はじめに 魅せてもらったのはスキルだけじゃなくて
ハロプロメンバーが冠番組を懸けてソロパフォーマンスを競う『ソロフェス』。その第二弾であり、個々のメンバーが3票ずつ持っていて、それぞれに投票し合うことでMVPを決するという具合に微妙に仕様変更されたガチンコ パフォーマンスバトルでもある『ソロフェス2』が、2021年8月16日、テレ朝チャンネルにて放送されました。
昨年と比べると、アンジュルムから船木結さん、Juice=Juice から宮本佳林ちゃんさん、高木紗友希さん、つばきファクトリーから小片リサさんの4名が離れ、まだ新メンバーはさすがにカウントされないとして、アンジュルムの川名凜さん、為永幸音さん、松本わかなさんの3名が参加して、トータルで1名減といったところ。
相互に投票しあった結果、MVPには、モーニング娘。’ 21 から、野中美希さんが選ばれました。番組の中で公表された順位は下記のとおりで、堂々たる首位に輝いた野中さんです。
5位 | 平井美葉(BEYOOOOONDS):8票獲得 |
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4位 | 為永幸音(アンジュルム):9票獲得 |
3位 | 竹内朱莉(アンジュルム):14票獲得 |
2位 | 石田亜佑美(モーニング娘。’21):18票獲得 |
1位 | 野中美希(モーニング娘。’21):21票獲得 |
MVP 野中美希さんについて少々
この結果は、番組のラストで、総合司会をつとめた元℃-ute リーダー矢島舞美さんが直接、野中さんにお知らせしたんですけど、その様子も印象的でした。
野中さんの、泣きそうになってるのに、あたかも、泣きそうになんかなってませんよ的な、普通に会話を続けようとする様子って、モーニング娘。のDVDでも、よく目にするように思います。そして、ついに泣きそうになってるのをゴマかせないって自分でも自覚すると、その段階で、泣きそうになってるってことに実は自分で慌ててるかのような態度を見せるのも、何度か見たような気がします。要は、泣きそうになってる自分の側に留まるのではなく、泣きそうになってる自分を外から見ている側、泣きそうになってる自分に相対している側へ自分を同一化させようとしてるかのようで、野中さんの “どこか慌てたような様子” が、自分への照れと、対面する相手へのサービス精神に裏打ちされていることが、よくわかる場面かと思います。
さらに言うと、別件の取材だと聞かされて呼ばれていた野中さんは、舞美ちゃんが入ってくると素直に驚いて、結果を聞かされて、もういっちょ驚いて、でも、上で述べたような “野中さんの動揺” みたいところは、最初は、あまり見えなかったんですね。それが、舞美ちゃんと話しながら、しばらくカメラを前に番組のコーナーとしてのトークを進行させながら… つまり、正しく、ちゃんと、お仕事としての振る舞いを続けながら、徐々に自覚できてきたのか、ゆっくりと認識が実感を伴い始めたのか、そういうふうにお仕事をしてる野中さんが、だんだんと、上で述べたような感じに “動揺” し始めるんですね。
伝えられた瞬間に感激して涙を見せる…っていうのではなくて、とりあえず普通に “お仕事” としての進行に身を委ね、身についた “タレントとしての進行” を遂行しながら、徐々に、だんだんと、事の次第を認識して実感して… それで、ゆるやかに泣きそうになって、でも諸々進行中だから、泣きそうになってること、内面から徐々に押し寄せてくる自分の感情を抑え込もうとして、しかし、やっぱり隠し切れず… ってわけで、晴れて目出度く、私たちは野中さんの動揺を目にすることができたわけですけども。
この一連の場面を要するに、野中美希さん、とても可愛いですよね。
それは、ルックスが云々ってことじゃなく(もちろんルックスも可愛いけれども)その内面の動きも、内面の動きが隠し切れないところも、全部含めて、とても愛らしい方なんだなっていうのが強く印象づけられました。うっかり、今後のモーニング娘。のステージで、野中さんをずっと追ってしまいかねないくらいには。
そう、このハロプロメンバーが個々にソロパフォーマンスを競う『ソロフェス』は、メンバーが培ってきた、歌・ダンス・ステージ進行・トーク… といったスキルだけでなく、メンバーの愛らしい側面が、ふんだんに堪能できるものとなっております。ええ、見せてくれたのはステージスキルだけではなく、人としての愛すべき側面をこそ魅せてくれたのでした。(誤変換じゃないよ)
MVPだけじゃなく MIPにも期待大
そんな『ソロフェス2』ですから、この先、視聴者の投票も込みで決定されるという MIP も楽しみですよね。仕様によれば、視聴者と審査員の投票で決まる MIP、審査員には、まことさん、鈴木愛理さん、矢島舞美さん、高橋愛さん、DJ KOOさん、しばたありぼぼ(ヤバいTシャツ屋さん)の名前が挙がっております。
この MIP の投票もあるんだよってことは、ソロフェス登場順を抽選する際にメンバーにも周知されていて、この抽選動画もまた見所満載でした。BEYOOOOONDS、つばきファクトリー、Juice=Juice、アンジュルム メンバーの私服(だよね)も嬉しかったり、なんでモーニング娘。だけ衣装だったんだろうとか思うと、この抽選動画についてのメイキングまで欲しいなとか思っちゃったりします。
抽選にあたって、前回2020年の初回のソロフェスを振り返って、それで泣いてる里吉うたのさん(BEYOOOOONDS)も、「ひなフェス」だか「ソロフェス」だか、どっちも可愛いイントネーションなんだけど、言い間違えてる新沼希空ちゃん(つばきファクトリー)も、大騒ぎしてスリッパが脱げた工藤由愛ちゃん(Juice=Juice)も、意外と冷静だなと思いきや、急に騒ぎだす植村あかりさん(Juice=Juice)も、そっち(MIP)しか狙わないと宣言しちゃう生田衣梨奈さん(モーニング娘。’21)も、初出場なのにしっかり語る松本わかなさん(アンジュルム)も、もう、これだけで魅力的過ぎますよね。
体調不良が続いちゃってる佐藤まーちゃんの分は、同期の石田さんが抽選しましたってことで、そんな具合に登場順が決まった今般の『ソロフェス2』です。
って、前口上が長くなってしまったので、個々のメンバーについては次のページからってことで、その前に昨年のレポを置いておきますね。
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