横浜アリーナを駆けた譜久村聖の行く先は? モーニング娘。’23 コンサートツアー秋 『Neverending Shine Show』SPECIAL&〜聖域〜

29日の卒業ライブ本番、開演18時なのに、17時を回った段階でようやくグッズ売り場に到着できた報告者(↓)、”開演に間に合わない場合がございます” のグッズ列も、なんだか久しぶりです。

モーニング娘。’23 コンサートツアー秋「Neverending Shine Show 〜聖域〜」譜久村聖 卒業スペシャル

モーニング娘。’23 コンサートツアー秋「Neverending Shine Show 〜聖域〜」
譜久村聖 卒業スペシャル
2023年11月29日(水) 横浜アリーナ 開場17:00/開演18:00
OA・『女で地球は回ってる』(ハロプロ研修生ユニット’23)

01・『Wake‐up Call〜目覚めるとき〜
02・『HEAVY GATE
Opening Effect → メンバー紹介ダンスパフォーマンス
03・『セクシーキャットの演説』 曲頭のバリトン?低いサックス?
04・『気まぐれプリンセス
05・『What is LOVE?
衣装脱ぎ捨て 回廊へ
06・『恋愛Destiny~本音を論じたい~
07・『Only you
ご挨拶MC 始まる前から汗汗でした♪
08・『時空を超え 宇宙を超え
09・『愛しく苦しいこの夜に』 オープニングの譜久村さんの美しさ!
10・『元気ピカッピカッ!』 なんか愛生ちゃんにピッタリ過ぎて涙
11・『なんざんしょ そうざんしょ
12・『グルグルJUMP
MC 櫻井、真莉愛、井上、弓桁 櫻井さんの仕切りだけど息が荒くて深呼吸の らいりー♪
櫻井「ぐるぐる、楽しいよね♪」
トークテーマ:譜久村さんの思い出
弓桁:ちょっとした嬉しいことをしてくれる。ラジオ前の梅とか、乾燥した肘にクリームとか
井上:全国同時お見送り会が一緒で、髪を一緒に揃えてくれたし、髪を(編み込み)やってくれた
真莉愛:加入してすぐの頃、いっぱい迷惑かけていっぱい成長してね、って言われた。だから、私も後輩に同じように…
なんだか混乱気味の櫻井さん…
櫻井:MV撮影の時に、充電器だけ持って帰って携帯を忘れていた
13・『好きな先輩』|17期 井上、弓桁
14・『悲しくなるようなRainy day』|生田、石田、小田、野中、羽賀
15・『秋麗』|譜久村、横山、ほまれ
16・『Moonlight night ~月夜の晩だよ~』|真莉愛、北川、愛生、櫻井
▼▼▼ スペシャルメドレー ▼▼▼
17・『未来の太陽
18・『ワクテカ Take a chance
19・『Say Yeah! –もっとミラクルナイト–
20・『What’s Up? 愛はどうなのよ〜
21・『いきまっしょい!』(ダンスパフォーマンスに挟まれて)
22・『OK YEAH!
23・『Happy大作戦
▲▲▲ スペシャルメドレー ▲▲▲
生田さん指名で数名の今日の感想
24・『すっごいFEVER!
25・『わがまま 気のまま 愛のジョーク
26・『Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜
27・『涙ッチ
▼▼▼▼▼ アンコール ▼▼▼▼▼
28・『Neverending Shine
29・『One・Two・Three
生田さんの気持ち
30・『まじですかスカ!
▼▼▼▼▼ ダブルアンコール ▼▼▼▼▼
昨日とは違う真っ白なドレスの譜久村さん お手紙朗読
「つんく♂さんの魔法の言葉でモーニング娘。になりました」
「後輩たちに夢を託すことができます」
生田さんへのメッセージで急に涙ぐむ譜久村さん
31・『I WISH』 譜久村ソロ → 全員
32・『みかん
▼▼▼▼▼ トリプルアンコール ▼▼▼▼▼
回廊一周 介添えは、北川、櫻井、井上、弓桁
譜久村さんご挨拶

29日のライブの概要は上に記載のとおりですが、個人的に特筆したいのが、10曲目の『元気ピカッピカッ!』です。当時から、この楽曲はとても好きで、これまでの全歴史を通じて、モーニング娘。の個人的ベスト5に入るくらいなんですけど、2023年の現在になってみて、この楽曲が15期の山﨑愛生ちゃんにあまりにピッタリすぎて、改めて “意外にも胸掻きむしられる” というか、いろんな柔らかいところを刺激されてしまった次第。

当時はメンバーでもなんでもなかったわけだから、楽曲の製作にあたっても愛生ちゃんをイメージしたなんてことは、あるわけもないのに。しかし、この楽曲の、旋律も、歌詞も、雰囲気も、何もかも、あまりにも愛生ちゃんにピッタリで、だからこそ(言語化できない悠久の何かを感じてか)あやうく体液を漏らしてくるところでした。いやいや。

そしてこの日は、28日に感想を述べなかったメンバーが語ってくれます。

本日の感想をメンバーから
生田次期リーダーが指名する形で、7名がお気持ちを
井上春華緊張しました。この秋ツアー、場位置とか覚えられなくて苦戦しました。支えてくれた周囲の皆さんに感謝を。
オーディション合格の時ギュってしてくれたのが嬉しかったです。あんまり以前のことは覚えてない方なんですが、ギュってしてくれた感覚は覚えています。
ここ(横アリのステージ)でもギュっとする譜久村さん
櫻井梨央このツアーでは、フリのニュアンスを先輩たちと揃えて、レベルアップすることを目標にしてました。
譜久村さんのお誕生日に、「期待してるから、いろいろ言うんだよ」って言われたのを覚えています。
じ~~~~っと櫻井さんを見つめてる譜久村さん
また「えらいりー」って言いに来てください(ちょっと泣く)
山﨑愛生譜久村さんのおかげで私の心にたくさん愛が産まれました。私も、譜久村さんのように愛のある人に…
いひひひひひ(謎の笑い)
パンダさんを一緒に観に行きましょうね♪
北川莉央私たちが計り知れないくらい、影でもモーニング娘。のために頑張ってくれていましたね。まずは、とにかく、ゆっくり休んでください。
羽賀朱音譜久村さんお疲れさまでした。
正直、明日からどう生きて行けば良いのかわからないです。
譜久村「激重~(笑)」
これからも心配してください。ツアー全通して、見に来て。関係者席じゃ遠いから、この辺り(ステージ直下辺り)に特別席を作るので♪
野中美希2Days の前日はオフだったんだけど、普通にテレビ電話とかしちゃってました。これからも見守っててくださいね。楽屋の室温調整とかタイムキーパーとか、頑張りますので♪
石田亜佑美2015年の新体制、号泣からスタートした私たちが横浜アリーナに立てています。安心してくださいね、私がこの背中で(筋肉強調)引っ張りますから!
私は、皆さんが譜久村さんに向ける温かいまなざしが好きでした。よかったら、みなさん、これからもまたモーニング娘。を応援に… (ここで急に泣く石田さん)
譜久村「なんでそこで泣くの(笑)」
石田「ほんとですよね、わたしもわからない」

加えて、アンコールにて、9期のデビュー曲でもある『まじですかスカ!』を披露する直前に、「えりの感想はないと?って思ったとやろ?」と、しっかり “満を持した” 感を醸し出して、生田さんも感想を語ります。

そして生田さんのお気持ち
生田衣梨奈 昨日の安倍さんの話とか聴いて、ちゃんと10代目として歴史をつないでいきたいです。
9期は、加入した時から大変で、みんなでケーキ作ったりしても叱られたり…
道重さんが、みんなに見せたいって横アリに連れて来てくれて、それを超えるライブを聖がやってくれて、これからは私がリーダーだから、もっと大きなところでライブができるように、って言いたいです。
私は愛情表現とか下手で、みんなが楽しそうにしているところにも入って行けなかったけど、聖のおかげで、みんなとも仲良くできたんです。

生田さんも述べるように、9期は、それまで大きなメンバーの変動がなかったハロプロに、久しぶりに加入したメンバーだったということもあり、その苦労は、傍からみているファンにも伝わっていました。

偉大なるプラチナ期を継承しなければならないとか、経験の少ない幼い新メンバーが大量のモーニングのレガシーを短期間で身体に入れなきゃいけないとか、9期メンバーが直面しなければならなかったプレッシャーは、並大抵のものではなかったであろうと思われますが、それだけではありません。

当時はモーニング娘。だけではなく、ハロプロ全体が、どこかしら停滞感を漂わせており、個人的には “こりゃひょっとすると…” と思わないでもなかったのですが、そこに明るい展望を持ち込んでくれたのが9期メンバーだったし、現在にまで続くハロプロの存続そのものに貢献してくれたと思うのです。

だからこそ、生田さんの「9期は、加入した時から大変」という(あくまで横アリでの雰囲気としては)軽めの発言の、その内実の重さも感じられようというもの。生田さん、ツアー中も、何かと涙を漏らしがちでもあったようで。

そんなもう一人の9期メンバーと言えば…

後輩たちに託した譜久村聖 ~あまりに美しかった笑顔に~

9曲目の『愛しく苦しいこの夜に』のオープニングの譜久村さんの美しさは、是非とも、後日の映像化商品で確認して欲しいところです。

セレモニーのドレスが28日のものと異なっていて、2Days 分、2着の卒業ドレスを準備したんかい!と、おもわず突っ込みそうになったセレモニーの白いドレスも美しかった。

セレモニーでお手紙を読む際に、同期の生田さんへのメッセージで急に一瞬だけ涙ぐみそうになって耐えていた譜久村さんも美しかった。

セレモニーから続けての『I WISH』から『みかん』への流れは卑怯なくらいでしたし、トリプルアンコールで、北川さん、櫻井さんと17期を引き連れて(17期、16期はともかく、北川さんがセレクトされたことを深読みしてみたくもなりますけど)横アリの回廊をぐるりと一巡して遠く天空席にまで微笑みかけてくれた譜久村さんも美しかった。

上に触れた生田さんのコメントで述べた通り、9期メンバーは、他の期に比べて、加入時のプレッシャーが厳しかったようにも(一介のファンとしても)思います。さらには、そんな9期にあって、唯一エッグ経験者でもあったし、当人も「この言葉で私はモーニング娘。になった」としたように、つんく♂さんのイレギュラーな采配で引き立てられたという経緯もあり、9年の長きにわたってグループを支えたことからも、一通りではない逆風も、人一倍経験してきた譜久村さんです。そんな譜久村さんの卒業ですから、こっちも、それなりに体液を漏らす準備はして横アリに向かった次第ですが…

生田さんがコメントする時に一瞬、セレモニーでお手紙を読んでいる際に、内容が生田さんに及んだ時にもう一瞬、ごくわずかに涙ぐみそうになる以外は、譜久村聖さん、元気に、汗びっしょりで、明るく、笑顔で、”後輩たちに託して”、晴れ晴れと卒業して行きました。

それは、泣く気満々だったこちらが、うっかり「えっ?」って声を漏らしそうになるくらいに。

トリプルアンコールに応じてから最後にステージを降りるまでも、譜久村聖さん、ほんとに晴れ晴れと、堂々としていて… “いやあ、最近のハロプロの卒業って、なんか明るいよなあ” とか、いろいろ混乱しつつありますが、それでもね。

晴れ晴れと客席に手を振った譜久村聖さん、ほんとうに美しかったよ。

おつかれさま、フクちゃん。
フクちゃんが託した後輩たちは(上にコメントしてきたように)これからもずっと、フクちゃんが愛したステージを継いでくれるよ。きっと。
おつかれさまでした、譜久村さん。

まあ、28日のOG祭りで、「今日は、みずき、お金払った方が良いかも」とか言っていたガチヲタでもある点で、羨ましかったのが半分ですけどもね!

(文=kogonil)

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