元アンジュルム室田瑞希、アップフロント専属契約終了 「準備整え再スタート」表明

元アンジュルムの室田瑞希が、所属していたアップフロントプロモーションとの専属契約を終了した。2020年の12月末日をもって専属マネージメント契約が終了していたことが、2021年の1月28日になってアナウンスされている。

弊社所属の室田瑞希ですが、
昨年12月末日をもって専属マネージメント契約を終了いたしました。

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室田瑞希はハロプロ研修生として3年近い活動を経て、2014年に相川茉穂佐々木莉佳子と共にスマイレージ(当時)の3期メンバーとして加入。アンジュルムへの改名の後も『大器晩成』といったグループの代名詞ともなる力強い楽曲の中核として活躍し、2020年の3月に「ひなフェス2020 アンジュルム プレミアム」をもって、アンジュルムとハロー!プロジェクトから卒業していた。

その活動歴からも、当人がステージ上で見せていた気質からも、その卒業ライブは大きく派手な “祭” となることが期待されたが、室田の卒業ライブは、人類社会を襲った新型コロナウイルスの感染拡大防止の一環として無観客で開催されることになった。その後、系列の事務所に所属して、今後の芸能活動の含みを残していた次第だが、室田に専心するファンが次の一歩を心待ちにしている中、実際の専属契約修了から一カ月を経て、所属事務所を離れたことが公表されたということになる。

と、ここまでの経緯だけを見れば、室田に専心してきたファンにとってみれば、いかにも惨く酷な成り行きだと言えよう。 “推し” が、きちんと心の整理ができるだけのセレモニアルな区切りをつけないままにファンの前から姿を消していくことは、取り残されたファンの慟哭も含めて、いかに辛いことであるか、過去の事例を見るまでもない。

実際、今般の室田の専属契約終了の報に接して、同様に一時的に芸能活動を休止している形となっている元こぶしファクトリーのメンバーを始めとした複数のメンバーたちの最終的な去就を心配する声が上がっている。

さて、従来ならばアップフロント系列での専属契約が終了したということで、ファンの前から姿を消すのかと落胆するのも、ある意味で当然ではあったが、昨今の事例からは、必ずしもそうなるわけでもない場合も散見されるようだ。

事実、室田本人のメッセージは、今後の新天地での活動に期待を抱かせるものとなっている。

これからの活動ですが、完全に準備が整ってから、再スタートしたいと考えております。
ですので、もう少しだけ待っていただけたら嬉しいです。

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さらには、グループを卒業してから数年にわたってダンス留学をして、ようやく留学から帰ってきたと思ったら、そのままアップフロントから離脱してしまって、帰国の期待に胸膨らませていたファンが落胆していたところ、そんな「落胆」もなんのそのとばかりに、その後、盛んな活動を展開しファンの予測を嬉しい方向で裏切ったメンバーもいる。

こうした昨今の事例を見れば、事務所から離れることが決定的に芸能活動にマイナスというわけでもないし、室田本人の明るい明日を見据えたコメントも、単なる建前だとは言えまい。

むしろ、室田の今後を追うことが、それこそ上記に、その “最終的な去就を心配” する声が上がっている組のメンバーたちの明日を占うことにも、良い意味で、つながるのかも知れない。いずれに転ぶか、内情を知りえないファンとしては不安もあろうが、良い方向に転ぶことを願って、室田の今後の動向について続報を待ちたい。

(文=椿道茂高)

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