怒涛の52曲全ステージレビュー!『ソロフェス』で示されたハロプロがハロプロたる理由

39 宮本佳林(Juice=Juice)
   スマイレージ『学級委員長

事前メッセージ
表情を見て下さい。

さて、そんな金澤さんの直後に佳林ちゃん。この二人が順番的に近接していて大丈夫なのか?とか思っちゃいましたよね(後日のバックステージが楽しみです)。

本来ならすでに卒業していたはずの佳林ちゃん(参考|「Juice=Juice宮本佳林・アンジュルム船木結、卒業延期! 中止のライブ日程がついに6月におよび…」)、なんだか久しぶりに可憐でコケティシュなイメージを押し出してきます(いや、別に近年、あちこちで暴走しがちだって、そんなことは誰も言ってませんから!)。楽曲のセレクトも相まって、本気でコケティシュに徹されると、本気で可愛らしいですよね、佳林ちゃん。

楽曲セレクトということなら、ほんまに今になってスマイレージ楽曲の完成度の高さに、改めて驚く次第。個々のメンバーの魅力を改めて知るって以上に、このソロフェスの企画にあって、やっぱり、いろんな楽曲遺産を改めて聴く機会を得られたってのは、企画趣旨にも添うものながら、有り難いですよね。

佳林ちゃんが歌っているのをコットンクラブの客席で聴いているメンバーの姿が映るんですが、カメラに向って一瞬、ニコっと微笑む金澤さんも、いろんなことを思わせてくれますが、ずっと手を組んで祈るようにステージを見つめてる つばき小野瑞歩さんが可愛かったりして。

40 笠原桃奈(アンジュルム)
   High-King『シンデレラ/コンプレックス

事前メッセージ
ダンスも歌も全力でやるので、どっちも注目してください!!!!!!!(笑)

佐々木莉佳子さんと並んで、戦士集団アンジュルムにおける双璧の最前線アタッカーでもある笠原さん、それでなくとも強いのに、楽曲セレクトの宜しきを得て、思う存分自分を前に出したとき、こんなにカッコ良いとは。…いや、ほんま、ハロプロって層が厚いですよね。

歌い終わって照明が落ちて…んで、改めて会場が明るくなったときに、ふと微笑んでるんですけど、こうした、楽曲披露を終えて、パフォーマーとしてのペルソナを外して、一瞬、素の自分で照れていたり微笑んでいたりする表情が漏れ出るところ、ほんとに魅力的です。

終演後のインタビュー場面で、笠原さんに「矢島さんが本家様だから、ほんとに緊張した」と言われて、「ごぉめんねぇ」とか言ってる舞美ちゃんも、なんだか体育会系よろしく「う、歌わせていただきました!」とかって一礼してる笠原さんも、どちらも愛らしくて、ハロプロって、ほんとに魅力的ですよね。

41 山﨑愛生(モーニング娘。’20)
   月島きらり『チャンス!

事前メッセージ
Mei World Max で チャンス!を Get するぞ~!!

パフォーマンス前の意気込みコメントで、「あの子可愛かったなあって思ってもらえれば」と述べる山﨑メイちゃん、可愛かったですよ、ちゃんと

加入してから此の方、ステージでも、バックステージのDVDマガジンでも、可愛さを発揮しまくってファンを虜にしまくってるメイちゃん、実はかなりしっかりしたパフォーマーでもあります。可愛いし、パフォーマンスも “しっかりしてる” っていう形容が相応しい感じです。しかし、月島きらり…っていうか久住さんの楽曲をセレクトするなんて、ハロプロ20年の歴史を踏まえて、ほんまに下手なファン以上に、メンバーそれぞれの思い入れがあったりするので、ボーーっと見てちゃいけないなあと思わされます。

パフォーマンス中に自分で髪型を変えたり(「変身しましたあ!」)、歴代の手作りパンダさんグッズを連れてきたり、パフォーマンスがしっかりしてるって以上に、自分のオリジナリティの押し出しも、かなり “しっかりしてる” メイちゃんです。矢島先輩のおっしゃる、「努力の賜」の、たまもの って言葉がわからなかった見たいですけどね。

42 秋山眞緒(つばきファクトリー)
   ℃-ute 『Midnight Temptation

事前メッセージ
ダンスを自分なりにアレンジしてみたので 強さと大人っぽいダンスに注目して欲しいです。

ステージ上で誰かと戦ってでもいるかのようなキレッキレのダンスに、滑空するかのような足運びという点で、そのダンスのアグレッシブさという点で、まさに矢島舞美の後継者たり得ると(個人的に)睨んでいた つばきファクトリーの秋山さん、セレクトするのは『Midnight Temptation』ってわけで、かなり(見てるこっちの)テンションもアガります。思えば、秋山さんも ℃-ute ツアー帯同組でしたね。

しかし、ダンスが得意なメンバー…ってか、ダンス部メンバーは、必ず自分でダンスをアレンジするんですかね。しかも秋山さん、裸足でパフォーマンスです。舞美ちゃんも言ってたように “違う振り” だったんですけど(自分でアレンジしてますからね)そうであっても『Midnight Temptation』の激しさとカッコ良さがいっこも失われていないのは、凄いなと。…いや、ダンス部の皆さんって、みんなコレオグラファーの基礎講習とか、受講してるんですか?って感じです。

上述のように、あくまで個人的に、そのダンスの鋭さという点で、秋山眞緒さんは矢島舞美さんの後継であると思っていて、あと2年もすれば、美しさも成長して、後継ということについて誰もが認めるようになるんじゃないかと踏んでおりますが、そんな私ですんで、終演後の舞美ちゃんと並んでる場面は、とても嬉しい一幕となりました。

43 加賀楓(モーニング娘。’20)
   モーニング娘。『シルバーの腕時計

事前メッセージ
加賀流の振り付けで挑みます。

やっぱりダンスが得意な方々は、自分の個性をアピールするってなると、自己流にダンスをアレンジしちゃうんですね。その加賀流ダンスをイントロから見ていて、”ははあ、やっぱり加賀ちゃんのダンスは見応えがあるなあ” などと呑気に思っていたら、歌詞の一番最初のフレーズの発声に、いきなり持って行かれます

加賀ちゃん、ダンスが得意なメンバー…ってだけじゃなく、歌唱力も群を抜いています。難しい旋律を、しっかり歌いこなします。そして繰り返し、ってだけじゃなく、間奏からのオリジナルのダンスアレンジで、ものすごく “情感たっぷりに” 歌の世界を表現します。卓越した表現者として、それこそ高橋愛の後継と言って良いんじゃないでしょうか。加賀ちゃん、どこか物堅く真面目で、理不尽な突っ込みにも自分から「すいません」って謝っちゃうくらい、同期の横山さん以外には弱めな押し出しですけど(参考|「モーニング娘。DVDマガジンに見る “継承の形”、最年少に背中を押され “先輩” になっていく「娘。」たち」)あと何年かして、モーニングを牽引する中心メンバーとなったとき、加賀ちゃんの表現力がモーニングのステージをどう彩るか、今から楽しみですね。

そして加賀ちゃんも、℃-ute 帯同組だったんでした。萩原の舞ちゃんに、つむじが5個あることを(当時から)イジられてましたもんね。こうしてみれば、℃-ute が、如何に現在のハロプロメンバーを(そうとは意図せずに)育てたか、改めて驚きますね。

44 山﨑夢羽(BEYOOOOONDS)
   松浦亜弥『奇跡の香りダンス。

事前メッセージ
今まで練習してきた事を全部出しきりたい!
そして新しい1面も見せたい!

特にステージで主張したいオリジナリティもないので歌とダンスで勝負したいと、パフォーマンス前の意気込みコメントで夢羽さんは言います。これといって特徴がないとかいうのは、それこそ美男美女の方が似顔絵が描きにくいってのと同じで、バランス良くルックスもスタイルも調和してタレントとして完成度が高いから。松浦さんの楽曲のリクエストが多かったのも、納得ですよね。

パフォーマンスそのものも、上述のとおり実にバランスが良いです。
だから、そのまんま “アイドルを演じていれば”、夢羽ちゃん、ほぼ完全なアイドル性を主張できるってのに、曲終わりのラストで、なかなか照明が切り替わらずに、しばらく耐えていたけど、ついに笑っちゃったところや、矢島さんに「ありがとうございま~す」と話しかけれて、「ありがとうございますっ、ひ~~~っ!」とか言っちゃうところ、そういう徹しきれないところやスキのあるところが、やっぱりハロプロらしいところかと。

45 前田こころ(BEYOOOOONDS)
   後藤真希『横浜蜃気楼

事前メッセージ
とにかく自分らしく全力で頑張るので、目を離さず
注目していただけたらと思います…!

自粛期間が長らく続いて、その間に、ちょっと丸くなっていたりと、微妙にいろいろ変化があったりしないではないハロプロのメンバーたちですが、前田こころさん、パフォーマンス前の意気込みコメントがスタートするや、いきなり、美人さんが登場してきたから驚きました。”ええっ!これ、こころちゃんなの?” と自分に問いかけちゃうほど、めちゃくちゃ麗しいお姉さんじゃないですか、前田さん!
さらに意外なことに、夢羽さんへの率直なライバル心を表明しつつ、ステージに向います。

伝統空手の経験者だからか、手足、肢体の制御がスパン、スパンっと、型の突きや受けの演武を見ているようです。ダンス中の前蹴りも、しっかり太ももから膝のスナップを利かせて、ズバンっと。楽曲のパフォーマンスなのに、なんか強そうなんですよね。パフォーマンスを形容する比喩として “強い” っていうんじゃなくて、前田こころさん、ほんとに強そうです。

そういえば、前田さんも ℃-ute 帯同組。彼女も、℃-ute の解散前のツアーで、萩原の舞ちゃんに、「デビューするんだぞ」と言われて頭を撫でられ、「はいっ!」と答えて泣いていた場面が映像に残されています。いや別に℃-ute がどうだってわけじゃないんですけども、私のような、研修生や BEYOOOOONDS に専心するわけでもない薄いDDファンですら、そういうことを覚えているわけですから、”ハロプロの継承” っていうのは、奥深いですよねえ。
今回のソロフェスって、そういうことがよくわかる企画でもありますね。

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続いては、自分可愛いアピールに余念がない、つばきファクトリーは小野田さおりん。さすが、自分推しが強めなだけあって、あんまり緊張しなかったという、その印象以降は次のページへ。

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