12回を重ねたファンクラブイベントが静かに染みる つばきファクトリーFCイベント ~キャメリア ファイッ!vol.12 キャメリア記念日~

いろんなものを噛みしめたご挨拶

ミニライブに十分な時間を割り当てるために、若干急ぎ気味だったイベント進行を、報告者はバックステージでのメンバーたちが置かれた立場を変に忖度して「敢えて楽しい雰囲気を “演じて” いる」のではないかと思っていた… ってのは、前のページで述べた通りです。でも自己弁護するわけじゃないけど、そう思ってもおかしくない事情があることは、みなさんもご承知の通りです。

でも、そんな「事情」を念頭に置いているからこそ、イベント終わりのご挨拶が、実に染みることになりました。

山岸理子 メジャーデビューすら出来るかどうかわからなかったのに、6年たったよ!
7年目も頑張るので応援よろしくお願いします!
新沼希空 もう12回もファンクラブイベントやったんだなって思って、…なんて言うの?「ジーン」とした♪
これからもみんなと思い出作っていきたいです。
谷本安美 こんなにたくさんの方が来てくださって、「ジーン」とした♪
みなさんのおかげで活動できてるので、これからも応援してくださいね。
岸本ゆめの 6年前、あんなに「元気がない」って言われたのに、みなさんの応援のおかげで、こんなに元気になりました!
浅倉樹々 カラフルなペンライトが嬉しかったです。大人になった私たちの新しい魅力も発見してね。
「9人で」って言ってた?
小野瑞歩 こんなに楽しい時間を過ごせるのも、暖かいみなさんのおかげです。つばきをみんな愛してくださいね。
小野田紗栞 みんなですごく楽しい時間でした。
7年目のこれからも、みなさんの力を貸してください。
秋山眞緒 13歳だった私も19歳になりました。
みんな見た目も大人っぽく、パフォーマンスも成長できてるのかなと思います。つばきみんな大好きです。

メンバーみんな、異口同音に “つばきファクトリーはこれからも続く” ことを表明してくれています。ストレートに6年たったことを語る者あり、12回もファンクラブイベントを重ねてきた感慨に触れる者あり、7年目もよろしくと言う者あり、「元気がない」という初期のころの声に触れて、自分たちの成長を言外に主張する者ありと、それぞれに語るなかで、それぞれにご挨拶するなかで、つばきファクトリーの “これまで” と “これから” に触れていくメンバーたちでした。

そんな中でもやっぱり樹々ちゃんのご挨拶に特に触れたい報告者です。
うっかりなのか、意図してのことなのか、「9人」って言っちゃっていたことはともかくとして、自分たちが「大人になった」とはっきり明言したこと、そのうえで、これからの自分たちのことも(大人になった私たちのことも)よろしくとご挨拶していたことが印象的でした。迂闊な感想を文字にしたら、なんだか泣きそうなので、これで。

(「ともかくとして」と言いましたが、それでも、過去のリリイベ{2017.1.9/宮城県名取市イオンモール名取}で希空ちゃんがお休みした時に、樹々ちゃんが一生懸命「私たちはほんとうは9人です」って「新沼希空ちゃんって子がいます」って言ってたことを思い出します/参考|「握手スルーしていた私が握手に並ぶようになった3つの理由 【レポ】つばきファクトリー リリースイベント in イオンモール名取

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最後に、今後詳しいことはHPをチェックしてねと言いつつ、この先のイベントの予告をして(ってか、単独ライブも待ってますよね)イベントは終了です。予告された次のイベントは「つばきファクトリーANNEX」と称して、メンバーを3つに分けて、それそれ別のイベントを開催するって趣向らしく、「Smile/岸本・小野・秋山」、「ザ・アイドル/新沼・谷本・小野田」、「”わん” LOVE/山岸・浅倉」というメンバー分割に、詳細が出てからしっかり悩もうと思ったりして。

ご挨拶と告知を終えて、メンバーは客席に手を振ってステージから捌けていきます。これがまた、かつての濃厚なリリイベでよくやっていたように(さすがに感染症対策もあって、降臨こそ出来ないものの)輪になってゆっくりと、ほんとにゆっくりと、ステージの端から端まで使って、慈しむように客席に手を振って。

上手に伝えられているかわかりませんが、ミニライブの仕様といい、メンバーのご挨拶といい、そして最後のリリイベ仕様のお別れといい、これ以上ないほどしっかりと、”これからもよろしくね” というメッセージを受け取ってきた久しぶりのイベントでした。

どうやら、まだまだ つばきファクトリー から離れることは難しそうですね。やれやれと思いつつ、ちょっと嬉しかったりして。

(文=kogonil)

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