稲場愛香、Juice=Juice に超電撃加入!8人の新生 Juice=Juice が爆誕し、ハロプロは新々体制?!

2018年6月13日の21時を少し過ぎた頃、日本全国で「マジかっ!」という叫びが響いた。
ハロー!プロジェクトでソロのアイドルとして活動していた稲場愛香が、Juice=Juice に加入することが発表されたのだ。

この “稲場愛香、 Juice=Juice に電撃加入” のお知らせは、ハロプロの公式サイトのニュースでアナウンスされ、2018年6月13日のWeb番組 ハロ!ステ の第274回配信(尾形春水ラストMC)で映像が公開されている。

現在ソロで活動中の稲場愛香ですが、
夏のハロー!プロジェクト・コンサートよりJuice=Juiceに加入して活動していくことになりました。

公式サイト ニュース  稲場愛香 Juice=Juice加入のお知らせ より

[youtube http://www.youtube.com/watch?v=EvX2HS_yUHQ]

稲場愛香は、カントリー・ガールズとして活躍中に持病の喘息が悪化し、療養に専念することからカントリー・ガールズを卒業していた。幸い、療養の経過も順調だったようで、2017年の夏過ぎよりソロでハロプロの活動に復帰していた。

参考記事

復帰後は、地元の北海道を中心にラジオやテレビに出演したり、ハロプロ研修生北海道のリーダー的ないしプレイング・マネージャー的な立ち位置で、後輩を導くことも含めて、広範囲に活動していた稲場だが、同時に新グループの本格活動が先日アナウンスされた一岡伶奈、高瀬くるみ、清野桃々姫らと変則的な4人ユニットとして、ハロコンやひなフェスにも参加しており、一岡・高瀬・清野が、それぞれのグループ活動が本格化していく中、稲場の動向が注視されていたところでもあった。
北海道ローカルで放送された番組で「ペプシJコーラ怪物舞踏団」に参加して激しい “よさこい” ダンスを披露する動画も話題で、ハロプロにあっても屈指のダンサーとされた稲場は、このままダンスを中心とした活動をメインにソロ活動を継続するのかとも見られていた。
そんなところでの Juice=Juice への電撃加入というわけで、『ハロ!ステ#274』での映像からは、グループへの加入も、加入先が Juice=Juice であることも、稲場本人にとってもサプライズだったようだ。

稲場が参加することになった Juice=Juice は、ハロー!プロジェクトに所属する7人組女性アイドルユニット。稲場の参加をもって、今後は8人編成となる。

Juice=Juice は、元来はリーダーの宮崎由加 以下、金澤朋子、高木紗友希、宮本佳林、植村あかり の5人組ユニット(結成時には6人だったが、本格始動前に1名脱退)。ファン毎に読み込む物語も含め、満身創痍とも言える経緯があったうえで、5人が5人とも、すばらしいボーカリストとして成長しており、全員が “歌える” グループとして知られていた。
加えて、2017年の、いわゆる “新体制” を以て、研修生屈指のステージ的スキルの塊である段原瑠々が加入し、オリジナルの5人と段原にも一切遜色なく追従していく梁川奈々美がカントリー・ガールズとの兼任として加わって、7人組となっていた。

参考記事

新体制で段原と梁川の加入にあっても、それまでに、どことなく読み込まれていたハロプロ内の位置づけも相俟って、ファンが複雑な想いを抱いただけではなく、当人たちも様々な葛藤を飲み込んだであろうことは想像に難くない(詳細は上掲の参考記事を参照)。しかし、実際には、段原と梁川を満面の笑顔で暖かすぎるほどに迎えた5人のオリジナルメンバーは、後輩を迎えることができて嬉しくてしょうがないお姉さんといった趣で(誰も割り込めないほどの蜜月を誇ったリーダー宮崎と植村が、梁川の扱いを巡って対立しかけるほど)それまでになかった魅力を積み増すほどの、ウェルカムぶりだった。
この Juice=Juice の諸手を挙げてのウェルカムぶりは、今回の稲場加入の動画(『ハロ!ステ#274』)でも再現されたようだ。

もちろん、Juice=Juice のファンからは、この電撃加入に戸惑う声も聞えてくる。
稲場の加入に、将来に於けるオリジナルメンバーの卒業の匂いを嗅ぎ取っている向きもあるようだ。しかし、上でも述べたように、Juice=Juice は、圧巻の “歌える” グループでもあり、段原も、梁川も、それぞれに素晴らしいステージスキルの持ち主であって、ハロプロにあって、℃-ute を継いで、それこそ磨き抜かれた剣の切っ先のような、研ぎ澄まされたスキルフルなユニットである。
そこに、ハロプロ歴代で見渡しても屈指のダンサーである稲場が加入することになって、いよいよ “歌える” グループは、パフォーマンスにおいて全方位的に隙の無いユニットとなる。

「ハロプロに復帰させていただけただけで有り難かった」とも述べた稲場は、Juice=Juice への加入の知らせに、そして対面した Juice=Juice メンバーの、諸手を挙げてのウェルカムぶりに、涙を見せた。その心情は、追って公開された当人のブログでも切々と綴られている。(稲場ブログ「みなさんへ」)
カントリー・ガールズとしては、稲場とは、すれ違った程度の邂逅でしかなかった梁川は(梁川加入が2015年11月で、稲場の活動休止が2016年4月)動画にあって何事か言いたそうにしている様子も一瞬だけ見られるが、この詳細は今後をお楽しみに、といったところだろう。

この稲場愛香のグループへの参加による本格始動をもって、ハロプロは、いよいよ21年目へ向けて動き出す。

この5月に、こぶしファクトリーと つばきファクトリーが合同コンサートを東京と大阪で開催し、つばきファクトリーはトリプルA面で4thシングルをリリースする。若いグループである “こぶつば” が、今後のハローの目玉になるのかと思われるや、アンジュルムが大々的に海外ツアーを成功させ、一岡たちの新グループにも、それぞれ研修生からの参加メンバーがアナウンスされ、フェードアウトするやに見られたカントリー・ガールズは、堂々と単独ライブをやり遂げて次回のイベントまで予告して……こうして俯瞰して見れば、個々のユニットがそれぞれに切磋琢磨しているかの如く、ハロプロは全般的に活況を呈していることが見て取れよう。

そこに加えて、全員が歌姫である Juice=Juice に卓越したダンサーである稲場が電撃的に加入した。もちろん、Juice=Juice は、待望の2nd アルバムの発売も決定している。

この8人組の Juice=Juice を含め、活況を呈しつつある新生ハロプロは、7月に大阪からスタートする夏のハロー!プロジェクトコンサートで初お披露目されることになる。

(文=椿道茂高)

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