PINK CRES.、ラストライブ敢行決定!平日ながら無観客配信のラストライブに悲喜こもごも

2021年6月30日をもって解散することがアナウンスされている PINK CRES. が、ラストライブを開催することがわかった。ラストライブは解散日となる6月30日。無観客の配信という形での開催となるという。

​6月30日をもって解散するPINK CRES.のラストライブを、『無観客配信』という形で開催することが決定しました!

公式サイト HOME >EVENT >詳細 6月30日(水)無観客配信ライブ開催決定!

このお知らせが拡散されたのは、6月7日の月曜日。
各種SNSを介して、何やらPINK CRES.からお知らせがあると告知され、その段階で多くのファンはラストライブのことではないかと正しく予測していた。

しかし、いかにも日程に余裕がないことや、現在 PINK CRES. は、M-Line Special ライブの常連として各地を巡業していることなどから、ギリギリ平日の開催が予測され、ラストライブだから参加したいけれど平日となると厳しい上に、こんなに開催まで余裕がない段階で告知されても日程の調整も難しいよ…といった具合に、先回りして多くのファンがいろんな覚悟をしながら(若干の憂鬱な気分とともに)誘導された YouTube 公式チャンネルの動画を閲覧してみると、確かに平日の開催ではあったが、上述の事情をしっかり配慮したかのように、配信でのラストライブとなるとお知らせされ、アーカイブも残ると知らされて、微妙な胸の痛さを抱えて覚悟完了の上で動画を閲覧したファンが、スコンという間の抜けた擬音とともに腰を抜かしたという次第。

実際の詳しい配信の仕様は後日ホームページにて明らかにされるという。

PINK CRES. は、2015年に無期限の活動停止に入った Berryz工房メンバー夏焼雅がオーディションで選んだ小林、二瓶を加えて2016年の夏に始動させたダンス&ボーカルユニット。姐御然とした面倒見の良さから、自分が選んだメンバーへの責任感まで、そのゴージャスなルックスからは意外なほど、しっかりと、そして優しい配慮を見せる夏焼雅。そして、ステージにあっては怒濤のトークと圧巻のダンスでパフォーマンスを牽引しながら、しかし小心者で愛らしい性格を垣間見せて、こちらもファンの予測を常に裏切ってきた二瓶有加。さらには癒やしの天然として知られながら、迫力のラップや画伯に留まらぬ抜群のステージ度胸を示して、これまたファンの期待の斜め上を行った小林ひかる。このように、メンバーが常にファンの視線を裏切り続けてきた PINK CRES. に相応しく、しっかりラストライブの告知でもファンを “ずっこけさせる” ことになった。

もちろん、ラストライブが無観客配信であることを残念に思う向きも多く、最後はちゃんと対面で見送りたいとするファンの気持ちも痛いほどわかる一方、ラストライブだからこそ、平日で日程に余裕がなく調整も難しいからと、その参加を見送らねばならなくなることに比べれば、配信であろうとも、その有終の美をしっかり目撃できることを喜ぶ者も多いようだ。

その開催日まで間がないことを思えば、このためだけに新たに配信チャンネルを契約しなければならないようなBS系のメディアではなく、YouTube や Instagram のライブ配信になるのではないかとも見られるが、いずれにせよ、その詳細についての続報を心待ちにしたい。

(文=椿道茂高)

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