新たなイベント告知と延期イベントの中止のお知らせ、その狭間で揺れるファン心理とは？

ようやく新型コロナウイルス感染拡大防止のための自粛の日々を抜け出したのか、延期となっていた Juice=Juice の個別系のイベントの日程、および モーニング娘。’20 の個別系イベントの日程が公開されただけでなく、ハロプロOGの 道重さゆみ や 須藤茉麻 のバースデーイベントが告知された。余談だが、告知から当落確認までのあいだに日程的な余裕がなかったとはいえ、やはり久しぶりのイベント再開に多くの応募が殺到したものか（あるいは、会場の入場制限を厳密に適用したものか）、須藤のイベントも、道重のイベントも、例年に増して各地で落選の悲鳴が上がっている。

続けて、またもやOGメンバーのイベント開催が告知された。
今般告知されたのは、元モーニング娘。５期メンバーであり７代目リーダーであった 新垣里沙、および、活動停止中Berryz工房のキャプテン 清水佐紀 のファンクラブイベントとなる。

新垣里沙ファンクラブイベントの開催が決定！
自由気ままに、ファンクラブイベントならではのアットホームな空間でトークをお届けします♪

FANCLUB NEWS ファンクラブニュース　★ファンクラブ会員限定イベント★「新垣里沙ファンクラブイベント」開催決定！

夏のファンクラブイベントが決定しました！
清水佐紀と楽しい時間 を過ごしませんか？

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いずれも、会場はパシフィックヘブンでの３回まわしのイベントで、7月25日、26日の週末に開催される（本当に告知から当落確認までのあいだに日程的な余裕がない！）。

イベント告知が再開しているとはいえ、コロナウイルスは終息せず、なんとか抑え込んでいるという状況下で、イベントはトーク中心であり、参加するファンはマスク着用のうえ着席での観覧となるようだ。また、会場でのグッズ販売もなく、こうしたイベントの場合に恒例となっているイベント終了後の（「握手会」は無理としても）「お見送り」も、期待できるのかどうかは未知数だ。

それでも、こうして矢継ぎ早にイベント開催の告知が相次いでおり、”久しぶりの告知だから、それほど大量の告知と言うわけでもないのに、なんだか告知ラッシュな感じで、戸惑います” とか、”申し込んだり当落確認したり、しばらく遠ざかっていたので、なんか管理し切れなくて、間違えたりしそう” といったファンの声も聞こえてくる。

いよいよアップフロントも、本格的に通常のイベント運営再開に舵を切ったかと、そう思えたところ…　… やはりコロナ禍の渦中にあって、順延、延期とされていたイベントの中止のお知らせもまた、同じように相次いでいる。

今回、残念なお知らせがアナウンスされたのは、延期となっていた元℃-ute リーダー 矢島舞美 の東名阪ソロライブツアー、および、モーニング娘。６期メンバーで８代目リーダー 道重さゆみ のファンクラブバスツアーとなる。

『矢島舞美 Solo Live 2020　～タイムトラベル～』を中止とさせていただきます。楽しみにお待ちいただいた皆様には残念な結果となりまして申し訳ございません。

FANCLUB NEWS　ファンクラブニュース　『矢島舞美　Solo Live 2020～タイムトラベル～』公演中止のお知らせ

『道重さゆみファンクラブツアー2020 in山梨 か・ら・の♡かわいいトコロ！！』は、協議を重ねた結果、お客様ならびに出演者、イベントに従事する関係者の健康と安全を考慮し、
誠に残念ではございますが一度中止とさせて頂きます。

FANCLUB NEWS　ファンクラブニュース　『道重さゆみファンクラブツアー2020 in山梨 か・ら・の♡かわいいトコロ！！』開催中止のお知らせ

道重のファンクラブバスツアーについては、（バスツアーだけに単価が大きいこともあってか）延期が告知された段階で払い戻しが順次進められており、ファンも “実質中止” だろうと受け止めていた向きが多く、改めて中止を告げる道重のブログにも、残念がる道重を励ますような、「また、待ってるから」といったコメントが相次いでいる。やはりバスツアーは、その移動距離の大きさなど、なかなか現状では開催は難しいようだ。

一方、矢島のソロライブについては、払い戻しの手続き・流れは、チケットの入手経路によって異なるようで、お知らせが告知されたファンクラブのサイト（https://www.up-fc.jp/m-line/news_Info.php?id=15757）を要参照となっている。

このように、新しいイベント告知と、ペンディングになっていたイベントの中止のお知らせが錯綜することについて、ファンはあれこれ推測しているようだ。

道重のバースデーイベントでは品川インターシティーホールが会場となっているように、再開し始めているイベントの会場として、いわば自社スペースであるパシフィックヘブンでなければイベントが開催できないというわけではない。むしろ、今後企画されるイベントは、会場の入場制限他、様々な制約を加味したうえで企画され、募集する人数なども慎重に差配される一方で、そうした塩梅を考慮せずに募集して当落を出していた（コロナ自粛以前に告知された）ライブやイベントは、改めて延期するにしても、すでに出してしまっている当落を、新たな制約条件を満たす形で調整するのが難しいというのが実情ではないだろうか。だとすれば（ツアー全体の中のいくつかの公演を含め）いくつか延期とされたまま保留になっているものについても、基本的には中止の流れになりそうだ。

それでも、新たに、別途、諸々の制約条件を加味して企画されるイベントの開催告知が相次いでいることを言祝ぎ、改めて当落に、イベント日程の重なりに、ファンとして一喜一憂したいところだ。

（文＝椿道茂高）