2022年のひなフェスで復活する SATOYAMA & SATOUMI イベント、3つの注目点とは?

まもなくの開催が迫っている2022年の『ひなフェス』では、大きな朗報として、3年ぶりに、ひなフェスに併設する形で、SATOYAMA & SATOUMI イベントが開催される。この知らせは、ファンの間で歓迎をもって迎えられている。

SATOYAMA & SATOUMI イベントは、アップフロントグループが各地で多様な企業、団体、NGOなどとコラボしながら、地域の自然と産業の振興に関するさまざまな取組みを紹介し、暮らしと産業のバランスについて新しい価値観を模索することをコンセプトとした開かれたイベントだ。例年の春には、ハロプロ総出演のライブイベント『ひなフェス』と併設され、秋には、ショッピングモールや市民ホールといった施設を会場として開催されていた。しかし、コロナ禍に襲われた2020年の春には開催を断念し、以降、秋に『GTFグリーンチャレンジデー』とコラボすることで小規模に継続してきた。

その SATOYAMA & SATOUMI イベントが、この2022年に幕張メッセ 国際展示場 ホール3にて復活する。
その “ミニ産業展示会” ともなるイベント会場の、各協賛団体・企業のブースレイアウトだったり、メインステージでのイベントタイムスケジュールなどが公開されて、ファンは、どこをどういう順路でたどるべきか、頭を悩ませている頃合いだ。

そうこうするうちに、しっかりとメインステージのイベントタイムスケジュールと出展ブースのレイアウトが公表された。下記にも述べる通り、メンバーの降臨こそないものの、完全入れ替え制での満足度向上のため、多くのファンは、ひなフェスライブ側とも併せ、時間と動線の検討に余念がないといったところだろうか。

SATOYAMA & SATOUMI イベント詳細
タイムテーブル(記事末)
会場マップ(記事末)

そこで、今般の SATOYAMA & SATOUMI イベントの注目点を、当欄の独断で3点、挙げておきたい。

その1
メンバー降臨がない

従来の SATOYAMA & SATOUMI イベントでは、メインステージでハロプロメンバーを中心としたイベントが繰り広げられる一方、暮らしと産業のバランスについてのコンセプトに準じた様々な協賛企業、団体、NGOの物販ブースもたくさん出展し、そうしたブースにハロプロメンバーらが降臨することでも、ファンにとって嬉しいイベントだった。

しかるに、今般は、「出展ブースにタレント、アーティストは訪問しません」と公式な注意書きがあって、このファンが楽しみにしていた物販降臨は期待できない。これは、おそらくはコロナ禍における感染症予防措置の一環であって、やむを得ないところだが、同様に“密”を避ける意味もあってか、「ご入場いただくために入場券が必要」であり、そして「完全入れ替え制」ということだ。

従来は、ひなフェスのライブ公演の合間を縫って、最大限の満足を得るため、早朝から待機しているファンも多かったが、今回はそれがご法度となる。

完全入れ替え制であって、しかも出展ブースにメンバーの降臨がないとなると、ますますメインステージでのタイムテーブルが重要になってくる次第だが、ファンは公開された情報を注視しているところだろう(タイムテーブル会場マップ)。

その2
3年ぶりにマッチャ王国のおうじちゃまが降臨

そんな出展ブースだが、それでも来年以降の開催に期待をつなげないわけではない。
というのも、従来、ハロプロとコラボして SATOYAMA & SATOUMI イベントの常連となっていた“マッチャ王国のおうじちゃま”が再臨するからだ。

宇治のマッチャ王国のゆるキャラである“おうじちゃま”は、抹茶ーず(Berryz工房 熊井友理奈、℃-ute 鈴木愛理)とも仲良く複数のイベントを開催してくれたファンにもお馴染みのキャラだ。この“おうじちゃま”が、SATOYAMA & SATOUMI の会場に再臨する。そして、その宣伝動画には、ハロプロの新グループである OCHA NORMA が登場してくれている。諸般の事情から出展ブースにメンバーの降臨がなくとも、この“おうじちゃま”の再臨によって、これまでの SATOYAMA & SATOUMI イベントと変わらぬ(協賛する各種団体・企業側の)スタンスも明らかで、従来からの連続性もしっかり印象付けられている。

そうであれば、また来年以降の開催に期待がつながるというものだ。

その3
加賀温泉郷、オリジナルなグッズに期待があつまる

そして、モーニング娘。’22 の加賀楓と、麗しいコラボを年単位で継続してきた加賀温泉郷が出展し、そこではファン垂涎のオリジナル スタンドフィギュアが販売されるとのこと。スタンドフィギュアだけでなく、いくつかのオリジナルグッズが、当日、幕張メッセの出展ブースで購入できるようだ。

そうであればこそ、今般の「出展ブースにタレント、アーティストは訪問しません」という開催仕様が惜しい次第だが、しかしながら、加賀温泉郷と加賀楓のコラボには、当の加賀楓が現地に不在であってなお、ファンが温泉郷近辺の協力店舗に押し寄せたという(驚異的な)実績がある。ファンの特性からして、場合によってはお隣の会場でモーニング娘。がライブ中であったり、メインステージのイベントに加賀楓が参加していたりしようとも、あくまでグッズのゲットに(そういう場合の方が混雑しないでスムーズに購入できるとばかりに)専念するファンなども現れそうだ。あるいは、すっかり加賀温泉郷のファンとなって、ブースの物販スタッフと会話することを楽しむファンすら現れるかもしれない。

感染症予防のため、出展ブースにメンバーが降臨しなくとも、おそらくはこの加賀温泉郷の出展ブースが核となって、SATOYAMA & SATOUMI イベントは盛況となるだろう。

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変則的ながら3年ぶりに“ひなフェス併設”が復活する SATOYAMA & SATOUMI イベント。4月最初の週末に千葉県は幕張メッセでの開催となる。

(文=椿道茂高)

タイムテーブル

会場マップ

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