に、よく知る長年の樹々ちゃんヲタが含まれていたので、じっくり見せてもらったりして、なんか久しぶりでもないはずなのに、ファンクラブイベントっぽさを満喫してきました。

ミニライブ ~コケティッシュからロック魂まで~

イベント中の楽曲披露は全部で8曲です。
樹々ちゃんは Buono! 大好きっ子ですし、腰の故障から復帰したソロのトークイベント時にお世話になったこと(参考|「つばきファクトリー 浅倉樹々、最後まで笑顔を貫いた?復活のソロトークイベント」)からも、キャナァーリ倶楽部からのセレクトは見やすいところだったんですけど、しっかり Berryz工房と ℃-ute がセレクトされているのが嬉しいところ。

しかも、Berryz は、Berryz のラインナップにあって最高にコケティッシュとも言える『21時までのシンデレラ』に、℃-ute からはベースの響きも重い『まっさらブルージーンズ』です。まさに、可愛らしいアイドル楽曲から、ロック魂充溢の楽曲までってことで、いかにも樹々ちゃんセレクトらしいかと。

実際、つばき楽曲にあって最高にコケティッシュな『恋のUFOキャッチャー』からキャナァーリ倶楽部の楽曲を披露して、樹々ちゃん当人も、この日の衣装に見合った “可愛い” 攻めであることを発言しつつ、「でも、可愛いだけじゃありませんよ」と、続いて『夢見る少女じゃいられない』を披露してくれたのには、正直、腰が抜けました。樹々ちゃん、伊達にロック好きを語っているわけじゃありません。(愛らしい楽曲も、ロックな楽曲も、どちらも、しっかり樹々ちゃんの声と歌でパフォーマンスし切っていましたよ)

01・『初恋サイダー』(Buono!)
02・『21時までのシンデレラ』(Berryz工房)
03・『恋のUFOキャッチャー』(つばきファクトリー)
04・『ドキッ! こういうのが恋なの?』(キャナァーリ倶楽部)
05・『夢見る少女じゃいられない』(相川七瀬)
06・『まっさらブルージーンズ』(℃-ute)
07・『赤いフリージア』(メロン記念日)
08・『Kiss! Kiss! Kiss!』(Buono!)

℃-ute 楽曲まで6曲を披露してくれたところで、奥のスタッフさんに呼ばれて一瞬だけ樹々ちゃんはステージを外します。その理由は明かされませんでしたが、ちょっとだけひっこむ樹々ちゃんに、あたかもアンコールの如き「樹々ちゃん!樹々ちゃん!」コールが巻き起こりまして。やっぱり、なんだかんだありますが、こういうコール、懐かしいですね。

ステージに戻った樹々ちゃんは、『赤いフリージア』から、そしてしっかり Buono! 楽曲で〆て、嬉し気にご挨拶して、イベントを締め括っていました。

*****

そんなに長くお休みしていたわけでもないけれど、久しぶりにステージに立って見れば、やっぱりグループに所属していた頃とは、堂々とした押し出しも加味されて、どこか印象が異なる浅倉樹々ちゃんです。可愛いのは可愛いんだけども。

樹々ちゃん本人も、代々木の25周年記念ライブだけじゃなく、この先の MSMW も決まっていることに触れて、これからも皆さんの前に立てることを嬉しく思うと話してくれます。

なんかね、思うんですよ。
最初に「あら、可愛いな」とか思った時は、まだまだ10代で、小っちゃくて、握手会でも「ありがとうございます」って言うのが精一杯だった、あの女の子が、こんなに(小っちゃくて可愛いのはそのままなんだけど)綺麗になって、そして堂々とファンの前に立つことを(自らの人生として)引き受けている姿に、ずっと自分より年下なのに、やはり尊敬の念というか仰ぎ見るような気持ちになることを。

浅倉樹々さん、23歳の誕生日、おめでとう。
どうか、これからも多くのファンの心を癒し続けてくれますように。

しかるにネットに流布するレポによれば、2公演めで免許取得の報告などもあったとか。あ~~… なんか1公演めだけのレポで、ほんま、申し訳ない!

(文=kogonil)

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