本人たちによる本人たちの再演
後輩たちが、いろんな機会を捉えては私たちの歌をカバーしてくれて、それはとっても嬉しいことなんだけど、やっぱり私たち自身が歌うのは、そういうのとは違うでしょ?と、そう Berryz工房の須藤茉麻さんが、若干の “照れ” と共に語ってくれたのは、あれは茉麻のバースデーのイベントだったか、それとも久しぶりにBerryz工房が可能な限り集合したイベントでのことだったか(あるいは両方だったか)。あるいは、そんなBerryz工房のイベントがあったから、今回の℃-ute のイベントも “ライブ化” しようって着想も出て来たのかも知れないなとも。
ってなわけで、報告者が参加できた限りでの公演のセットリストを再掲。
矢島舞美・中島早貴・鈴木愛理クリスマスFCイベント2021 12月20日 夜公演 |
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01.『Kiss me 愛してる』(℃-ute) 02.『世界一HAPPYな女の子』(℃-ute) MC 中島「大丈夫ですか、いまんとこ?」 ↓↓↓↓↓クリスマスメドレー↓↓↓↓↓ 03.『ぴったりしたいX’mas! 』(プッチモニ) 04.『白いTOKYO』(ZYX) 05.『会いたいロンリークリスマス』(℃-ute) ↑↑↑↑↑クリスマスメドレー↑↑↑↑↑ 06.『人生はSTEP!』(℃-ute) 07.『心の叫びを歌にしてみた』(℃-ute) MC 有酸素運動と、公園での自主練の話 08.『アダムとイブのジレンマ』(℃-ute) 09.『Crazy 完全な大人』(℃-ute) 10.『まっさらブルージーンズ』(℃-ute) 11.『Midnight Temptation』(℃-ute) 12.『超WONDERFUL!』(℃-ute) ↓↓↓↓↓アンコール↓↓↓↓↓ 13.『愛はまるで静電気』(℃-ute) (なっきぃ ちゃんは、どしたんでしょ~♪) 一人一人がご挨拶 なんで泣いてんの愛理! 14.『凛(RIN)』(℃-ute) |
ともあれ、本人たちが久しぶりに再現してくれる℃-ute 楽曲に、発声禁止で着席観覧強制ですけど、やっぱりペンライトを持つ手も軽く、軽く足元でステップを踏んじゃったりしています。観測範囲内で、みなさん、ご同様にて。
さっそく「本人たちが久しぶりに再現してくれる」ところに反するようですけど、メドレーに『白いTOKYO』を加えてくれたのは、本当に嬉しかった。清水の方の佐紀ちゃんが引退しちゃったから、もう『白いTOKYO』は(ステージ上のパフォーマンスとしては)聴けないもんだとばかり思っていたから。その他のメドレー曲も、やっぱり鈴木さん、舞美ちゃん、なっきぃ が奏でてくれると、実に素晴らしくて。
後半の『Crazy 完全な大人』まで、ほとんど怒涛のような展開で(思い返してみれば、練習の時間が十分取れなかったことによる微妙な乱れもトークで自己申告しちゃってた3人ですが、観てるこっちは、そんなの一切気にならないくらいのパフォーマンスだと)迫力のステージに見入るばかりです。
と、そんなところで、急なベースの重厚な響きが。
ええ『まっさらブルージーンズ』なんですけど、これって2012年バージョンのリアレンジされたものではなく、オリジナルなのか、オリジナルと2012年版をベースの響きを中心に調整した2015年の横アリバージョンなのかは判然としないものの、やっぱりベースの響きは刺さります。そして、そんなベースの響きを背景にして、当時に勝るとも劣らぬ痩身の舞美ちゃんが全力で両手を旋回させる振り付けも。ほんとに「♪美人になった」よね。
そこからの『Midnight Temptation』からの『超WONDERFUL!』って、ねえ。
2014年から2015年にかけて、℃-ute が、いろんなコラボを経て、様々な新しい試みにチャレンジしていく前のタイミング、ハロプロの秘蔵っ子である℃-ute として一番に脂が乗っていた頃のライブツアーを、まさしく彷彿させるかのような流れで、ガチ team ℃-ute の皆さんは流れ落ちる涙を拭く暇もなかったのではないかと(報告者がどうだったのかは秘密)。
アンコールでは、イントロでのバックコーラスが「♪なっきぃ ちゃんは、どしたんでしょ~」に聴こえるよねって当時から本人たちが面白がっていた通りに、「♪なっきぃ ちゃんは、どしたんでしょ~」と歌いながらの登場で『愛はまるで静電気』を歌ってくれて、一人一人が改めてご挨拶してくれて、オーラスに『凛(RIN)』を歌ってくれて大団円です。
それぞれの道を歩んでいても、私たちは℃-ute だったし、℃-ute だし!
その最後に歌ってくれた『凛(RIN)』についても、2017年の解散の直前にもらった曲であって、歌詞の内容も、まもなくに迫った解散ってところに関連付けて理解していたけれど、それからのソロの日々を踏まえて、いま改めて歌ってみたら、また別の意味がたくさん浮かび上がってくる。そんな風に、私たちには大切な歌がたくさんあるんだ… って、そういうお話をしてから「それでは聴いてください」って最後の曲に進んだんですけどね。
そんな風に、ラス前で、個々にしっかりとご挨拶をしてくれます。
鈴木愛理 |
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5人で歌いたいから今般のセトリから外した曲もあるって、そういう愛理さんの発言、期待しちゃいますよね。
というのも、2014年のベリキュー武道館で、Buono! の『ロックの神様』を披露して、「この曲は、Buono! の武道館ライブがあったら披露しようねって話していたから、ここでやっちゃっうってことは、もう Buono! の武道館って機会はないのかなあ…」と、そう寂しそうにDVDマガジン(Berryz工房&℃-ute DVD MAGAZINE Vol.5)で愛理さんが語っていたところ、その後、Buono! 武道館ライブが実現したってことがありましたからね。
なんか、愛理さんが口に出したら叶うような気がして。
ソロとしての自分を顧みて、℃-ute の時の自分の方がキラキラしてると感じることもあったと鈴木さんが言うと、いきなり横から舞美ちゃん「愛理はいつだってキラキラしてたよ!」って。いや、実際にそのあとから「℃-ute でいたことが今の自分の背中を押してくれる」っていう具合に話が展開したように、℃-ute 時代の自分の方がキラキラ…って部分だけでは発言が終わらない感じだったのは、イントネーションその他の、いろんな兆候から明らかだったのに、いきなり横から入ってくる舞美ちゃんってことで、なんか℃-ute ツアーでのご挨拶でも、愛理さんが次にオチを準備してるようなところで、文字通りの表面上の発言に過剰に反応して横からインタラプトする舞美ちゃんって、よく見たような気がするなあって思ってたら、その舞美ちゃんの(投稿者が、余計なものと初見では思った)フォローを受けて、いきなり愛理さんが泣きそうになったりしています。
そこから、しばし、℃-ute の解散からしばらくの間、それぞれにソロとして辛い時期や大変な思いをすることになったと、3人とも吐露したりして、見ていた客席も、なんか静かになっちゃって。そんな雰囲気になっちゃったのがマズいと思ったのか、矢島さん「止めて!これ何の時間?」と。いや、止めても何も、そんな雰囲気にしちゃったの舞美ちゃんだし。ほんとに、このリーダーは、いつも、いつも(← 慈しんでる)
矢島舞美 |
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中島早貴 |
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そんな具合にご挨拶して、エンディングのBGMは『JUMP』。けっこうトークも盛沢山だったし、メドレー入れて14曲も披露してくれたし、いやあ、ほんまにライブ感覚だったなって、KT Zepp Yokohama を出た辺りで時間を確認したら1時間30分ほどしか経過してなかったのは驚きです。
上に述べたようなご挨拶の後、手を振りながら奥に引っ込んでいった3人が残していったのは、私たちが、すっかりベリキューの呪縛に縛られてしまったなという事実。この先、余程のことがない限り、中島早貴さんお帰りなさいって場面だけじゃなく、℃-ute メンバーが何人か集まるよって告知があったら駆けつけなきゃしょうがないですよね、あんなご挨拶見せられたら!
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