小片リサ、ハロプロだけでなく昭和歌謡までもカバーで蘇らせる RISA OGATA CONCERT 2023『Coeur a coeur』　オリジナルも素晴らしく

MC でお喋り　それぞれの今ハマってるもの　～楽屋のノリで～

コンサートの中盤では、小片さんとビタスイの２人が楽し気なお喋りを聴かせてくれます。

最初に小片さんが、きっと昼公演で触れたんだと思いますが、甲子園の勝敗について話し始め、小片さんが推してるチームが勝ったという話に、その対戦相手が新潟とか長崎じゃなければ（自分たちの出身地の高校じゃなければ）良いよ（一緒に喜べるよ）と応じる長谷川さん。サッカーにしろ、高校野球にしろ、スポーツ観戦って、あんまりメンバーに受けが良くないと自虐する小片さんでした。

スポーツ観戦ではないけど、ハマっているものをスマホで動画で見ていて、結果、よく寝落ちするという田﨑あさひさん。
こないだも、スマホで寝落ちしてしまって、すっかり充電がなくなっており、いつも朝はスマホのアラームで起きるのに、こういう寝落ちで充電がなくなってしまうと、寝坊してしまうので焦る… といったところから、いろいろ展開して、あさひちゃん、今日は、両国に早めに来て “ひとりちゃんこ” をしたと報告します。

この田﨑さんの “ひとりちゃんこ” 報告に、「なんで誘ってくれないの！」とお怒りモードの小片さんと長谷川さん（あさひちゃんを笑顔で攻める小片さんが面白かったことを急いで付言）。それに対抗して、あさひちゃん、「わたし３時間前に来たんだけど来れる？」と煽ります。これを喰らって、朝が弱く、二度寝、三度寝常習犯の小片さんがスゴスゴと引っ込むところで、毎朝ちゃんと起きてお散歩してる田﨑さんはエライ… という流れで、”毎朝” つながりで、長谷川さんが（先日のMSMW福岡でのお土産の）明太子を、毎朝、明太子ご飯にして食べていること、朝ごはんは毎日同じメニューで全然苦にならないことをご報告です。

同じくMSMW福岡で明太子を購入していたらしき小片さん、急に賞味期限が気になったらしく、長谷川さんに質問していたりと… もう、ここまで述べてきたことでおわかりのように、ほんまに話題の焦点が二転三転して、楽屋でのわちゃわちゃなお喋りのようです。素晴らしいものを見せてもらったわけです、わたしたち。

で、長谷川さんが明太子ご飯にハマっているってことで、そのまま今現在ハマっていることというテーマが設けられて。
小片さんはポケモンにハマっていることを語りますが、「これ、どこまで話せば良いの？」と再三自問自答したように、自分の趣味がマニアックであること、ビタスイも客席も、場合によっては付いて来れないことを自覚しています。ただし、これが後述する小片さんと石山さんの握手のきっかけになったりして。

この中盤のMCの場面では登場していなかった石山さんとタコちゃんがハマっているものは、あさひちゃんが楽屋で聴取してきたってことで代弁してくれます。
曰く、石山さんが “リハーサル終わりで食べたチュロス”、工藤タコちゃんは “カンテンダコ” ってことで、なんでも、カンテンダコって、深海にいるとか、雄と雌とで大きさが違うとか、いろいろ工藤タコちゃんに聴いてきたようです、あさひちゃん。

しかして、自分のポケモン話をマニアックすぎると自覚していた小片さん、工藤タコちゃんの（田﨑さんによる伝聞での）タコ話を、「へえ～～～」と、いかにも気が入らぬ感じで応じており、その落差にも自覚があったものか、ケロケロと笑っております。

ご挨拶のMCはラスト前にもありまして、そこではポケモン関連で、小片さんと石山さんの握手も見られたんですが、流れ的に、その概要をここでご紹介。

ビタスイの２人が小片さんをめっちゃ褒めていて、褒められて表情をクルクルさせてる小片さんがまた…
いえ、それなりに小片リサさんについては長く見てきたつもりですけど、こんなに表情をクルクルさせてる小片さん、見たことなかったかも。

そしてオリジナルの素晴らしさ

繰り返し、往年のハロプロ楽曲から昭和歌謡まで、カバーで蘇らせるという、小片さんオリジナルコンサートの魅力は、ゲストの現役のメンバーにまで波及して、したがって私たちは、とても素晴らしいものを見せてもらっているわけですが、もちろんのこと、オリジナル楽曲の魅力も公演を重ねるごとに更新しています。

ビタスイの（久しぶりのリリイベも重ねた）オリジナル楽曲である『私が飛行機を嫌いな理由』も、『雪と花火』も、ほんまに回を重ねるごとに、楽曲とそれを奏でる演者が、それぞれに熟して来ているのか、実に染みます。そして、ほんとはオリジナルじゃないけれど、もうすっかり小片さんのオリジナルだと言い張りたいくらいの『Far away』、この切々とした楽曲は、まことに小片リサという歌い手の稀有の才能を引き出してくれたんだなあと。上に述べたサザンの『夏をあきらめて』もまた同様ってことで。

そしてライブ後半は、小片さん楽曲怒涛の展開です。
アンコール前のラスト『Oh, Sunny Days!』が、楽しかったライブを締め括るにあたって、実に最適なものとなっていること（明るく楽しく前向きに “次を見据える” 雰囲気）、『どっち？』が、若い恋愛模様を歌うようでいて、実は人生レベルの、はるか彼方を遠く眺めるかのような、感動的な楽曲へと成長していることも、これまでにも述べてきました。それらに加えて、『Kitty』のコケティッシュで愛らしい雰囲気が、あくまでも楽し気な今の小片さんにピッタリなこと、『Happyを止めないで』の嬉し気な雰囲気がライブの盛り上がりに相応しいことなど、いろいろ刮目です。

アンコールの『虹を超える』、全般的な明るさが強烈で、アンコールを迎えて “ああ楽しかったライブも、もう終わりだ、帰らなきゃならないし、明日は仕事だ…” といった客席個々の脳裏に過ったであろう現実を吹き飛ばさんばかりで、脳内は “次のライブも楽しみだ” ってこと一色といった感じに。
素晴らしかった。

*****

すでに冒頭近辺で触れましたけど、『Happyを止めないで』と『どっち？』のタイミングで、小片さんは客席降臨（というか、ほとんど客席巡回）してくれて、個々にファンの方と眼を合わせたりリアクションしたりして、ちゃんと遊んでくれます。

アンコールで登場してきた際には、その衣装が、あんまりにもあんまりなこと（いろいろ書きたいけど、これはほんまに自粛）もあって、いろいろ（デニムのホットパンツのすそとかポッケとか）衣装を気にしているのも、何かとお腹というかベルトのバックル近辺を触ってるところなど、小片さん、ほんとに可愛らしかったです。

アンコールのご挨拶でも、”まだ音源化されてないオリジナル曲も３曲… って、まだ２曲しか披露してなくて、これから３曲になるんですが… あ～～ネタバレだあ” とか話してる様子（ご挨拶のあと、アンコール曲として最後に披露する曲を含めて、音源化されていない曲が３曲だよってことを、先に言ってしまった様子）も、ええ可愛いってだけじゃなく、なんだか落ち着いてきてもいるし、どこか肩の力が抜けたようでもあって、とても魅力的でした。

いろいろご意見のある方もいらっしゃるでしょうけど、小片リサさんのオリジナル公演、ほんとに、いろんな意味で見所満載なので、平日遅い時間であることはなかなか厳しいですが、是非一度、リアルに接してみては如何でしょうか？… ってところでご報告を〆たいところだったんですが、「如何でしょうか」も何も、ひょっとして『Coeur a coeur』公演は、この８月16日が最後だったみたいです。

なんで小片さん何にも言わないんだ！
… って、なんかそれもまた、どこか可愛らしいんですけどもね。

#Coeur_coeur おわり〜

クーラクーはもう終わりなの！？
みたいな、はてな？が聞こえてきて（笑）

あの、曖昧な感じで申し訳ないです

「bon boyage!」も「Coeur à coeur」も
シリーズとしては大体1年くらいなので…

先の予定は見えていませんが、
おそらくラストになったのかな！と！

小片リサ　オフィシャルブログ　#Coeur_coeur おわり〜

（文＝kogonil）