つばきファクトリー 小野田紗栞 バースデーイベント2019、まばゆいリアルJKが示してくれた歌の力

はじめに 魅力を示した小野田紗栞とハロプロ楽曲遺産

つばきファクトリーの小野田紗栞さんについては、2019年になってから、いろいろと(当人にとってもファンにとっても)不本意な騒動に巻き込まれたりして(一応、参考)ちょっとした逆風が吹いていました。そして、きっと小野田紗栞さん自身も、その状況について自覚していたことが、本人のブログでの切ない一言からも伺えます。

ペンライト。今回のツアーで1本もなくてもしっかり頑張ろうって思ってたのに、

つばきファクトリー オフィシャルブログ ツアー終わりました♪小野田紗栞

自分のメンバーカラーが1本もなくても頑張ろうと思ったペンライトが秋ツアー会場で林立したように、お誕生日当日の12月17日のTFMホールもメンバーカラーのペンライトで埋め尽くされました。よく、ハロプロのメンバーが “ファンの皆さんはやさしい” っていう類のことを口にしますけど、ほんとですよね。

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いま、”ファンの皆さんがやさしい” とか、うっかり書いちゃいましたけど、ハロプロのイベントにファンが参加しようと思うのは、必ずしもメンバーを “甘やかすような優しさ” によるのではありません、当然ですけど。

実は、ハロプロのファンって “やさしい” んじゃなくて、逆に “厳しい” と、報告者は思っています。如何にメンバーのことを愛らしいと思っていようとも、メンバーの示すステージ上での(パフォーマンスから自身の存在それ自体を含めた)実演が、ファンが想定する水準に達していなかった場合、酷評することすらなく、ただ単に次のイベントに足を向けなくなるってだけで、それはある意味、(ステージに立つ側にとって)非常に怖いことなんだろうなと。だから、メンバーたちから、やや過剰なほどに “来てくれてありがとう”、”ファンの皆さんはやさしい” といったフレーズも発せられるんだろうと思うところではありますが、その背景の全体を踏まえれば、毎回、毎年、しっかりファンに足を運ばせているメンバーが凄いという点に思い至らないではいられないところです。

小野田紗栞さんは、報告者を含め、この誕生日の当日に多くのファンに対して “さおりん、歌が上手になったなあ” との感慨を抱かせることになります。

というわけで、若干フライング気味に当日の2公演目のセトリなどを…

小野田紗栞バースデーイベント2019 2公演目 セトリ
01.もしも… (モベキマス)
02.甘い罠 (℃-ute)
03.Only you (モーニング娘。)
04.奇跡の香りダンス。 (松浦亜弥)
05.恋してごめんね (松浦亜弥)
06.消失点-Vanishing Point- (Buono!)
07.有頂天LOVE (スマイレージ)

初っ端の『もしも… 』など、すでに8年前の企画ながら、2017年の結成記念日のつくばイベント新沼希空ちゃんが歌ったり、それが映像化されなかったからDVDに残しておきたいと希望して、自分の2018年のバースデーイベントで歌ってみたりと、つばきファクトリーのファンにとっては、けっこう、馴染みのある楽曲だったりします。そう思ってみれば、つばきファクトリー内では、松浦亜弥さんが静かなブームだったりするんでしょうか。

長くハロプロのファンをやっている者にとっては、その “推しの緩急や強弱” によって印象の濃い薄いはあっても、ある程度は耳に馴染んだ曲ばかりですが、これが、当のその楽曲がリアルタイムで視聴・享受されていた時期には、ひょっとするとハロプロのことを知らなかったとか、物心ついてなかったまであるような若きメンバーたちが、自らのイベントで、こうした曲を “歌いたい曲” としてセレクトするということに、毎回、深い感慨を抱くことになります。

そして2019年12月17日の小野田紗栞さんは、こうした楽曲を見事に歌いこなしておりました。松浦さんの楽曲なんて、めちゃくちゃ難しいだろうにって思うのにね。…これは、投稿者がこう思うだけでなく、当日のSNSに、参加したファンの声として溢れていた感想でもあります。

グレーのハイソックスも印象的なラストJKとしてのセーラー服姿に釘付けになっていたファンの視線は、イベントのミニライブに及んで、小野田紗栞さんという歌い手の成長に魅せられることになります(他にも魅せられた点はあるんだけど、そっちは後述)。率直に、さおりん、歌が上手になってました。

そういうわけで、ファンがやさしいんじゃなく、小野田紗栞さんの側が、ちゃんとファンを引き寄せるだけの魅力を示したと言えるのではないかと。

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余談っていうか、脇道に逸れますけど、こういうバースデーイベントって、考えてみれば貴重ですよね。メンバーシャッフルでハロプロの楽曲遺産に新しい光を当てる試みって、ハロコンなんかでも行われていますけども、次々にステージに登場してくる若いメンバーたちによって、個々のバースデーイベントで歌われることで、改めてその名曲っぷりに驚く楽曲も多かったりします。今般の、スマイレージ『有頂天LOVE』には、改めて響くものがありました。

報告者は、バースデーイベントといったら、道重さんやベリキューOG、そして つばきファクトリーくらいにしか参加できていませんが、それぞれのグループの、それぞれのメンバーが、それぞれに歌ってくれるハロプロ楽曲遺産は、あちこちの会場で、それぞれのファンの胸を抉っているのではないかと。

脱線ついでに、参考までに2019年の つばきメンバーのバーイベレポのリストなど。

前置きが長くなりましたけども、そんな小野田さおりんのお誕生日をお祝いするイベントに参加してきた…その詳細は次のページで。

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