夏焼雅、その存在感と共に往時の楽曲を蘇らせたカジュアルディナーショー2024 ~Dream Time~

夏焼雅カジュアルディナーショー2024 ~Dream Time~〔承前〕

それなりに余裕をもって設定された時間(受付12:20/食事12:30/ショー14:00)なので、それぞれに食事をしたり、知り合い同士で久しぶりの挨拶をしたり、ベリーズハンマーやペンライトを紫に調整したり、スマホをいじったりする中、会場の照明が落ちてオープニングへ。

夏焼雅 圧倒的な存在感

1曲めはBerryz工房のナンバーから、『ロマンスを語って』。
この曲を終えて、前ページで述べたようにアーティストカクテル関連でひと騒ぎ入れて、「混ぜたほうが美味しいよ♪」と、雅ちゃんが嬉しそうなご挨拶をしてくれて、2曲め、3曲めとステージは続きます。

すでに掲載した概要にあるとおり、2曲めはPINK CRES. のナンバーから『ウワノソラ』で、3曲めは あぁ のナンバーから『FIRST KISS』だったんですけど、しばらく、PINK のナンバーだとか、あぁ の楽曲だとか気がつかなかったんですね。近くにいた顔見知りのベリヲタ知人に、「あれ?これって Berryz工房だっけ?」って確認したくらい。それどころか、一発めの『ロマンスを語って』すら、すぐには、あの『永久の歌』とのカップリングのシングルだったってことが脳裏に浮かんでこないくらいでした。

いや、『ロマンスを語って』も、『ウワノソラ』も、すごく素晴らしかったんですけど、なんと言うべきか、それぞれ “Berryz工房の楽曲だ” とか、”PINK CRES.の楽曲だ” とか、脳がカテゴリーから拾い出して、陳述的に認知する前に、“夏焼雅だ” って印象の方が圧倒的に強烈で。だから、ああ、あの曲だ、とか認識するずっと手前で、わああ~雅ちゃんだあ~… みたいなところで頭の中が一杯になっていたという次第。

… つ、伝わってますか。

セトリはみんなのコメントから

3曲めを終えて、トークしてくれる夏焼さん、ディナーショーのトークで “何を話せば良いか” を、事前にファンのみんなに SNS 経由で聞いていたので、みんなが答えてくれたコメントを元にトークを進めると宣言します。

って、そのまんま自分のスマホをステージに持ってきて、直接、自分のアカウントで SNS 開いてます。「電波が… あ、OK!」なんて言いながら進める雅ちゃん。そんな「みんなからのトークテーマ募集」に従って、昼公演では、次の3つの話題に触れてくれました。

  • セトリ選曲理由
    これもみんなに “どんな曲聴きたい?” って聞いた中から決めた
    みんなが挙げてくれる曲、どれも良い曲ばっかりでさあ、悩んだよ♪
    ロマンスを語って』ってコメントがけっこうたくさんで、意外だったよ
  • 最近食べて美味しかったもの
    コンビニのチーズボール
    より具体的には「セブン」だそうです
    最近、見なくなってるから、みんなも探してみて!とのこと
  • 時効だから初出エピソード
    ラスト武道館で衣装が当日も出来上がってなくて、あんまり怒らない Berryz の姐さんたちが、みんな怒った
    普段は怒らないメンバーも、みんな怒った
    リハ中に衣装さんデザイナーさんスタイリストさん全員で一生懸命ミシンで作業していた
    やっぱりスタッフさんからも(当時)”私と梨沙子がうるさいと思われてた” みたいで、私と梨沙子の衣装だけ先にキラキラが取り付けられてた
    他のメンバーも「わたしのもキラキラつけてくださいよね」とか言ってたよ
    まあ、もう時効ってことで♪

徐々にその存在感は、楽曲へ

こんな具合にコミカルなトークを繰り広げてくれて、それで、客席のこちら側も、ようやく雅ちゃんその人の圧倒的な存在感から、少しずつ楽曲へと注意を向けることが可能になります。

ハロプロの楽曲だけでなく、こんな機会だからと、カバー曲にもチャレンジしたとは夏焼さん。4曲めから6曲めまで、『マリーゴールド』(あいみょん)、『ORION』(中島美嘉)、『真夜中のドア〜stay with me』と、3曲を披露してくれます。

個人的には、元つばきファクトリーの小片リサさんがカバーした『真夜中のドア〜stay with me』を、雅ちゃんが歌ってくれたことが嬉しくて、アップフロントを退所して次の展開に向けて歩み出した小片さんへ、ずっと親交があった雅ちゃんがエールを送ってくれているのかな…ってのは、勝手に深読みしすぎかもしれませんけど、やっぱり歌の凄みが再認識できたのは間違いないところ。

いえ、まずもって中島美嘉さんの『ORION』が圧巻だったのです。
さすが、小さい頃から叩きこまれ、そんな中で “歌姫” とされてきた夏焼さん、『ORION』の歌唱が圧倒的です。素晴らしかった。… で、そんな雅ちゃんが歌ってくれるからこそ、『真夜中のドア〜stay with me』もまた、非常に聴き応えがあった次第ですが、かえって、雅ちゃんの歌が重厚で素晴らしいからこそ、それとの比較で、小片さんの歌もまた、独特の透明感で、すっきりと歌っていたことがわかるってわけです。あくまで個人的にですけど、その意味で、実り多い場面となりました。

カバー曲パートを終えて、軽くグッズの紹介などを挟んで、あぁ の楽曲から Buono! へ(『うらはら』Buono!/『正夢』あぁ/『カタオモイ。』Buono!)。改めて、良い曲ですよね。

熊井ちゃんのディナーショー(参考|「熊井友理奈、続けることの想いも込めて、31歳で31曲を歌うカジュアルディナーショー2024~Enjoy 31 Flavors♪~」)でも強く感じることだけど、こうやって、いわば “懐かしい” 曲を、繰り返し、繰り返し、ステージで蘇らせてくれることで、改めて、あたりまえのように当時も聴いていた楽曲が、ほんまに良い曲であることが実感できますね。記憶補正や体験補正があるのかも知れませんが、Buono! の曲って、ほんと良い曲です。

少しのトーク(「やっとほぐれて来た 自信ないんですよ私」)と、重大なお知らせ(「来年、Berryz3人でデイナーショーやるよ!」)を挟んで、Berryz楽曲(『ガキ大将』)と、なんと松浦亜弥さんの楽曲(『LOVE涙色』)を披露してくれて、本編は終了です。

アンコールでは、この段階でバンドメンバーを紹介したりして、最後に Berryz工房から『単純すぎなの私…』を歌ってくれます。上に、Buono! 楽曲やカバー曲について、素晴らしかった旨(それは夏焼さんの歌唱も素晴らしければ、楽曲そのものが素晴らしいことも含めて)述べてきましたけど、やっぱり Berryz工房の曲って… … 沁みますね。

大盛り上がりの代表曲… ってわけじゃない『単純すぎなの私…』であってすら…
ええ、改めて “ベリヲタでよかった” というフレーズの深さを噛みしめています。

ゴージャスで美しいお姫様 夏焼雅

最期はポラロイド撮影でお見送りです。
わたくし、客席の席次の都合で、かなり最終に近い順番になったんですけど、だから、延々と参加者さんとの2ショット対応を続けてきた夏焼さんは、かなりお疲れだったんじゃないかと思うんですけど、でも、雅ちゃんは、明るく、朗らかに、嬉しそうに、迎えてくれました。

これまた、何度か投稿した記事で繰り返したことですが、夏焼雅さんが嬉しそうに笑っていると、ほんとに安心しますよね。

実は、Berryz工房が活動していた頃から、雅ちゃんがとても美しくて、ゴージャスで華やかすぎて、リリースイベントなどで雅ちゃんの前に流れて行くと、めっちゃ緊張していました、わたくし。久しぶりのソロのステージで緊張していたという夏焼さんは、あの頃と比べてすっかり大人になり、そして、さらにさらに美しくなっていました。そんな美しすぎる雅ちゃんと写真を撮ることができて、あの頃の自分からしたら夢のようです。

ありがとう、夏焼さん。
とても楽しかったし、雅ちゃん、可愛かったし… …美しかったです。

(文=kogonil)

PINK CRES. 関連

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