夏焼雅、ディナーショーで出会い直した Berryz工房とBuono! 2ショットでのお見送りは…?

夏焼雅カジュアルディナーショー2025 夜公演〔承前〕

素晴らしかった楽曲たちは、昼公演(前ページおよび前々ページ参照)と同様ですが、いくつか。

3曲目の『キライスキダイキライ』について、雅ちゃんは、Buono! 時代にもっと歌っておきたかったと言います。それこそ、私たちこそ、Buono! 時代に、もっとちゃんと現場に行っておくべきだったと後悔しています。名曲すぎる『-Winter Story-』も、そして8年前、2017年の横アリ(レポはこちら)で、ライブの終盤、ついに泣いてしまった鈴木愛理さんの手を引いて、自分だって泣いてるのに、しっかりフォローしていた夏焼さんが鮮烈だった『Last Forever』だったり。

それでも、そのように後悔していながら、今、2025年になって、こうして、雅ちゃんが歌ってくれるのを改めて聴くことが出来る幸せを噛みしめていたりします。なんか、ほんとに、ありがとう。

昼公演では、アーティストカクテルの乾杯のタイミングで、バンドメンバー紹介をすっかり忘れた夏焼さんでしたけど、夜公演では、『赤鼻のトナカイ』を歌った後は、長谷川さんソロの『雪と花火』になるはずだったのに、うっかり「それでは2人で」と言って進行しかけて、間違いに気がついて、「ストップ!」と叫んで、時間を巻き戻し、その前のトークを部分的に再現して、長谷川さんソロを改めてご案内する夏焼さんでした。そして嬉しそうにケロケロ笑ってます。

でも、そうやってコミカルに軽妙に明るく陽性にゴージャスに、キラキラしてる夏焼さんなんだけど、やっぱり歌ってくれると、ほんとに空気が変わります。

夏焼雅と長谷川萌美の2つの歌声のあいだで

既に述べたことの繰り返しになりますが、雅ちゃんと長谷川さんのデュオで山下達郎の『クリスマス・イブ』と、中島美嘉の『雪の華』が披露されまして、これがまた非常に素晴らしい歌唱でありました。

夏焼雅、長谷川萌美、それぞれがトップを張れる堂々とした歌姫でありながら、デュオを組んだとなったら、片や高音を、片や低温をと手分けして、それぞれに奏でる歌唱が重なって、実に素晴らしい旋律が響きます

それが、『クリスマス・イブ』と、『雪の華』を、いかにも重厚なものにしてくれたことは、良く知られた楽曲であるだけに、みなさんも想像しやすい所かと思いますが、やっぱり Buono! の『-Winter Story-』が素晴らしかった。

あんなに、軽妙で、コケティシュで、軽快な明るい楽曲なのに、次のフレーズで2人の歌唱が重なるところでは、何故か涙があふれてしょうがなかった。

I wish Merry Xmas with you
and a Happy New Year with you

改めて、素晴らしい名曲に、出会い直すことが出来ました。

Wish a Happy New Year for you

そんな風に、夏焼さんがコロコロと嬉しそうに笑っている様子も、雅ちゃんが素晴らしい声を響かせて聴かせてくれる名曲も、改めて出会い直す形で、心から堪能してきたわけですが、繰り返し、最後のお見送りの2ショット撮影では、「怖い顔をしてください」という、こちらの指定を裏切って、ニッコニコな笑顔で写真に納まってくれた夏焼さんでした。

夜公演終わり、嬉しそうに笑った表情をくっつけたまま、La Donna から退出しようとする報告者へ、雅ちゃんは、こう言ってくれました。

また来年ね、って。

困ったことに、その約束を守るために、改めて健康に気を配らなきゃいけなくなった、そろそろ初老の報告者だったのでした。

雅ちゃん、ほんとに楽しかったです。ありがとうね。また、来年ね。

(文=kogonil)

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