PINK CRES. LAST LIVE ~LOVE YOU ♡ PINK CLASS. ~ 「伝説」の手前で、惜しまれる良曲と余韻の切なさ

はじめに 無観客なのに聞こえてくる拍手に

PINK CRES. が、およそ5年にわたる活動に終止符を打ちましたね。2021年6月30日、無観客の配信チケット販売という形でラストライブを敢行して、PINK CRES. はその活動に幕を下ろしました。

アーカイブの配信期間も終わったので、もう大丈夫かなと投稿に及んでいる次第ですが、その最初のお披露目が大きな会場だったことからすれば、ラストライブが無観客配信となったことは、コロナ禍対応などの状況から仕方なかったとはいえ、やっぱり寂しいものがありますね。そのうえ、ラストライブだってのに17曲でコンパクトにまとめちゃって…アンコールもなく …いろんな意味で余韻が残りまくりです。
そうした余韻も含め、実に切ない印象をファンの胸に残してくれた PINK CRES. ということになりました。

とても一つや二つの段落で尽くせるとも思えないので、PINK CRES. とは… といった説明を延々と続けることに替えて、本サイトでの関連記事などピックアップしてみます。初お披露目の前(オーディション合格段階の配信動画)から、注目してきたことがわかります。それだけに、いろんな想いが去来するラストライブでした。

2021年6月30日、配信チケット販売サイト(https://www.up-fc.jp/helloproject-stream/)で購入可能だった有料チケットにて、夏焼雅小林ひかる二瓶有加 による3名のダンス&ボーカルユニット PINK CRES. がラストライブを繰り広げました。上記日程以降もしばらくは、購入したチケットでアーカイブを観られたんですが、その期間も、ちょっと前に終了。

この有料配信ラストライブは、無観客で行われました。
PINK CRES. が、M-line のハロコンとも言われている M-line Special のステージに精力的に参加している最中というスケジュール的なこともあり、もちろんコロナ禍対策で様々な産業・業界が不本意な対応に苦慮している最中という社会情勢的なこともあって、仕方のないことだった、それでもラストライブを敢行してくれるだけでも嬉しい…といった声も聞こえるし、個人的にもそう思うんですけど、やっぱり寂しかったですね。

たった今、M-line Special のステージに触れたように、実際、思った通りの興行を100%やれているわけではないとはいえ、それなりに客を入れたライブやイベントが復活しつつあるんですから、ラストライブってことならば、それなりに箱を準備して、それなりの日程を定めて、その上でファンに告知することができないわけじゃなかったとも思うんですけど、(2020年末からメンバーによる申し入れがあったとしながら)よほど急なことだったのかな?とか思って、その意味でも、いろいろ余韻が残っちゃっていたりしませんか、ご同輩。

その無観客ライブは、2年前に踏んだライブハウスからの中継とのことです。
そんなライブ中、無観客のはずなのに、時折、拍手が聞こえます。その拍手は、最初はまばらに小さく聞こえてくるだけでしたけど、ライブが後半へ進むにつれて、次第にはっきりと聞こえてくるようになります。…スタッフさんが、現場に詰めているであろうスタッフさん、(照明・音響や中継の技術系スタッフだけでなく)マネジメントやレコード会社との連絡といった、営業周りの担当スタッフさんたちも含めて、あの配信の現場に居たスタッフさんが、おのずと発した拍手だったんでしょうね。

この、無観客のはずなのに聞こえてくる拍手が、あくまで以下、個人的な印象ですが、切なさを一層高めていたように思うのでした。

第一に、やっぱり(ライブ後半に向けて次第にはっきりとしていったとはいえ)客席からファンが送る喝采に比べて、どうしても乏しくまばらな拍手に聞こえてしまうこと。もちろん、ないよりはあったほうが全然良いと思う向きもあるでしょうけど、個人的には、そのまばらに聞こえる分だけ、本来あって然るべき客席からの大喝采が想起され、それが欠けていることが際立っちゃったのでした。

第二に、そうした拍手を送っているであろうスタッフさんの顔が想像できたこと。
わたくし、これでも PINK CRES. のステージには、それなりに通っておりました。コロナ禍で中止になって払い戻しになった2020年のライブも「赤羽ReNY alpha」の公演に申し込んでたし、その前年の同じ会場のライブにも大汗かきながら参加した思い出があります。だけでなく、記事にこそしてないけれど、各地のレコード店で開催されていたリリイベにも、それなりに通っていて、都度、前説だったり仕切りだったりで出張ってるスタッフさんの顔も見慣れていた次第です。
ですんで、ああ、あのスタッフさんが拍手してるのかなあ…とか思うことから、脳みそが勝手に過去の情景を連想しやがるものだから(こういうのって意志で止められない仕様になってるのは脳みそのバグじゃないかと)いろいろ思い出して、だもんだから一層切ないというわけなのでした。

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さて、そんな具合に、上で「17曲でコンパクトに」と記述したラストライブについては、ページを切り替えて。

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