清水佐紀・矢島舞美ファンクラブイベント2021 ~これまでの来歴があってこそ刺さる魅力に加え、今さら(!)新たな魅力が加わって最高のイベントに~

さいごに 並走してきた19年よりも、今ここをこそ

イベントの終わりには、こんなセトリのミニライブがあって、何より嬉しそうに楽曲を披露している2人の楽しそうな姿にこそ、心と涙腺を攻撃されてしまったことは、記事の冒頭に述べたとおりです。

清水佐紀・矢島舞美ファンクラブイベント2021 ミニライブ
01.記憶の迷路(High-King)
02.The Party! (℃-ute)
03.友達は友達なんだ!(Berryz工房)
04.白いTOKYO(ZYX)
お手紙サプライズ
05.がんばっちゃえ!(モーニング娘。とハロー!プロジェクト・キッズ+後藤真希)

んで、お手紙サプライズのところで、3公演めには中島早貴さんが登場したことも記事の冒頭で述べました。

でね、なんだか なっきぃ がお手紙読んでる間に、舞美ちゃんがやたら裏のスタッフさんを気にしてるなあって、そう思ってはいたんですよ。なっきぃ がお手紙を読み終えて、さて残った最後の曲を…ってところで、中島さん、ステージ上の佐紀ちゃんと舞美ちゃんと、客席のファンに向かって、「最後の曲は私も一緒に歌って良いですか?」って。そんなもん、もちろん良いに決まってるわけですが、その発言を聞いて、舞美ちゃんは、「そうなの!私もそれ、スタッフさんにお願いしようと思って!」と言います。つまり、なっきぃ お手紙朗読中やたら裏を気にしてるなって思ったら、最後の『がんばっちゃえ!』は、なっきぃ も一緒に歌って良いですかって、そうスタッフさんに聞きに行こうとしていたってわけです。佐紀ちゃんと中島さんの涙の後始末のためにティッシュボックスを抱えてドタバタしながら、そんなことを気にしていた矢島さんでした。

…なんだか、ほんとに、心根の清らかさが伝わってきますよね。

キッズだった綺麗なお姉さんたちは、おばあちゃんになっても仲良しでいようねって、そう言い合って、ステージを降りていきました。佐紀ちゃん、舞美ちゃん、中島さんがおばあちゃんになるころには、彼女たちの活動を追ったファンたちは、彼女たちの一挙手一投足のあれこれを我が事のように取り沙汰したファンたちは、その多くがもう現世にいないことでしょうけども。

そんなことを思えば、10歳のちっちゃなガキんちょの頃からずっと見てきて、キッズとベリキューの19年間を踏まえるからこそ、だからこそ、この日のイベントも深く刺さるんだって、そう思いたくもなるんですけどね。でも、逆に、わたくしは思います。ちっちゃなガキんちょの頃からずっと見てきたからこそ、いつしか大人としての自覚を持って、子供の頃の自分の選択を、ある時点で意識的に選びなおした彼女たちだからこそ、今のステージが輝いているんだろうって。それこそ、あれほど美人さんなのに、佐紀ちゃんと中島さんの涙の後対応のためにティッシュを箱ごと抱えてドタバタしながら、しきりにステージ裏をうかがっていた舞美ちゃんのように、今の彼女たちこそが、彼女たちのこれまでの中で、一番美しく、一番可愛く、一番麗しく、一番愛らしいですからね。

(文=kogonil)

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