つばきファクトリー新沼希空、完全復活のお知らせに、かえって驚くファン界隈

療養のため一時的に活動から離れていた つばきファクトリーの新沼希空が、完全に回復して、活動に復帰する。

ここ数日、ブログで電車に乗ったりお出かけしたりした様子を知らせてくれて、すっかり活動的になっていることを知らせてくれていた新沼だが、公式のアナウンスとして「軽快しており治療終了」が宣言された。

全身薬疹のため、活動を休止しておりました新沼希空ですが、
先日医師の診断を受けたところ、軽快しており治療終了となりました。
医師とも相談し、11月13日(土)まつもと市民芸術館(長野)にて行われます
Hello! Project 2021 秋「続・花鳥風月」公演より活動再開致します。

公式サイト ニュース詳細 つばきファクトリー 新沼希空 活動再開のお知らせ

すでに、療養の必要があった体調不良からは回復しているであろうことは、上述のような新沼本人のブログだけでなく、延期になっていたバースデーイベントの代替日程などが告知されていることから、多くのファンが “そうだろうな” と思っていたところだったが、正式に完全回復が宣言された形だ。

このお知らせは、2021年11月12日の金曜日夜半に告知されたものだが、さっそく、その翌日13日の「続・花鳥風月」ツアーから復帰することになる。さすがに、いきなりの復帰というわけではなく、数日前からレッスンやリハーサルには参加していただろうし、そのための「電車に乗ったりお出かけしたり」だったのだろうし、すでに活動に復帰できる目処が立っていたからこそ、前倒しで、イベントの代替日程も出していたのだろう。

もちろん、新沼希空の回復と活動への復帰は嬉しいことだが、今回の新沼の一時休養については、短いスパンで細かく情報が開示されたこと、そのこと自体を “嬉しいこと” だと受け止める向きがあるようだ。

従来、メンバーの口からファンへの感謝が語られることもあれば、公式のアナウンスとして、常日頃のサポートへの感謝が綴られることも、稀には、あった。それでも、基本的にアップフロントのスタンスとしては、”機会は提供する” けれども、それに参加するもしないも、基本は個々のファンにおまかせで、ファンの気持ちにことさら寄り添うような細かい配慮といったものは(「敢えて」と言うべきか)それほど目立つものではなかった。参加の仕様が入り組んだイベントであっても、公式の告知ページに細かい字で注意事項が書かれてあるのみで、基本的には参加する個々のファンが、自己責任でイベント詳細を把握することが求められ、現場で懇切丁寧な誘導が行われるといったようなことは、特になかったように、だ。

そうした従来的なスタンスからすれば、この短いスパンで細かく情報を開示していた新沼の事例が、むしろ “ファンの心情に寄り添う” 様子が鮮明で、かえって奇異に映るということのようだ。

思えばこのところ、ネット上でのメンバーへの根拠のない噂や誹謗に対して、従来ならば、あたかもそんな噂や誹謗なんて無かったかの如く無視を決め込んでいた事務所が、明確に言挙げしてメンバーを守るスタンスを鮮明にする事例が相次いだことも記憶に新しい。従来と異なる対応として、ファンがこれまで得手勝手にいろいろ言っていたことに対するはっきりとした態度を示したこと、そのことと、今回の新沼の事例を併せて思うに、これまで以上に、ファンの動向に敏感になっていると言えるのではないだろうか。

さて、この先のアップフロントとハロプロの動向は、そして、それらに注視するファンの動向への事務所の目配りは、どのように展開することになるのか、やっぱりハロプロからは目が離せないようだ。

(文=椿道茂高)

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