アップフロント、つばきファクトリーメンバーへの心ない質問やメッセージに懸念　改めてメンバー守る姿勢明確に

つばきファクトリーと小片リサが活動を別にするきっかけとなった、小片リサの個人SNS流出事件。ネット上には、いまだに、あの流出したフレーズを面白がる書き込みがある。あの内容を持ち出して、個々のメンバーを揶揄したりする者もいる。時にはそれを、シャレの効いたユーモアとして持ち出す向きもある。

こうした野放図なネット上の書き込みについては、事務所もそれなりに監視しつつ沈黙を守ってきたが、メンバーに対して直接そうした声をぶつけるファンが未だにいるらしく、この度、非常に異例なことに、この件についての明確な注意喚起がなされた。

この真摯ながら切迫したお知らせから推測されるところでは、ネット上の掲示板での野放図で愚かな書き込みだけならまだしも、実際にメンバーに向けてSNS、現場で直接無茶な声掛けにおよぶとあっては、事務所も座視している訳にはいかないといったところだろう。

公式サイトのニュース詳細として、事務所の代表者と、発端となってしまったメンバー当人の声明がアナウンスされている。そして、これが大事なポイントだが、あの流出した書き込みの内容は「事実に反している」ことが、事務所の代表によっても、当のメンバーによっても、改めて明確にされている。

SNS上で、また販促イベントの現場で
直接メンバーに自分の考えや気持ちを伝えたり、質問するという事案がいまだ見受けられ、
メンバー達も心を痛めています。

公式サイト　ニュース詳細　つばきファクトリーファンの皆様へお願い

小片リサです。

私がSNSに書き起こした文章が
意図せずとも公に公開されてしまったことで
そのことについて現メンバーが今も辛い思いをしていると聞きました。

公式サイト　ニュース詳細　つばきファクトリーファンの皆様へお願い

先頃、無根拠で無責任な噂に翻弄されたメンバーに対して、事務所が強い態度で、断固としてメンバーを守りに出たことがあったが、依然として、アップフロントのスタンスは明確なようだ。

モーニング娘。譜久村聖、ネットの誹謗中傷に声明　事務所も誹謗中傷には断固たる処置を宣言

公式サイトのアナウンスに続けて、この件で話題の焦点になったと見られるメンバーも、グループのリーダーも、そして発端となってしまったメンバー当人も、夜半になってブログを更新し、改めて、心無い振る舞いを自制してくれるように訴えている。

これからもつばきファクトリーや自分のこと
もっと知ってもらえるように私も発信していけたらと思っています。

つばきファクトリー　オフィシャルブログ　皆さんへ　浅倉樹々

このような活動をしている限り、
ある程度は仕方のないこととも
わかっていますが、
私たちはみんな一生懸命活動しています。

つばきファクトリー　オフィシャルブログ　山岸理子

私のSNS上の書き込みを受け
直接想いをぶつけたり、質問したり、
ということが起こっているそうです。

小片リサ　オフィシャルブログ　みなさまへのお願い

とりわけ浅倉樹々については、この件でブログを更新したのが、本人の誕生日当日であり、バースデーイベントが開催されたその日であったことに、本来ならば楽しかったイベントの余韻に浸っているべきタイミングで、こうしたアナウンスをしなければならなかったことにファンの同情が集まっている。メンバーへの同情と同時に、このようなアナウンスがなされなければならなかった事案を発生させた愚かなファンへの怒りも、つばきファンには共有されているようだ。

しかし、おそらくは、こうした “断固としてメンバーを守る” スタンスを明らかにしている通り、異例のアナウンスに踏み切ったことも含め、無責任で野放図な振る舞いに及んだ者は、このまま安閑としてはいられまい。そのアナウンスに続けて、はっきりと、この問題を無責任かつ興味本位に流出させた者の追求がなお続いていることまで告知されたからだ。

そうであれば、上に引用した記事にある例とも併せ、ネット上の無責任な書き込みや揶揄も、度を越したものについては、同様な追及の対象となるかもしれない。

また何者かが小片の書き込みを流出させたのですが、多数書いていた日記代わりの書き込みの中から
メンバーに関することなどを意図的に抜粋し、流出させたことが判っています。
本件について、この書き込みを流出させた人の追及も継続して行っております。

公式サイト　ニュース詳細　つばきファクトリーファンの皆様へお願い

もちろん、この件に限らず、ファンの多くは、改めて、自らのファンとしての振る舞いについて（実際の振る舞いがどうあれ）自省することになったのではないだろうか。

同時に当欄としては、事務所が、あくまでもメンバーを守ろうとしている態度を心強く思い、もう一つ同時に、心無い流出に及んだ “犯人” の追求が続いていることもまた、心強く思ったことを告白しなければなるまい。

（文＝椿道茂高）