モーニング娘。’22 加賀楓、加賀温泉郷PRが先輩を巻き込んで OMAKE CHANNEL に登場する意味とは?

モーニング娘。’22 の13期メンバー加賀楓が、そのPRに留まらず、石川県の加賀温泉郷と提携して、さまざまなコラボを展開していることは周知のことだ。あくまで、その一端でしかないが、当欄でも、その経緯は追跡してきた(記事末関連リンク参照)。

しかし、このところ、加賀温泉郷と加賀楓のコラボに、従来とは質の異なる、一味違ったテイストが滲んでいるという声がある。

それは、あくまで個別のメンバーが、ライブツアーやファンクラブイベントとは独立に、グループでのコンサートといったメインの活動とは別建ての、単発のお仕事として請け負っていたところから発展して、あたかも、グループ公式のメイン活動となったかのようだともいう。もちろん、これまでの加賀温泉郷PR活動も、当然、公式の活動だったわけだし、多くのファンは、加賀楓本人が不在であってすら加賀温泉郷に足を運ぶほど、このコラボを歓迎していた。しかし、先だってのスタンプラリー近辺から、告知活動に先輩である10期メンバーの石田亜佑美が帯同したあたりで、はっきりと、この加賀温泉郷との仕事が、その性質を変化させてきたようでもある。

先日も、ついに直接ファンが参加できるイベントが加賀温泉郷の地で開催されることが知らされたばかりだ。

そして、今般、加賀楓のコラボレーションは、まさにその石田と一緒の企画として OMAKE CHANNEL に登場することになる。

この OMAKE CHANNEL の動画は、2021年の秋に、加賀楓と石田亜佑美が、加賀温泉郷の各地で撮影した様子を追ったものとなっており、朝早くからのロケで眠い加賀が一瞬見せた「白眼」がしっかり記録されていたり、ご当地のゆるキャラとの絡みから、VR目線で「ひとくち、あげる」に失敗する加賀、「やらせ」(=寝たふり)に徹し切れない石田まで、この動画単発だけでも、バックステージを追ったDVDマガジンに匹敵し得るほど、ファン垂涎のクオリティとなっている。

DVDマガジンというなら、動画の終盤あたり、加賀と石田が口を揃えて、次はメンバー総出でDVDマガジンの撮影で加賀温泉郷を訪問したいと、撮影のスタッフに念押しする場面も収録されており、ますます今後に期待が高まろうというところ。

だが、やはりポイントは、この動画でそのバックステージが追跡されている「広告撮影」の結果が、2022年の2月21日(奇しくも加賀温泉郷の地で千夜一夜の出張イベントが開催される日程)以降、加賀温泉駅・地元の旅館・商店など各地で随時公開されるという点にある。加賀温泉郷の地元で公開される広告素材の撮影風景が、公式の動画配信チャンネルのコンテンツとなったというわけだ。

このことは、加賀楓と加賀温泉郷のコラボだけに留まるものではない大きな意味を持つ可能性がある。

この成功を模範ケースとして、今後、日本全国の様々なニーズを含めて(観光地に限らず、地方で気を吐くニッチな製造業なども視野に入るかもしれない)ハロプロの公式の企画としてのコラボが期待でき、ハロプロの活躍の場が大きく広がるかも知れない。加賀楓がモーニング娘。全員を引き連れてDVDの撮影を望んだように、それは多くのファンにとっても、望ましい結果となるだろう。

そんな期待も込めて、加賀楓の OMAKE CHANNEL 動画には注目だ。

(文=椿道茂高)

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