道重さゆみ『SAYUMINGLANDOLL~希望~』が再度延期でチケット払い戻し、イベント再開にはまだ慎重姿勢

2020年の4月公演の予定が、6月27日〜7月5日へと順延していた道重さゆみのオリジナル公演、『SAYUMINGLANDOLL~希望~』の再度延期が決まった。延期公演の日程が未定であることから、いったん、チケットは払い戻しとなる。

ファンクラブで購入した場合とチケットぴあで購入した場合など、チケットの入手経緯によって払い戻し方法が異なるようなので、Web上の案内ページ(「SAYUMINGLANDOLL~希望~」4月振替公演延期によるチケット払い戻しお知らせ)は要確認だ。

「新型コロナウイルス感染症」の状況を鑑みて、誠に残念ではございますが、6月27日(土)〜7月5日(日)で予定しておりました4月の振替公演の開催を延期させていただく事を決定致しました。

SAYUMINGLANDOLL 公式サイト 「SAYUMINGLANDOLL~希望~」 4月振替公演延期によるチケット払い戻しのお知らせ

現在、延期公演の日程は未定の為、一旦、全てのチケットの払い戻し対応をさせて頂きます。

ファンクラブニュース FANCLUB NEWS 「SAYUMINGLANDOLL~希望~」4月振替公演延期によるチケット払い戻しお知らせ

6月27日〜7月5日にCOTTON CLUBにて行う予定でした『SAYUMINGLANDOLL~希望~』の4月公演の振替公演ですが、新型コロナウイルス感染症の状況により、開催を延期する事になりました。

サユミンランドール 道重さゆみ オフィシャルブログ お知らせ
今回、払戻しとなった公演
道重さゆみ 「SAYUMINGLANDOLL~希望~」
  • 4/4(土)18:30公演 → 6/27(土)18:30公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/5(日)16:00公演 → 6/28(日)16:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/5(日)18:30公演 → 6/28(日)18:30公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/6(月)18:30公演 → 6/29(月)18:30公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/6(月)21:00公演 → 6/29(月)21:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/7(火)21:00公演 → 6/30(火)21:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/8(水)18:30公演 → 7/1(水)18:30公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/8(水)21:00公演 → 7/1(水)21:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/9(木)21:00公演 → 7/2(木)21:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/10(金)18:30公演 → 7/3(金)18:30公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/10(金)21:00公演 → 7/3(金)21:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/11(土)16:00公演 → 7/4(土)16:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/11(土)18:30公演 → 7/4(土)18:30公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/12(日)16:00公演 → 7/5(日)16:00公演 → 延期によるチケット払い戻し
  • 4/12(日)18:30公演 → 7/5(日)18:30公演 → 延期によるチケット払い戻し

まったく中止となってしまうわけではなく、あくまで再延期の公演日程が未定であることから、いったん払戻しという措置であることは明記されているが、再延期公演の日程が公開となった場合、改めて申し込まねばならないのかどうか明確でなく(おそらく再度の申し込みとなる公算が強い)、今回の払い戻し対象チケットで、いわゆる “良席” を確保していた者にとっては、痛恨のお知らせともなったようだ。

しかし、道重が公式のTwitterアカウントなどで払い戻しの告知をしたところ、「大丈夫だよ」、「待っています」といったファンからのコメントが相次いだようで、本人が続けて感謝のツイートをするなど、思わぬ暖かいやり取りが公開されてもいた。

それには、これまでと異なって、日本政府による緊急事態宣言が解除されたことにより、このところの自粛の風向きも変わり、夏前後を目途に、イベントやライブなども段階的に再開できそうだとの予測があることも大きく影響しているだろう。道重の公演だけでなく、OGの公式SNSを追えば、かなりの数のお芝居などが延期となっていることが確認できるが、それでも、これまでのように、そのまま中止となってしまうわけではなく、後日となっても、再演の可能性はずっと濃厚になっているからだ。

しかし、イベントやライブなども段階的に再開できそうだとはいえ、会場の収容人数に応じて満席の50%までといったガイドラインなども含め、必ずしも従来通りの開催が見込めるわけではない。あくまでガイドラインを遵守する場合、ファンにとっては当選ラインが厳しくなり、事務所としては採算ラインが厳しくなる。公演の採算を重視してチケットを値上げする場合は、ファンにとって当選も厳しくなればお財布にも厳しいというわけで、切ない結果が待っていることにもなるだろう。有料配信であるとかグッズの品数を再考するなど、採算上のオプションはいくつか考えられるが、冬にかけて第二派も警戒される状況では、「密」を避けるために、収容人数上の制限は不可避と見る向きもある。

2月の下旬から吹き荒れた自粛の大波は、ある程度、落ち着きつつあるようだが、ライブやイベントの再開の行方は、まだまだ慎重に見定める必要がありそうだ。

(文=椿道茂高)

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