つばきファクトリー 豫風瑠乃、幼さと大人の楽曲でファンも戸惑うバースデーイベント2024

はじめに
感想がまとまらないほどの多彩な印象

つばきファクトリーの豫風瑠乃ちゃん、バースデーイベントで、ほとんどコーナーの企画などを入れずに全部で12曲を歌います。後で繰り返しますけど、わたくしは2回まわしのうち2公演めに参加したんですけども、事前に耳に入っていた1公演めのセットリストと、ガラッと変えて来ており、瑠乃ちゃん、この日は20曲以上のチャレンジとなりました。

コーナー企画的なものが少ないからといって、豫風瑠乃さんの愛らしさは、もう、イベント中のあらゆる場面で確認できたわけですけど、やっぱり、12曲を歌い切った楽曲のセレクトに戸惑います。昨年のバースデーイベントでも、たくさん歌を歌ってくれたけれど(↓参照)、去年よりもずっとチャレンジングな大人な曲を歌って、しかし、去年より背伸びしてる感じが少なくなったかも知れません。

昨年は、盟友ともいえる Juice=Juice の江端妃咲さんが、一昨年は、瑠乃ちゃんが “にゃんさん” として慕う先輩の新沼希空さんが MC としてヘルプに入ってくれましたけど(→ 参考)、2024年はなんと(台本らしきものを大事そうに抱えて)瑠乃ちゃん一人でお送りされます。

繰り返し、うっかりするとこちらが驚いてしまうような大人な楽曲にチャレンジして、しかし、豫風瑠乃さん、去年より背伸びしてる感じがしないのです。… なんか、大きくなったなあ、と思います。

つばきファクトリーは新メンバーの若い3人が参加して(参考)瑠乃ちゃんも先輩になりました。Dマガ(最新はこちら → つばきファクトリー DVD MAGAZINE Vol.32 CM|お料理の様子が楽しいですよ)などでも、瑠乃ちゃん、しっかり先輩をやろうとしてるんだけど、やっぱり、むしろ新メンバーの方と年齢が近いからか、一緒になって、わちゃわちゃ やってる印象が強く、お姉さんたちだけじゃなく、同期のリトキャメからも、いろいろ “妹扱い” されてる感じなのに。

なのに。
それが “歌の力” っていうことなのか、豫風瑠乃さん、ハロプロのずっと先輩たちの歌を堂々と歌って、そのまんま、お姉さんに見えます。全然、末っ子の妹じゃなく、可愛くも美しい、しっかりしたお姉さんに見えましたよ。宇多田ヒカルさんの楽曲をカバーした時、低音が十分に出ずに、喉が苦しいような感じで、しっかり歌えなかった部分もあったけれど、それを途中でリカバーしたことも、喉に手をやって “今自分はちょっとマズいことになってる” 的な感じで表情を少し曇らせていたことも、全部含めて、瑠乃ちゃんが成長してお姉さんになっているという印象を強めるばかりで。

その上で、これまた繰り返し、コーナー企画的なものは最小限で、ほとんど歌いっぱなしのバースデーイベントだったのに、ところどころ、愛らしい瑠乃ちゃんが顔を出して、その意味でも、山野ホールに集ったファンにとっては、大人な楽曲から可愛い豫風さんまで、実に満足度が高いイベントとなったのではないでしょうか。

ところで、福田真琳ちゃんが来ていたとの噂もあるんだけど、真琳ちゃん、いた??

つばきファクトリー 豫風瑠乃バースデーイベント2024

そういうわけで、2024年12月3日の火曜日、代々木は山野ホールにて、つばきファクトリー豫風瑠乃ちゃんのバースデーイベントが(お誕生日当日よりは、ずいぶん前だけど)2回まわしで開催されました。

このうち、「開場18:45/開演19:30」となる2公演めに参加してきたので、ご報告です。

入場は、電子チケット(スマートフォン必須)で、あらかじめ登録していた(自分の)顔写真との自動照合で通過します。って、先日の真琳ちゃんのバーイベもそうでしたけど、山野ホールでは物販してないのでグッズ列がありません。だから入場もスムーズなんだけど、やっぱり現場でグッズが買えないと少し寂しいですね。

というわけで、参加できた2公演めのセトリと概要を下に掲示します。
歌がメインのイベントだったので、このままページは切り替えないで行きましょう。

つばきファクトリー 豫風瑠乃バースデーイベント2024
2024年12月3日 火曜日 山野ホール 「開場18:45/開演19:30」
01・『初恋サイダー』(Buono!)ちょっとお立ち台から…
02・『白いTOKYO』(ZYX)まじか!瑠乃ちゃん!
ご挨拶の MC 17歳になるよ♪
選曲は、ブログや個別で皆さんからもらった候補の中から
03・『Rockの定義 歌詞』(田中れいな)ま、まじか!瑠乃ちゃん!
04・『FIRST KISS』(あぁ!)
05・『恋をしちゃいました!』(タンポポ)
ボールをステージから客席へ
06・『好きかもしれない』(こぶしファクトリー)
07・『Give me 愛』(モーニング娘。)
コーナー企画【イラスト プレゼント抽選会】
08・『First Love』(宇多田ヒカル)瑠乃ちゃん喉が…
09・『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』(Juice=Juice)
10・『涙の色』(℃-ute)まじか!瑠乃ちゃん!
11・『GOOD BYE夏男』(松浦亜弥)
12・『もしも… 』(ハロー!プロジェクト モベキマス)
黄色が一杯で、見改め?見納め?
客席に降りて後ろのお客さんへボール投げ 「最近取り入れた新技」
そしてお見送り会へ

可愛かったり大人だったり可愛かったり 豫風瑠乃

以前の瑠乃ちゃんなら、こういうことを言うと怒ったかもしれませんが。
歌ってるだけで、声がコロコロするってだけじゃなく、その可愛らしさが、いろんなところから溢れてきます。

1曲めは Buono! から『初恋サイダー』を。3曲め以降、その楽曲セレクトに驚くことになりますが、この辺りは、なんかハロプロのメンバーがみんな歌いたがる定番の楽曲って感じもして、やっぱり可愛いばっかりだったんですけども。

センターとその左右に都合3か所設けられていたお立ち台ですが、瑠乃ちゃん、この『初恋サイダー』の冒頭、お立ち台の上でステップ踏んでて、一瞬、ストンとお立ち台から落っこちちゃいます。すぐにお立ち台に登りなおして、なにごともなかったかのように歌い続けますが、一瞬、”やっちゃった!” って感じを表情に滲ませて、歌詞の流れとは無関係に、ちょっと恥ずかしそうに笑顔を見せてくれます。可愛かったですよ、ほんま。

そんな場面を、比較的ステージに近い(一桁)列で見ていて、1曲めから可愛くてほっこりしているところへ持ってきた2曲めが、ZYX から『白いTOKYO』って、まじか!瑠乃ちゃん!
いや、もともと可愛すぎる楽曲ではあり、個人的にも大好きな楽曲でありながら、あの特徴的なぴょんぴょん飛び跳ねるフリつけ… 可愛すぎて、”か、可愛い” ということしか頭に浮かばない始末です。

2曲終えてご挨拶の MC では、バーイベの選曲は、ブログのコメントや個別イベントでのお話で、ファンの皆さんからもらった候補の中から選んだというお話をしてくれますが、上に述べた通り、今般のイベント、過去のバーイベと異なって瑠乃ちゃん一人で進行しており、楽曲を終えて、とことことステージ上を移動して大事そうに台本を抱えて、「え~~っと」とか言いながら進行を確認して… それで、上のような選曲の理由を述べてくれるわけで、ほんまに可愛らしかった次第。

… って、こんな調子で先に進むかと思うじゃん?
そしたら、いきなり3曲めが、田中れいなさんの『Rockの定義』で、4曲めが あぁ!からの『FIRST KISS』ですよ、みなさん!!

しかも、『Rockの定義』も、『FIRST KISS』も、きっちり歌いこなしています。”ああ、可愛いなあ” とか、脳内がそればっかりになっていたところで、ガツンと『Rockの定義』ってだけで落差に驚く次第ですが、しっかり(田中さん風の客席煽りも含めて)パフォーマンスし切ってる瑠乃ちゃんを見ていて、それまでの脳内が脳内だっただけに、自分の見ているものを信じられない感じです。

さて、それでも『FIRST KISS』を経て、”おお、瑠乃ちゃんも、しっかりと成長しているのだなあ” と、ゆっくり脳みそがステージ上の風景にようやく適応し始めたところで、5曲めがタンポポからの『恋をしちゃいました!』ですから、こちらの気持ちの動き方が激しくて、なんだか疲労困憊です。しかも、『恋をしちゃいました!』のタイミングで、何個かボールをステージから客席に投げたりしています、豫風さん。可愛いですね。もう笑うしかないくらいで。はっはっは。

タンポポ曲で、可愛い方向に大きくふっておいて、続く楽曲が、こぶしのラインナップから(井上玲音さんの斉唱も脳裏に生々しい)『好きかもしれない』に続けて『Give me 愛』って、豫風瑠乃さん、まさしく変幻自在のステージ パフォーマンスです。ほんまに “瑠乃ちゃん、いつのまに…” って、かなり驚いたことを告白しなければなりません。

ケロケロした笑い声が愛らしいコーナー企画

コーナー企画は、【イラスト プレゼント抽選会】ということで、お題を A、B、の候補から選んで(客席の拍手の大きさでセレクト)その場で色紙にお題に沿ったイラストを描いていきます。それを抽選ボックスから、山野ホールの席番号で抽選してプレゼントという趣向。

しっかりテーブルの脇にカメラが設営されて、描いてる模様がそのままスクリーンに表示され、色紙に描いたイラストを見せてくれる時に、瑠乃ちゃんの(自慢する気満々の)可愛い顔もアップでスクリーンに。この日、この2公演めで瑠乃ちゃんが描いてくれたお題は全部で3件。

AB
こたつ みかん 猫雪 ツリー 犬

A、B のどっちが拍手が大きかったか、なかなか判断できない瑠乃ちゃん、結局「A」をセレクトします。
「こたつ」からは、入ってる人の足がこっちに出てる様子を(足の裏の描き方が可愛い)描いて、「みかん」を描いて、その みかん が、あたかも「柿」のようだったので、ちゃんと絵の横に「mikan」ってキャプションを付けてます。猫については、「にゃんさんだ!」などと言いつつ、「猫のヒゲって人間と同じ?」などと、謎の問いかけを客席に。

AB
バースデーケーキでニコニコしてる豫風瑠乃バースデーイベントでドキドキしてる豫風瑠乃

こちらも「A」をセレクトし、自分の好きなものを全部ケーキに(ケーキのトッピングとして)描き込みながら(しかし、大きなホールケーキに、小さなケーキを飾り付けるのは如何なものかと)、フルーツのみかんを描き込んでいるうちに、形からの連想が飛んだのか、それを「餃子」ということにしてしまう豫風さんでした。

AB
サンタさんとプレゼント準備してる豫風瑠乃サンタさんとつばき曲を踊ってる豫風瑠乃

こんどは「B」をセレクトして、顔だけサンタさんや自分の似顔絵(瑠乃ちゃんの自画像は、なかなかに安定してますよね)に、身体はハリガネ風で、おそらくは『今夜だけ』を踊らせている絵を描いてます。最後に、サンタさんにマスタード色のペンライトを持たせて “豫風推し” にしてたりして。

再度、大人だったり可愛かったり

わりと手短にコーナー企画を終えて、イベントはライブ後半へ。
後半のラインナップも、ぐっと大人です。8曲めでは宇多田ヒカルさんから『First Love』を。喉が低音で思ったように音を出してくれず、瑠乃ちゃん、悔しかったのではないかと。

ちなみに、1公演めでは松田聖子さんから『赤いスイートピー』を歌ってくれたんですって。瑠乃ちゃんが歌う『赤いスイートピー』、聴きたかったな。

Juice=Juice のナンバーから『「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?』ってのも驚きましたけれど、なんと℃-ute から『涙の色』って、「♪うわきなら それなりに ゆるすつもりだった」とか、「♪ぷらいどを きずつけた あの日はゆるせない」とかって、いや、瑠乃ちゃん、マジか!
当時の℃-ute にあっても驚いた楽曲だったんですけど(舞美ちゃんですら、大人っぽ過ぎると思っていたのでした)こんな曲を瑠乃ちゃんが歌う時代になったんですねえ… そりゃ報告者も、くたびれるわけだ。

続けて松浦亜弥さんの楽曲から『GOOD BYE夏男』を経て、モベキマスの『もしも… 』を最後に可愛らしく歌って、イベントは終了です。

*****

最期のご挨拶で、ステージから客席に降りて、フラットな会場前半分を踏み越えて、傾斜がついてる会場の後ろ側の席までトコトコ歩いて、改めてその位置から(後ろの席に向けて)ボールを投げてくれます。「最近取り入れた新技」などと言いながら、後ろ向きに投げたり、楽しそうです。

ステージに戻って、客席を改めて眺めて、しかし「黄色が一杯で、見改め?見納め?」などと、自分が感じていることを形容する言葉がちゃんと探せないようですが、それでも、しっかり言いたいらしきことが伝わるのが不思議ですよね。

山野ホールの出口に向かう動線中に設けられたブースで、お見送りもしてくれて、なんか嬉しそうに笑ってましたよ瑠乃ちゃん

わたしたちが愛するハロプロ 豫風瑠乃

道重さゆみさんの可愛さに驚かされてから20年、Berryz工房と℃-ute に並走して、あんなに小さかった子たちが、こんなに美しいお姉さんになるまでを、ずっと見せてもらってきました。

だから。
だから、報告者の主観としては、つばきファクトリーの豫風瑠乃さんは、つい先日ハロプロに加入した… どころか千夜一夜イベントなどを経て、ぶっちゃけ、ついこないだ産まれたばかり… みたいな印象だったのです。事実、つばきファクトリーの活動の中でも、瑠乃ちゃんは、その幼さと末っ子気質が際立っていました。

しかし、今般のバーイベで、こんなにも大人な楽曲を歌って、しかも違和感のないパフォーマンスを見せてくれて、こっちが “幼い末っ子” みたいな印象に安住しているうちに、きっちり大きく成長していることを(そしてその成長した結果を介してハロプロの楽曲遺産を自在にパフォーマンスできるところを)見せてくれました。

末っ子だと思っていた小さい子が大きく成長していた… ってだけなら、長年ハロプロを応援していて、何度も遭遇することになる場面ではあるんですけどね。大きく成長していたと認めて、その時間の流れ方に深く感じ入っているところで… そんなところで、お見送り会で楽しそうにニコニコしているところを見せられると、ほんまに可愛くて、こちらの感想も混乱するってもんですよね、ご同輩!

豫風瑠乃さん、まもなく迎える17歳の1年も、幸せな毎日にしてくださいね。楽しいイベント、ありがとうね。でも、最後に「ばいきそら~~ん」とか言うから、また会場をぐるりと見渡してしまったじゃないですか。

(文=kogonil)

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