『ソロフェス2』が魅せるハロプロの神髄、51人による51通りの本気を全レビュー!

49  浅倉樹々(つばきファクトリー)
   Juice=Juice『愛・愛・傘

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こういう一面も持ってるんだと
思ってもらえるようにがんばるゾ★
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前回のソロフェスでは Buono! の『れでぃぱんさぁ

やっぱり声が通る浅倉さん、昨年の夏くらいから、樹々ちゃんが歌いだすと会場の空気が変わるってことを何度も経験してきたんですけど、液晶越しでも樹々ちゃんの声がドカンと届いてきます。

樹々ちゃんもアンブレラを小道具に楽し気な楽曲披露を演出してくれますが、これは個人的な贔屓目もあろうかと思いますけど、この堂々としたパフォーマンス、樹々ちゃん小さいけど、やっぱりエースの資質かと。

声が通ること、小っちゃいのにエースの資質…ってあたりは、どれほど文字を費やしても尽くせないので、別の機会に譲るとして、パフォーマンスを終えた後、矢島さんとのトークに移ろうとして、楽曲披露中に小道具として使用していた傘について「傘さしたまんまで良いですか?」って訊いてる樹々ちゃん。もちろん、天然でボケて訊いてるわけじゃなく、楽曲用の小道具をどう扱ったもんか確認してるのはわかるんですけど、この辺りの言葉の選び方の不器用さが可愛いですよね。

そんな矢島さんとのトークを見ていて思うんですけど、やっぱりアゴのラインとか、眼のパチクリ具合とか、樹々ちゃんは舞美ちゃんに似てきてるなって思うのでした。美人さんです。

50  川村文乃(アンジュルム)
   ℃-ute『羨んじゃう

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初代MVP がんばります!!!
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前回のソロフェスでは Juice=Juice の『素直に甘えて

椅子を小道具として使って、初回のソロフェスで見せたタップとの組み合わせで魅せる初代MVP川村さん、昨年のタップは底が平らのタップシューズでのタップダンス披露でしたが、今般は、ヒールのタップシューズで登場です。

オープニング、間奏、アウトロでのタップの響きは軽快でしたが、セレクトした楽曲オリジナルのダンスをリスペクトしすぎたのか、歌唱中は、タップを入れ込んでいく個所に迷ったのか、ずいぶん少なめで。もし、今後、大胆に歌唱中でも、オリジナルのフリを無視しようとも、楽曲披露中に大胆にタップを取り入れるようなことになれば、川村さんの特技は大化けするかも。

っていうのも、川村さんの脚線美は、もしかしたら現在のハロプロを超えて歴代最高かも知れないから、その圧倒的な脚線美を活かすためにも、今後、大胆なタップの取入れを試みて欲しかったり。

51  西田汐里(BEYOOOOONDS)
   アンジュルム『Uraha=Lover

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心を込めてうたいます!!
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前回のソロフェスでは メロン記念日 の『お願い魅惑のターゲット

演劇女子部の『ネガポジポジ』の頃から、可愛らしい子だなあと思っていた西田さん、あれから、まもなく5年に近い月日が流れますけど、やっぱり可愛らしいまんまです。

ずいぶんと緊張してたみたいで、舞美ちゃんに「次は~」と呼びこまれてステージに上がった段階で若干呼吸が荒い様子が見て取れます。事前の意気込みの「ヒソヒソカメラ」でも、昨年は出来ると思ってたことが出来ずに悔しくて泣いてしまったことに触れてましたから、よっぽど緊張したんですかね。可愛いですね。

でも、楽曲が始まっちゃえば、歌詞に応じて表情を造ること造ること!
「♪ほっとしてるくせに~」ってところでカメラ目線を外すあたり、目が虚ろな感じがすごくて
最後に舞美ちゃんとお話するところでは、今回は、前回の悔し涙を克服できましたってニコッとするところ、ずいぶん多くのファンがいろんなところを射抜かれたんじゃないでしょうか。

さいごに 総合司会 矢島舞美

これら、誰一人として見る者の心を射抜かない者がない、魅力にあふれる51人を楽しくガイダンスしてくれたのは、元℃-ute リーダーにして前ハロプロリーダーの矢島舞美さん。多くの現役メンバーが、その研修生時代に℃-ute ツアーの帯同を経験していたりするだけじゃなく、まさしく、今のハロプロを(意図せず)育てた、偉大なる先輩です。ほんまに、偉大です。

インスタグラムの個人アカウントで、ソロフェスで着た衣装で「うはうは」してる様子をコミカルに伝えてくれていますが、そんな様子にも明らかなように、矢島さん本人が後輩たちのパフォーマンス披露を嬉しそうに見てることにこそ射抜かれますよね。℃-ute 曲をセレクトしてくれたことを喜んで、写メを撮っては℃-ute メンバーにお知らせしようとしていたり、ほんとうに愛らしい人だなって思います。

実際、メンバーたちも、パフォーマンスを終えてからトークするに、あんまり緊張したそぶりもみせず、むしろニコニコと登場してくる矢島さんを見てホッとしたような顔を見せてくれます。だからといって軽んじてるわけでは、もちろんなくて、当然、心から尊敬しているけれど、それでも、そのニッコニコな笑顔を目にしちゃうと、緊張よりは安心と嬉しさが先立つようで、ほんとうに、こんな先輩を持つことができたハロー!プロジェクトは、すばらしいな、って思います。

個々のメンバー(OGも含む)の魅力も、それぞれの魅力が融合して創発する全体も、そして、それが継承されていく様も、見ようと思えば、いろんなものが見えてきます。それが、矢島舞美っていう偉大な先輩が総合司会をつとめてくれることで、いかにも如実に見えるようです。

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冒頭でも述べた、MVP 野中さんの愛らしい動揺ですけど、それを、やっぱりニッコニコしながら見てるのも舞美ちゃんだったりして。

かくも素晴らしく麗しい珠玉だらけの企画『ソロフェス』は、できるならば来年も継続して、恒例の企画となって欲しいところですよね、ってところで冗長な記事を終えたいなと。

(文=kogonil)

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