M-line Special 2023~Magical Wish~【5月公演】〔承前〕
前ページにセトリを掲示したので、そのセトリについて、宮本佳林ちゃんさんが「メリハリのない山ばっかりのセトリです」と、半ば誇らしげに述べていたことも併せてお知らせです。本人が “山ばっかりのセトリ” だという通り、たとえば小片さんメインで小関さん佳林ちゃんがバックダンスにまわった真野ちゃんの『元気者で行こう!』など、あまりに激しくダンスするもんだから、続くトークコーナーで、佳林ちゃん、息も荒くゼエゼエしてます。
そんな佳林ちゃん、セトリのスマイレージ楽曲について、”『スキちゃん』と『有頂天LOVE』は(歌割などを)オリジナルどおりにやったので、(客席では)「ゆうか!」とか「さきち!」と思って見ていた人もいたのでは?” といった発言も。先に、MSMW の良さとして、現役時代の交歓の詳細を知らないでいたメンバー同士のアレコレを今になって改めて知れる点を挙げましたが、もひとつ今になって改めて知れるのは、ファン側の想いや切なさを、思った以上にメンバーがちゃんと了解してるってこと。ファンの琴線に触れるポイントを、ちゃんとメンバーは、理解しているんですね。
そう思えば(翌5日の公演でのことになりますが)ゲストの勝田さんと同じ年代であることを指摘する佳林ちゃんに被せるように「ばくわら世代です!」とブッ込んでくる小片リサさんといった場面もあって、ファンがあれこれコメントすることや SNS に放流することは、思った以上にメンバーに補足されている模様です。
*****
そんなステージは、カントリー・ガールズの(いろんな意味で)往時を切なく思い返させる『愛おしくってごめんね』からスタートです。明るく可愛らしく楽しい楽曲が、いろんな経緯を経て、切なく響くようになっているのは、やはり改めて “充実のハロコン” かと。
登壇メンバーに応じて、それぞれのソロ曲、Juice=Juice の楽曲や、つばきファクトリーの楽曲、そしてもちろんカントリー・ガールズの楽曲があるのは嬉しい一方で、佳林ちゃん、小片さん、舞ちゃんの3人での披露ながら、誰か一人がメインで歌唱して他の2名がバックダンスにまわるという趣向で披露された3つの楽曲が興味深いですよね。というのも、佳林ちゃんや小片さんの発言だけでなく、どうも MSMW のセトリは、メンバーたちがその決定に大きく関与しているようなので。
というわけで、佳林ちゃんメインの『手を握って歩きたい』が後藤真希さんの楽曲であり、小片さんメインの(佳林ちゃんバックダンス激し過ぎて疲労困憊していた)『元気者で行こう!』は真野恵里菜さんの楽曲だし、小関舞ちゃんメインの『ブギートレイン’03』は藤本美貴さんの楽曲です。この辺りのセレクトの詳細は、いずれ、どこかで語られることがあるんでしょうか?セレクトっていうなら、小関舞ちゃんがソロ曲として『FIRST KISS』を披露したことも。(だから、その辺のバックステージ風のものも含めた MSMW のDマガをリリースして欲しいっすよね!)
カントリー・ガールズの『リズムが呼んでるぞ!』とか『浮気なハニーパイ』といったところは、イントロだけでいろんな想いが脳裏を去来するわけですが、『リズム』の間奏セリフパートで、小片さんが「あ~~かりんちゃん、耳まっ赤っか!」と言っていたり、客席を巻き込んだリズムのアドリブで、カッコ良くリズムを刻むことを要請された小片さんが(銃撃のまねして)「ばーーん!ふっ(← 硝煙を吹き消す仕草)、ばーーん!ふっ」とかやっているのは、まことに眼福でした。
これも翌5日の公演でのことになりますが、客席を巻き込んだリズムのアドリブ、セクシーなリズムを要請された佳林ちゃんが「うっふん♡うっふん♡」というリズムを披露したことも併せてお知らせです。
スマイレージの『有頂天LOVE』と『スキちゃん』で、いわゆる “4スマ” についてファンが言葉にしにくい複雑かつ切ない想いを抱いていることをメンバーが思った以上に理解してくれてるとは触れた通りですが、実は(もちろん『有頂天LOVE』と『スキちゃん』も非常にアガるのは当然ですけども)『私、ちょいとカワイイ裏番長』が素晴らしかった。ちなみに、『スキちゃん』の「〇〇がスキちゃん」は、「りなぷー → かりん → りさまる → まいちゃん」の流れで、「りさまるがスキちゃん」が若干早口になってるのが面白かったり。
勝田さんのソロでの『恋ING』で、この楽曲がいかにも名曲であることを改めて知らされたり、しっかりアンジュルム時代の『大器晩成』が、やっぱり大迫力でお送りされたり、ほんとに定番曲ばっかりで息つく暇もない怒涛の「山ばっかり」(©宮本佳林)のセトリでしたよ。素晴らしかった(← なんか他の表現はないのか、日本語!)
*****
佳林ちゃんが、現役時代のメンバー相互の交歓だけでなく、スマイレージになれなかった怨念を今尚抱えていることもまた改めて知らせてくれたこの連休の MSMW 初日のトークについては、これまでの記述で触れられなかった点も含め、下記にダイジェスト(↓)を。
2023年5月4日(木) 神奈川県 横浜ランドマークホール 昼公演 開場14:00/開演14:45 宮本佳林/小片リサ/小関舞/ゲスト 勝田里奈 | |
---|---|
昼公演 トークダイジェスト | |
MC 勝田 with 宮本、小片 パフォーマンス何年ぶりですか? 勝田「2年前にカウントダウンで竹内とやった」 「竹内」という発言に微妙に反応する佳林ちゃん 勝田「なんか昔のハロコンみたい♪」 宮本「メリハリのない、山ばっかりのセトリでお送りしております」 | |
ちょっとトーク 宮本「研修生のつもりでいたら年齢ちがった。脇腹痛い(青息吐息)」 「舞は中学生なのでもう寝ます」というLINE なつかしい思い出話♪ 衣装を壊しちゃう佳林ちゃん | |
一人一人のご挨拶 | |
小片リサ | ライブってこんなに汗かくんだなって! 来週から声出し解禁です♪ |
小関舞 | 今年初のMSMWです♪セトリも一新ですよ(って、前の知らないからわからないけど♪) |
勝田里奈 | こんなにちゃんとパフォーマンスするの、卒業ぶりで体力が… |
宮本佳林 | ふり起こしのVTRに悪意があって、「ちょいかわ」のふりV、私がバックダンサーだったときのVTRを送って来てさあ! ちょうどスマイレージ落ちたばっかりだったし、2番しか登場してこないし、ふり、よく見えないし! スマイレージになれなかった怨念が蘇りました♪ |
ちょっとトークのところで “衣装を壊しちゃう佳林ちゃん” ってのは、2着目の衣装がそれぞれのメンバーカラーをあしらったものとなっていることに触れて衣装を見せようとしたときに、手首のところのボタンを飛ばしちゃったことを言っております。それで腕まくりをすることにした佳林ちゃん、直前の『元気者で行こう!』で息を荒げていたのに、このために、続く『三回目のデート神話』でも手を抜けないことになりました。
といったわけで翌5日の模様は、再度ページを切り替えて。

- M-line Special 2023 ~Magical Wish~ メンバー主体の楽しさと独特の魅力が光る3月の横浜公演
- 長年のファンすら驚く新しい魅力満載な配信イベント、M-line Special 2022~My Wish~大忘年会~
- いつのまにか世代は巡っていたことに想いを馳せる M-line Special 12月のめぐろ公演
- MSMW の小片リサと Coeur à coeur の小片リサ(M-line Special 2022. 11月公演&RISA OGATA CONCERT 2022. Coeur à coeur at 両国)
- M-line Special 2022 ~My Wish~、ハーモニーと佐藤優樹サプライズで得難いステージとなった8月公演
- M-line Special 2022 ~My Wish~、ファン冥利に尽きるアレコレが語られた4月のめぐろ公演 ~トークを中心に~
- M-line Special 2021~Make a Wish!~ 圧巻のパフォーマンスと楽し気なトークに心から癒された10月追加の横浜公演
- 抱きつかれた夏焼雅が物語る M-line Special 2021~Make a Wish!~ の初々しさ
- M-line Special 2021、7月の横浜公演で明らかになったソロとしてのそれぞれの魅力
- “ハロヲタで良かった” と心から感謝した中野のステージ!~M-line Special 2021 Make a Wish!@中野サンプラザ~
- ハロプロOGメンバーの完成度と美しさに驚き あの頃と現在を同時に想う M-line Special 2021 ~Make a Wish!~
Sorry, the comment form is closed at this time.