〆の言葉は「Berryz工房でしたぁ!」 ~須藤茉麻・夏焼雅・熊井友理奈カジュアルディナーショー 2022~【12/10】

思わず血涙を流したセットリストから懐かしいコミカルさまで〔承前〕

先に『Love together!』が登場してたから、もう心揺さぶられる楽曲って点では、以降のセトリについては安心していたと述べました。
しかるに。

アンコールで登場してきた3人が個々にご挨拶して、このディナーショーの感想を述べたのちに、最後に歌ってくれたのは『永久の歌』だったのです。
そりゃ泣くよね、駄目だよね『永久の歌』は。

そして、その楽曲披露を終えてステージを後にする3人、最後のご挨拶では、記事冒頭で述べたように「Berryz工房でしたあ」と、この日のパフォーマンスを〆てくれます。

いや、そりゃ泣くよ。

…泣いちゃうのは、もちろん『永久の歌』自体のインパクトの強さもあるんですけども、すでに述べているように、3人でのディナーショーってことで雅ちゃんも茉麻も熊井ちゃんも、楽曲中にしっかりアイコンタクトしていたり、雅ちゃんがしっかり往時の振り付けをこっそりなぞったりしていることで、ラストの『永久の歌』までに、いろんな空気がきちんと醸成されていたことも大きいかと思うのですが、それに与って大きなファクターであったのが、トークのコミカルさってことで以下。

前半戦を終えて個々のソロ楽曲へとつなぐタイミングで一回目のトークが差し込まれます。

  • CDS先輩の熊井ちゃん(10日昼公演)
    ディナーショーなんて久しぶりだから緊張したと言う夏焼さんですが、何度もディナーショーを重ねてきた先輩でもある熊井ちゃん(記事末関連リンク参照)について、それじゃあ慣れてないメンバーを導くためにも、MCの仕切りは熊井ちゃんで… とはスタッフさんも言い出さないのだとか。
    あれこれ言いながら、最終的に「そこは譲るよ」と、無難な応答にたどり着く熊井ちゃんでした。
  • アホ出身のBerryz工房(10日昼公演)
    夏焼さん、M-line のステージでは後輩の前ではカッコいい自分でいたいってことで「アホ隠したいから」と。
    すかさず、この夏焼さんの「アホ」発言にのっかる2人。
    熊井「アホ出身で良かったよ♪」
    茉麻「そんなBerryzが好きってことは、みなさんも、それなりにアホ?」
    こういう辺りが、ほんまに Berryz色濃厚ってことで。
  • リハ終わりのご飯で、清水佐紀さんサプライズ(10日夜公演)
    リハーサル終わりでご飯に行った3人、なんと3人が入ったお店に、キャプテン清水佐紀さんがいたんだとか。
    実はこれは茉麻が仕掛け人となって計画されたサプライズだったようで、やけにそ(のリハーサル)の日にご飯の約束を強要する茉麻であるとか、リハーサル終わりのサイン書きのお仕事を「別日にしよう」と強弁する茉麻であるとか、混んでるから別のお店にしようとする2人を誘導する茉麻であるとか、リハーサルの時間が押してしまって佐紀ちゃんを待たせてしまってることに焦る茉麻であるとか… 佐紀ちゃん登場サプライズを成り立たせるべく語られた茉麻の苦労話が面白かったり。

    この話題を受けて夏焼さん、「もう、一生、友達なんだなあって♪」といった感動の一言を漏らします。
    むしろ久しぶりに再会した時の微妙な気まずさが欲しいくらいなんだとか。

3人のソロから後半戦へ向けてのタイミングで2回目のトークが。
こちらでは、楽曲関連の話題が多く、前ページで既述の『Love together!』で危なかった夏焼さんや、『安心感』を歌わないでは2022年は終えられない熊井ちゃん(ここまで昼公演)、雅ちゃんの YouTube がわからない熊井ちゃんとお怒り雅ちゃん(夜公演)、「好きだから選びました!」の茉麻(昼夜共通)などが展開されたのはこのタイミング。

特筆すべきは昼公演での『Love together!』絡みで、『Love together!』は現役活動終盤の楽曲だから、ライブやコンサートでも、あんまり披露した経験がなくって、今般のディナーショーで歌おうってなったときも、実はよく覚えてなくて「どんなだっけ?」ってなったという件。「実は、どんなだっけ?ってなるのは、けっこういっぱいある」とは熊井ちゃんの弁。なんだか、この明け透けな感じが、とても懐かしくて。

アンコールでは、ラストの『永久の歌』を歌ってくれる前に、それぞれご挨拶してくれます。

  • 昼公演
    熊井「3人だとまた違った空間 なつかしい」
    雅「センター好きってわけじゃないのよ!(照明の関係でね)」
    茉麻「20年経つんです30歳なんです(雅「やめて!」)」
  • 夜公演
    熊井「今でも見捨てないでいてくれて…(噛んで巻き戻す熊井ちゃん)」
    夏焼さん、Berryz会議を楽しかったと捏造
    茉麻「音楽に触れられて幸せ」

昼公演の夏焼さんのセンター好きっていうのは、今般のディナーショーのメンバーの並びに関して。
それぞれのソロ歌唱までは、ステージ下手から、熊井ちゃん → 雅ちゃん → 茉麻 って並びで、ソロ歌唱を終えてからは、下手と上手が入れ替わって、茉麻 → 雅ちゃん → 熊井ちゃん って並びに変わります。で、ずっと夏焼さんセンター固定ってことで、曰く「そりゃアイドルやってたからセンターは好きだけど、この並びは私がセンター好きだからってわけじゃないからね」とのこと。なんでも、通常のライブホールなどと異なり、照明のセッティングにも限界がある La Donna、身長の高い茉麻や熊井ちゃんをセンターにすると、下手か上手のどちらかに位置取った雅ちゃんが影になってしまうのだと。

夜公演では、熊井ちゃんがご挨拶の途中で発言を噛みまくり “巻き戻す” 対応を。
熊井ちゃんが発言を一回無かったことにして巻き戻すことについては、「みなさん、慣れてるでしょ?」とのことでした。

*****

如何だったでしょうか。
いかにも往時を彷彿させる Berryz色濃厚なディナーショーだったのでした。

以上で12月10日土曜日の模様は一旦収束ってことにして、以降、17日と18日の模様は、繰り返し、記事を改めて。実際、日程が進むにつれ、ますます Berryzらしさが充溢していき、なんだか、熊井ちゃんを楽しそうにイジってる雅ちゃんを見てるだけで産まれて来て良かったって思えるような、そんなディナーショーとなったんですが、再度繰り返し、何より夏焼さんの夜公演での絶対領域が(再度、以降十数行削除)

(文=kogonil)

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